身長185cm、体重100kg、灰色の髪に蒼眼。右頬に古傷がある。皮膚はシャドウらしからぬ焦げ茶。（本人曰く日焼け）
引き締まった肉体とカスロット豪砂拳バタス派の武術を武器に肉弾戦を展開する駆け出しの冒険者。誰にも負けない強さを求めており自分より格上の相手だろうと戦いを挑む好戦的な性格から”蟷螂の斧”と言う二つ名で呼ばれている。問題行動が多いがその反面、弱者に対して乱暴をせず紳士的に接するほか、冒険者ギルドに加入しているため消耗品の補充などに必要な最低限の依頼料しか受け取らない姿が多く見られ、カスロット砂漠周辺の住民からは意外と好印象である。

ヴァグランツの両親の下に生まれブルライト全域を旅し、様々な武術を経験した。その中でもカスロット砂漠で会った少数民族ヤドラ族の使う己の拳だけを武器とする豪砂拳に強く惹かれた。しかしヤドラ族は排他的な民族のため直接教えを請うことは出来なかった。そこで成人後『最強』を目指すことを条件に両親から離れ豪砂拳の一部を受け継ぐバタス派の道場に入門し武術・練技・秘伝の厳しい鍛錬に打ち込み、ついに豪砂拳の一部を習得することに成功した。

武術の習得後は、ブルライト地方をアテもなく蛮族を拳一つで倒しながら放浪していた。それを偶々通りかかった冒険者パーティーに見られ、ギルドに入ることを勧められる。最初は話に消極的だったが、蛮族や魔物などの強い相手に出会える可能性があると知るや掌を返し冒険者になる決意を固めた。

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