容姿・経歴・その他メモ

【経歴表】
■純潔である
■魔物を倒したことがある
■まだ恋をしたことがない
【ヴァグランツになった理由】
■最強の意味を知るため


カフカは、魔動機文明時代に最強のルーンフォークを目指して作られた。彼の前身に何号もの型がおり、代を重ねるごとに完成に近づいていた。
カフカは、心身ともに最強の戦闘マシーンになるはずだった。


彼にとっての不幸は、大破局に端を発する。起動の直前に施設は破壊され、カフカの稼働は断念された。
それでもジェネレーターは残っており、およそ300年の時を経てカフカは目覚める。
結果、生まれ落ちた時から最強であったはずの肉体は経年劣化により下級妖魔程度しか倒せない程度にまで弱ってしまっていたが、最強を備える精神は残ったままだった。今弱くとも、最強を目指し覇道を歩む…その覚悟で動き出す。


だが、カフカに欠陥が出てしまったのは肉体だけではなかった。厳密に言うと欠陥ではないのかもしれない、ルーンフォーク以外の人族には…否、ほぼすべての生命体に当たり前のように備わっている本能が、カフカにも芽生えていた。
子孫を残したい。最強の名を後世にまで残したい。遺伝子を継がせたい。
そんな考えが、強くなりたい欲求に負けず劣らず膨らんでくる。
この本能は、もしかしたらカフカを作った研究者たちが意図的につけたものかもしれない。強さとは、求道とは、完成がない。真の意味で"最強"を目指すには、永遠の時を重ねる必要があるのだから。


だがしかし、カフカは苦悩する。埋め込まれていたのは本能と方法だけで、それを成すための心の機微を擽るやり方などひとつもデータがない。そのくせ、一丁前の理性は備わっているので本能を抑え込む必要性も理解している故に、抗わなければならない。
純潔で初心、女性免疫のなさ。童貞。強さへの渇望。生殖本能。
様々な葛藤に苛まれながらも、強靭な心身でカフカは最強を目指す。女性に対する圧倒的な免疫不足も、鍛錬によって克服できると信じながら。

セッション履歴

収支履歴