容姿・経歴・その他メモ

＿＿【ハイマン】
『神々が眠りについた後、人族が最初に興した文明。古代魔法文明の生き残り』
『寿命の代わりに強大な魔力を得た、儚くも美しい存在』
『謎多き異界の穴、奈落の秘密を握る』
『その神秘の魅力は魔術よりも魔術的』etc……

「好き勝手言うなぁ」
創作に使いやすいのは分かるけど、イメージで種族名が広まってるのにはタチが悪いの一言だ。
関わりがない希少種族ほど偏見が強くなるのは当然としても、あまりにひどい。

だいたい私の人生、生まれのせいでうまくいかないことばっかりだ。

私は魔動機が好きだったのに、家系だなんだって操霊術をやらされたのも。
そのあとユーシズの学校に入って、せっかく飛び級までしたのにイジメられて行かなくなったのも。
……成人のお祝いでママと大喧嘩して家を飛び出したのも。

「思い出したらまた腹立ってきた……ハイマンめ……魔法文明め……あとは、あー……奈落め！」
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空色の瞳と髪をもつ小柄な少女。
生まれはコロロポッカの森近くの村落だが、現在はユーシズ魔導公国からの留学生という形で知識の剣に籍を置いている。
彼女は希少なハイマンだ。休学していた彼女に学校側が気を遣って環境を変えてくれたのだろう。

彼女は今までもその極めて希少な種族ゆえ、偏見による苦しい思いをしてきた経験がある。

……と本人は思っている。
それが実際偏見だったかは問題ではない。
たとえ、彼女の言うイジメが単に希少種への好奇心による質問責めや、彼女だけでなくほとんどの女子を対象にした揶揄いの一端だったとしても。
たとえ、無視されたのが単に声が小さかっただけだとしても。

事実半分、他責思考半分だったとしても。彼女は嫌な思いをしたのだから。
メンがヘラって、ちょっと深めのリスカまでしたのだから。

彼女は今日も生まれの特権に甘んじながら、生まれに文句を垂れている。

【ランダム経歴表】
A：大失恋をしたことがある
B：大ゲンカしたことがある
C：自殺を試みたことがある
冒険に出た理由：奈落を滅ぼすため

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