容姿・経歴・その他メモ

「その棺桶に触れるな。命が惜しければな」
「お前たちと慣れ合うつもりはない」

　ナイトメアの魔法剣士。眉目秀麗だがどこか影がある。
　鎖で縛られた棺桶を引きずっている。その棺桶の中からは、時おりうめき声らしき音が聞こえてくる。
　クールというより、陰鬱な性格。いつも思いつめたような表情をしている。口数も少なく、自分のことはほとんど話さない。１年ほど前までは、陽気で心優しい性格だったという。

　かつては故郷の村に愛する妻・コフィーナを置いて、フィールドワーク系の学者のアシスタントして旅をする生活を送っていた。
　１年前、長い旅から帰った彼が見たものは、蛮族の襲撃で全滅した村と、殺されてアンデッド（レブナント）となった妻の変わり果てた姿だった。レブナントとなって自分を襲う妻を、彼は倒すことができなかった。
　――倒すことができないなら、救う方法を探すしかない。
　彼は妻を拘束して棺桶に入れ、ともにランドール地方ラーズソンを目指すことにした。その地で語られる、【願いをかなえる剣】の噂を耳にしたからだ。アンデッド化した妻に、再び魂を取り戻す方法があるとしたら、それしかない。

※棺桶は冒険中は邪魔なので、ラーズソンに一軒家を借りて、そこの地下室に安置している。たったひとりの信頼できる友人・商人マブダチェフ（妻の兄にあたる）が定期的に状態を確認してくれる。

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