■使用方法
戦闘中、1ターン目の後攻以降、通常通りに恩寵を使用した際、恩寵の判定ボーナスに追加して恩寵の対象となったキャラクターを「恩寵状態」にすることができます。
また、行為判定以外の場面においても、任意のタイミングでロールプレイを行って恩寵を消費することで、「恩寵状態」を発動することができます。
「恩寵状態」を使用することを宣言した場合、恩寵時の行為判定が失敗しても、恩寵は必ず消費されます。
なお、恩寵状態は魔剣共鳴と同時に使用することができます。

■効果
恩寵状態になった者は、最初に訪れる「恩寵状態になった者の手番終了時点」まで、「恩寵使用者」の最もレベルの高い技能（戦士系or魔法使い系のみ考慮）に応じた能力を得ます。
（例:PC1(ファイター)がPC2(シューター)を恩寵状態に移行させた場合、PC2はファイターの恩寵状態を得ます。）
最もレベルの高い技能が複数ある場合、いずれかの能力を1つ選択してを獲得します。
恩寵状態は重ね掛けすることが可能です。

○ファイター

【完全防御】自身と同じ座標にいるキャラクターを1人まで選んでもよい。自身及び選ばれたキャラクターはあらゆるダメージを無効化する。
（命中判定に対しては、回避力判定を行った後、適用ダメージを無効化する。抵抗力判定に対しては、抵抗力判定を行った後、適用ダメージを無効化する。つまり、攻撃に付随する追加効果は受けうる。）

○グラップラー

【鬼神拳】自身の行う威力表によるダメージ決定時、威力を「30」追加する。（威力上限は100）

○バトルダンサー

【千変万化】宣言特技の宣言回数が無制限になる。加えて、習得条件を満たしている宣言特技を一つ使用可能になる。

○フェンサー

【閃刃】ダメージ決定を行うとき、任意の出目を「8」にすることができる。この効果は1回のダメージ決定にあたり1度まで使用できる。

○シューター

【心眼】自身にかかっている不利な効果を一切受けずに行動判定を行うことができ、かつ、すべての行動判定を2回ずつ行い、任意の結果を採用することができる。

○ソーサラー

【魔力覚醒】自身の魔力を「10」増加する。ただし、この効果を受けて発動する魔法はダメージ以外の効果を発揮しない。加えて、魔法の威力表のC値を「-1」する。この効果でC値は「7」以下にはならない。

○コンジャラー

【天命】主動作を1回追加する。加えて、自身から10m以内のキャラクター（複数部位のキャラクターは1部位のみ）を指定する（視界が通っていなくても指定できる）。そのキャラクター（部位）の次の手番の主動作を1回減らす。

○プリースト

【聖域】発動時、30秒以内に気絶・欠損・死亡した味方キャラクターをすべてHP1で復活させる。この時穢れは生じない。また、復活したキャラクターは自動的に転倒から復帰する。
自身が使用するあらゆる回復効果の回復量を「20」点追加する。

○マギテック

【魔改造】冒険者レベルまでの真語魔法、操霊魔法、深智魔法を使用できる。魔力は魔動機術の魔力もしくは「冒険者レベル」点を使用する。

○フェアリーテイマー

【輪舞】ノーコストで複数体の妖精を召喚することができる。この時召喚する妖精は、自身が契約している属性の妖精に限られ、その合計レベルが自身の「冒険者レベル＋3」レベル以下でなければならない。
この効果で召喚したそれぞれの妖精に対しては、通常の妖精への命令とは別に、1ターンに1回ずつ命令することができる。
この効果で召喚した妖精は10秒後もしくは各妖精の手番を終えた直後にそれぞれ召喚解除される。

○ドルイド

【神威】すべての魔法の消費MPを「0」にする。

○デーモンルーラー

【魔性】「抵抗：消滅」「抵抗：半減」「抵抗：短縮」の魔法を「抵抗：必中」（達成値の比べ合いがあるものは比べ合い不要）として使用してもよい。ただし、その際の魔力は0とする。また、自身が使役する魔神の行動を魔神行動表からダイスを振らずに指定できる。