容姿・経歴・その他メモ

少女のような容姿のソーサラー。「ルーイ」と呼ばれる。
裕福とは言えないが、それなりの、ごく一般的な村の家庭に一人っ子として生まれる。

気弱な性格ではあるが、高い魔力敵性を隣街の神官に認められ、少年期を神殿で過ごし、神のおしえを学ぶ。
数年経ち、12歳のある日、故郷の村は蛮族と結託した山賊によって略奪、破壊された。ルイスは神殿を飛び出し、村に向かったが、いまだ燃え続ける瓦礫があるだけで、両親の姿はどこにもなかった。

心に傷を負い、両親を失ったルイスは神殿を出て、神官の計らいで裕福なエルフの商家ラルジャス家に引き取られる。
養父、養母は心を閉ざし、毎日のように邸宅を抜け出しては野山で触媒を集め、袖を濡らして帰ってくるルイスを許し、同じ歳の娘アイリスミレイユと同様に愛した。ルイスは娘に恋心を芽生えさせる。

それから数年、15歳になり、ルイスとアイリスミレイユは（半ば隠しきれていなかったが）密かに愛し合っていたが、
いまの"家族"に感謝しながらも、本当の家族である両親はきっとどこかで生きているはずだという考えが捨てきれずに悶々としてたルイスの背中を押す形で、アイリスは冒険者という選択肢を示す。ルイスは必ず帰ってくることを誓い、旅立った。

「ルイス・バウエル。……いちおう、魔法がつかえます。いちおう」
「え……ぼくに声かけてるの……？男だよ……？」
「あっ、ま、まって！それはぼくの手紙だ！かえせよ！」
「両親を捜してるんだ。……生き別れってやつ。……違う、きっと生きてる」
「む……ちょっと待って、たぶんあれ触媒だ、とってくる」
「魔法はたしかに偉大なものだと思うよ。……ただ、使える人が威張り腐るのはだめだと思う」
「逆境は恩寵……え？何言って……う、うん……」

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