容姿・経歴・その他メモ

【経歴】
奥酒場に突然やってきた色白の人族（角無しのナイトメア）。
礼儀も正しくて人当たりが良く、面倒ごとも進んで引き受けるような好青年。
しかし、戦闘や喧嘩になると、狂気的な笑みを浮かべてバフも受けずに先陣を切るような戦闘狂。
だが……誰も彼の本性は、知らない。

【裏・経歴】
彼はそれなりに大きな規模を誇る山村の、ごく普通の家庭に生まれたナイトメアだ。
未熟児として生まれた彼は、幸運なことに角が小さく母体に殆ど傷をつけずに生まれた。
それ故に母からも父からも愛情を受けてすくすくと育ち、ナイトメアとしてかなり幸運な幼少期を過ごしていた。
……しかし、彼にとってソレは苦痛でしかなかった。
生まれついての人でなしであり、人間嫌いの彼にとってこの状況は地獄そのものだった
「人を傷つけてはダメ」「無暗に暴力を振るってはダメ」「人に好かれる人になりなさい」
ごく普通の、常識という最低限のマナー。
ソレは彼にとって、自分を罰する楔のように感じられた。
「人を殺したい」「暴力こそ最高の言語」「生物なんざ存在するのも煩わしい」
生まれた時から宿業を、最初からぶっ壊れていた彼の精神は、年を重ねることに矛盾とエラーを積み重ね――15の誕生日目前で爆発した。

……生家を、村ごと焼き払ったのだ。

人を殺す快楽、人々の心地の良い悲鳴、蛮族との心が躍る死闘。
人間なら恐怖しか感じない鉄火場を生み出し、その中で絶頂を感じながら狂い嗤う彼は
――あぁ……俺は、どうしようもないなぁ
全てを、諦めた。
【理性を備える人】としての面と【獣性を備える人】としての面。
二つの顔を持つ彼は、以下に自分の人生が終っているかを察してしまったのだ。
強大すぎる二面性から生み出される矛盾性の果てを……
「普通に生きたい」「普通に生きたくない」
「死にたい」「死にたくない」
「暴力を振るいたい」「暴力を振りたくない」
「人は素晴らしい」「人は無価値だ」
「人を信じたい」「人を信じられない」
常に心が二つに割れている。
そこから生み出されるは【底なしの奈落】
ゆえに彼は・・・こう名乗るのだ――――【abisu】と

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