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レベル：親友

経歴

※バルバロスブック、蛮族生まれ表より

冒険者になった理由：ボクは冒険者にはならない

名前

カルラ。
この名前は、母親によってつけられた名前のようだ。

《コネクション「親友」による追記》
ウィークリングである彼は、通常蛮族にとって汚点でしかない。
その彼に名を与えるというのは、極めて例外中の例外である。
彼の母親は、カルラという名前を授けたようだが
遠い、はるか東の地では神に連なる名前であり
その神は大空を支配する、空の神であったという。

───空を飛べぬ彼にその名を授けたのは、運命か、それとも皮肉だったのか
いまではそれを知るすべはない。

容姿

闇のような黒髪を、ところどころ跳ねさせた青年。
後ろの髪は束ねており、三つ編みのようにしてまとめている。
背中には小さく、純白の小さな羽が生えているが、普段はそれがばれないように
「リトルウィング」を装備することで隠している。
薄い、緑色の目をしており、仏頂面をしていることが多い。

身長は167㎝、体重は57㎏。
珍しいガルーダのウィークリングであり、かなり華奢な体つきである。
ウィークリングの中では、かなり鍛え抜かれてはいるが
蛮族と比べたら当然か弱い。
長い年月の間、逃亡生活を過ごしてきたため肉体的には頑健である。

《コネクション「親友」による追記》
母親は、漆黒の2対の翼を生やしていたという。
生まれついて父はいないが、その目の色は父親譲りで
本人曰く「似ているらしい」そうだ。

性格

冷静沈着。常に一歩引いたところで周りを見渡す。
他者とかかわろうとせず、一人でいることを好む。
必要なことを、必要なだけするタイプの人間であり、
積極的に物事にはかかわろうとはしない。

ただ、年相応に怒りや悲しみの感情に流されることもあり
特にウィークリングに対しての暴言(モヤシ野郎、出来損ないなど）には
苛烈に反応することもある。

一人称は「ボク」

《コネクション「親友」による追記》
冒険者たちと出会い、妖精郷での一件を過ごしたことにより
冒険者たちを信用するようになった。
以前は仏頂面でいることがほとんどであったが、
最近は笑顔や、恥ずかしがる表情なども見せるようになる。

好きな事

本を読むこと（ただし、難しい字は読めない）
武器の手入れ
毛づくろい（羽）

《コネクション「親友」による追記》
時折彼が、一人で本を読んでいるところを見ることができる。
大抵読んでいるのは子ども向けの読みやすい本であるが
とても楽し気に読んでいる。
その瞬間だけは、無防備な彼の横顔を拝むことができるだろう。

嫌いな事

寒い場所
ウィークリングを馬鹿にする罵声
妖精王メイヴ

《コネクション「親友」による追記》
ウィークリングを馬鹿にするような発言には、珍しく顔を赤くして激怒する。
また、寒い場所が苦手のようで、肉体的だけでなく、精神的にも
寒い場所は堪えるらしい。

妖精王メイヴには恨みを抱えているようで
彼曰く「次に会ったら絶対に許さない」とのこと。

人間関係

家族

ウィンディ

実の母親、10年以上前に死亡しており、すでに故人である。

《コネクション「親友」による追記》
もともと排他的かつ孤高の種族であるガルーダ族の中でも
異色のガルーダだったという。
2対4枚の羽根を持ち、その黒い羽から発生する風によって、破壊的な暴風を引き起こすことができたという。
ブルライト地方北部の蛮族領に広大な領地を持っていたが、とある冒険者たちに討伐された。
別名“地吹雪のウィンディ”

冒険者たち

特定の人間、または蛮族には特別な感情を向けているようだ。
●表に出ている感情
◯裏に抱えている感情

ブレイザ・エズマイアス

・抱いている感情
　●感服
　◯劣等感

驚異的な戦闘技術と、そのタフネスさに感服の感情を抱いている。
戦いにおいては非常に信頼しており、頼もしい仲間だと感じているようだ。
反面、蛮族の身でありながら、ドワーフの少女よりも劣る自分自身に
強い劣等感を抱いてもいる。

《コネクション「親友」による追記》
彼女にかけられた「戦友」という言葉は、彼にとって特別な言葉でもある。
初めて人にかけられた言葉にして、初めて抱いた「戦いの友」という感情。
彼は君に対して、強い敬意を抱きつつある。

めい

・抱いている感情
　●好意
　◯嫉妬

今までにあった人族の中でも、最も好意的に接してくれたのがめいである。
故に、強い好意の感情を抱いており、次第に好意を超えた感情になりつつあるが、彼はまだ気が付いていない。
反面、自身と同じような戦闘スタイルでありながら、圧倒的なその強さに
嫉妬心を抱いているようだ。

《コネクション「親友」による追記》
メイヴの精神攻撃により、幼児退行している際の記憶も保持しているのだが
ジンの魔法によって空を飛んだ時のめいの楽しそうな姿も覚えている。
人とこんな風に笑いあえる日が来るとは思っていなかった彼は、君に対して特別な感情を抱くきっかけになるだろう。

ジュリアグラフィナ・アンダルシア

・抱いている感情
　●信頼
　◯不安

パーティー内でも、最も冷静に物事を見、判断できる人物であると信頼している。
戦闘においても、ジュリアの射撃の腕には感心しており、信頼に足るものであると考えているようだ。
反面、このパーティーの根幹たりうる人物であるがゆえに、大きく揺さぶりかねない人物とも見ており
彼女の心が、体が砕けることが無いようにと願っている。

《コネクション「親友」による追記》
カスロット大渓谷の闇の中で、自身が蛮族だからという理由で身を引こうとしたとき
引き留め、食事をふるまってくれた時のことを思い出す。
あれほど暖かく、あれほどおいしかった食事はないと、当時の記憶を心に刻んでいる。

エアル

・抱いている感情
　●友情
　◯恥辱

人族の神官に、まさか退治されることもなく、こうしてともに歩めていることを奇跡だと感じている。
これまでに何度も攻撃の対象となることはあったが、友として歩めるうれしさをエアルには抱いている。
反面、こうしてともに歩むことを心のどこかで恐れてもおり
いつか切り捨てられるのでは、きっと誰にも理解されない、と
君のことを心のどこかで信じれず、また疑っている自分自身が恥ずかしいと感じている。

《コネクション「親友」による追記》
メイヴの攻撃によって幼児退行している間に、多大な迷惑をかけたことを深く悔いている。
というか、お願いだから忘れてほしい……特に、友情を感じている君に対して
このことをとても恥ずかしく思っており、顔があげられないでいる。

リルル

・抱いている感情
　●不信感
　◯親近感

同じ蛮族であるがゆえに、すんなりと冒険者たちの提案を受け入れ、人族の側に立つ彼女に強い不信感を覚えている。
言動や行動もうさん臭く感じており、いずれ裏切り冒険者たちを危険な目に陥れるのではと危惧している。
反面、自身と境遇が似ており、何より同じ蛮族でありながら、ともに人と歩む仲間という
意識が芽生えつつある。

《コネクション「親友」による追記》
まだあまり彼女のことを信じてはいないが、彼女のことをどこか憎めずにおり
次第に心を許し、共に歩む仲間として見始めている。
また、彼女の持つ絵本（漫画）を通じて、簡単な交易共通語を教えてもらっており
次第に親しい間柄になりつつあるようだ。

過去

《コネクション「親友」による追記》
詳細は[幕間：始まりと終わりの記憶1・Ⅱ・Ⅲ]を参照。

ブルライト地方、北方の蛮族領を収めていたガルーラ族、“地吹雪のウィンディ”の下に生まれる。
しかし、その子どもは生まれつき穢れの少ない、ウィークリングとして生まれ落ちた。
ガルーダ族はプライドが高く、特にウィンディは他の蛮族と肩を並べぬことも許さないほどの
高いプライドと、それを実現可能にする強力な力を持った、蛮族の一人であった。
当然、生まれてきた我が子を殺すことを考えるも、同時に自信を超える蛮族に成長させ
周りの蛮族どもを支配できるほどの人物に育て上げ、周りのものとは一線を画そうと計画する。
当初はただの余興、飽きてしまったら殺せばいいと考えていたようだが
1年、2年と月日が経つにつれ、少しずつだが情が湧き、しだいに「愛」と呼べる感情を抱き始める。

死なない程度に面倒を見てやり
空腹で彼が木の実を取ろうと木に登るなら、風を吹かせ木の実を落とし
教養をつけさせるため、手の届くところに本を置き。

近づきすぎず、離れすぎない生活を送ること5年。
ある日訪れた、4人組の冒険者たちにより、彼女は殺害される。

死の直前、彼女は彼の名前を呼んだそうだが
そのとき、彼女が何を思い、何を語ろうとしたのか、今では知る由もない。

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