ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ブラキディオス - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
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ブラキディオス

分類:未分類
知能
人間並み
知覚
五感(暗視)
反応
敵対的
言語
ドラゴン語
生息地
さまざま
知名度/弱点値
16/20
弱点
水・氷属性ダメージ+3点
先制値
17
移動速度
20
生命抵抗力
13 (20)
精神抵抗力
12 (19)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
11 (18) 2d6+14 13 (20) 8 150 30
13 (20) 2d6+11 10 (17) 10 200 20
尻尾 12 (19) 2d6+13 11 (18) 11 100 20
部位数
3頭/腕/尻尾
コア部位
なし

特殊能力

●全身

[常]砕竜

火属性によるダメージを受けず、火属性による不利な効果を一切受けません。
また、このキャラクターの攻撃は、任意のキャラクターを除外することが出来ます。

[常]飛び散る粘菌

このキャラクターに対して近接攻撃を行ったキャラクターは、以下のうちいずれかの判定を行います。
・1d6を振り、2以下が出る。
・危険感知判定(18)に失敗
・回避判定(17)に失敗
選んだ判定の結果、条件を満たしてしまった場合『粘菌やられ』状態になります。
1d6で6,又は判定の目標値に対し+3以上の達成値で成功した場合、PC達は「なぞの粘菌(200G/赤A)」を1つ獲得します。この獲得効果は5回まで発生します。

[常]怒り

このキャラクターのHPが初期値の半分以下になった場合、『粘菌やられ』を与える全ての攻撃は、対象に粘菌やられを与える代わりに、即時起爆による追加確定ダメージ「5」点を直ぐに与えるようになります。

[常]粘菌やられ

『○粘菌』を持つ部位による近接攻撃を受けたキャラクターが『粘菌やられ』状態でなかった場合、対象は『粘菌やられ』状態になります。
『粘菌やられ』状態のキャラクターが『○粘菌』を持つ部位による攻撃を受けた場合、又は『飛び散る粘菌』の効果を受け条件を満たしてしまった場合、粘菌が起爆し、通常のダメージに加えて「5」点の確定ダメージを追加で受けます。この効果が一度でも発生したら、対象の『粘菌やられ』状態は解除されます。(後者の場合は、その後に飛び散る粘菌の効果で粘菌やられが付与されます)
また、この状態異常は『病気属性』を回復する効果で解除することが出来ます。
或いは、1Rに1回、補助動作で「冒険者+器用or敏捷(目標値:20)」を成功させることで、解除することが出来ます。

●頭

[常]粘菌
[補]咆哮/17(固定値)/精神抵抗力/消滅

咆哮を轟かせ、対象を委縮させます。
1Rの間、PC側全ての判定に-1の修正を与えます。
この効果は1Rに1度しか使用できず、連続した手番には使用できません。

[主]粘菌爆破【拡散型】/19(固定値)/生命抵抗力/半減

周辺の粘菌を一斉起爆します。
「射程:自身」「対象:1エリア(9m)/全て」で「2d6+15」点の魔法ダメージを与えます。
この攻撃は、任意のキャラクターを除外することが出来ます。
この攻撃は連続した手番には使用できず、『○怒り』の効果が適用されている場合にのみ使用可能となります。

[主]粘菌爆破【前方型】/19(固定値)/生命抵抗力/半減

前方の粘菌を一斉起爆します。
「射程/形状:2(20m)/貫通」で対象に「2d6+15」点の魔法ダメージを与えます。
この攻撃は、任意のキャラクターを除外することが出来ます。
この攻撃は連続した手番には使用できず、『○怒り』の効果が適用されている場合にのみ使用可能となります。

●腕

[常]粘菌
[常]剛腕

[部位:腕]のHPが0以下になっても、『>2回攻撃・双撃』のみが使用可能な状態で行動します。

[常]攻撃障害=+2

大きさが攻撃を妨げます。
[部位:頭]と[部位:尻尾]は近接攻撃・遠隔攻撃に対する回避判定に+2修正を受けます。[部位:胴体]のHPが0以下になった場合、この効果は失われます。

[主]2回攻撃・双撃

剛腕で連続攻撃を行います。
1回目の攻撃の結果を確認してから、2回目の攻撃を、同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶことが出来ます。

[主]連続叩きつけ爆破

剛腕を何度も叩きつけながら攻撃を行います。
近接攻撃を5回まで行います。ただしその際、同じ対象は2度までしか狙うことが出来ません。
この攻撃は、連続した手番には使用できません。

[主]ダイナミック田植え/回避力(20固定)(消滅)or生命抵抗力(18固定/半減)

前方に飛び掛かり、巨大な爆発と共に対象を殴りつけます。
「射程/形状:2(20m)/起点指定」で「対象:1エリア(5m)/全て」に「2d6+15」点の物理ダメージと、「10」点の魔法ダメージを与えます。
この攻撃は、通常移動可能な場所のみ対象とすることができます。
この効果の発動後、対象となった地点へ強制的に移動します。
また、連続した手番には使用できず、『○怒り』が適用されている場合にのみ使用可能となります。

●尻尾

[常]部位破壊

他の何れかの部位のHPが1以上の状態で、斬撃武器による攻撃でこの部位のHPが0以下になった場合、PC達は『砕竜の尻尾(1200G/赤S)』を1つ獲得します。
この効果は1度だけ発動します。

[宣]テイルスイープ

5体までを対象に近接攻撃を行います。この攻撃は連続した手番には使用できません。

戦利品

2~5
砕竜の甲殻(600G/赤A)
6~12
砕竜の黒曜甲(1000G/赤金S)
13~
砕竜の宝玉(4000G/赤金S)

解説

ある時期を境に存在を知られるようになった、獣竜種に属する大型モンスター。
黒曜石を含有する光沢を持つ群青色の外殻と大きく発達した前脚、
そして角のように突き出た頭殻が特徴。
発見されてからまだ比較的日が浅いため未だ生態に関する謎は多く、
各ギルドでは専門の研究チームを設けて積極的な研究を実施している。
全長だけで見ると大型モンスターとしては長大とは言えないが、
太く頑丈に発達した前脚や頭殻から体格自体はかなり大柄な部類に入り、
体高などを含めた全体的なサイズでは並みの大型飛竜を上回る。
性格は非常に獰猛で、重傷を負い動けなくなった相手に対しても追撃の手を緩めないほど攻撃的。
その攻撃性の標的となったものは徹底的に破壊し尽くされる事となるため、
ハンターズギルドからは《砕竜》とも呼ばれている。
肉食性で、リノプロスやポポ、アプトノスなどを主な獲物としているが、
食糧を求めて他の大型モンスターの縄張りに我が物顔で足を踏み入れることも多く、
さらにはその力で以ってテリトリーの主を討ち倒してしまうことすらある。
このような獰猛性からか、自他のテリトリーに頓着せず各地を転々としているらしく、
火山地帯のほか、孤島や樹海、また凍土や氷海といった極寒地帯への進出も確認されている。
新大陸古龍調査団が調査を続けている新大陸においても発見報告が存在し、
主に龍結晶の地の洞窟や深層の火山地帯、導きの地の溶岩地帯を縄張りとしている。
前述の通り、前脚の発達が著しいが、その進化の方針は他の竜とは大きく異なり、
「翼」や「歩脚」としてではなく、鉄柱のような形状の「腕」として進化・発達している。
その腕の下部には二本の長い爪が畳まれているが、これを展開して武器として振るうような事は無く、
むしろ腕そのものを振り回し、殴りつける攻撃を得意とする。
「引っ掻く」「切り裂く」ではなく「殴る」という行為に特化している点も、竜にしては非常に珍しい。
自分を拘束しようとする他種の大型モンスターを強引に振りほどくなど、
単純なパワーだけを見ても相当な実力を誇る。
それに加えて獣竜種らしく脚力も発達しており、大型モンスターの中では比較的俊敏。
地面を殴りつけた反動で大きく移動する、跳躍して一気に距離を詰めるなど、
陸戦に長ける獣竜種の中でもとりわけ軽快な動きで獲物を瞬く間に追い込んでいく。
前述のように、前肢ばかりに目が行きがちであるが、棍棒のような形状の尻尾も特徴的であり、
戦棍の如きそれは、一撃で巨岩を砕く程の凶悪な威力を持つ。
最大の特徴は腕や頭殻、舌先端部に見られる緑色のゲル状の物質。
これの正体はブラキディオス本体と共生関係にある一種の粘菌であり、
基本的にブラキディオスの全身はこの粘菌に覆われている。
大部分はそれを視認できない程度に薄らと纏っているだけだが、
頭殻や腕の空洞には集中的且つ大量に蓄えられており、平常時はそれらの部位が緑色に輝いて見える。
この粘菌は獲物や地形に付着すると徐々に緑から黄色へ、黄色から赤へと変色していき、
最終的には爆発を引き起こすという危険な性質を有する。
これによりブラキディオスの前脚による攻撃は、打撃と時間差爆撃の二段構えとなっている。
爆発の威力は頑強な甲殻を備えた大型モンスターを数発で瀕死に追い込むほどであり、
巻き込まれれば重装備のハンターであろうと命の保証は無い。
また強い衝撃を加えられると即座に爆裂する場合もあり、
ブラキディオスを狩猟する際にはこの粘菌への対策が必須となる。
ブラキディオスの唾液にはこの粘菌を活性化させる成分が含まれており、
交戦中に隙を見つけては腕を舐めまわして粘菌を活性化させ、それから殴りかかる。
ブラキディオスが興奮すると唾液に含まれる成分が気化し、
それに反応して全身の粘菌も活性化するため、身体の至るところが黄色く変色する。
活性化した粘菌は、地面を殴りつけた瞬間に生じる衝撃にも反応して即爆発を引き起こすようになり、
それによって興奮状態となったブラキディオスの猛攻は破壊力と攻撃範囲が劇的に強化される。
さらには頭角を地面に突き立てることで粘菌を地表や地下に送り込み、
離れた場所や一定の範囲を爆破することも可能。
このような攻撃も興奮時には爆発までのスパンが早まるため、危険性が大きく増す。
ちなみに粘菌は爆発により胞子をばらまいて生息域を拡大し、
胞子としてばらまかれた後はブラキディオスに触れるまで休眠状態となる性質を持っている。
そのブラキディオスありきの生態から両者の関係性の濃密さが見て取れる。
大型モンスターすら脅かす爆発性の粘菌とそれに耐える頑強な甲殻と肉体、
そして恵まれた身体能力からなる戦闘力は特記に値する。
火山の生態系の頂点に立つ炎戈竜アグナコトルや爆鎚竜ウラガンキンといった強力な大型モンスターを
縄張り争いの末に返り討ちにしたという目撃例も少なくなく、
一般的な大型モンスターの範疇において指折りの強者であることは間違いない。
また、その類稀なる獰猛性は時として格上の生物に対して発露することもあるらしく、
あろうことか強大な古龍種である滅尽龍ネルギガンテと交戦したという、
歴戦のハンター達をも騒然とさせた衝撃的な報告も挙がっている。
件の個体はなんとネルギガンテに体当たりで先制攻撃を仕掛ける形で挑みかかり、
滅尽龍の怪力によって組み伏せられ食らい付かれるも負けじと跳ね除け、
最終的に興奮状態に突入して滅尽龍と真正面からぶつかり合ったという。
激突で生じた猛烈な爆発に阻まれたために調査記録はここで途絶えているが、
大型古龍を力尽くでねじ伏せるほどの圧倒的な膂力を有する古龍を相手に怯むことなく、
曲がりなりにも闘いを演じてのけたことは、本種の戦闘力と潜在能力の高さを物語っていると言えよう。
幼体は親の縄張りの中で生活を送るが、基本的に親のブラキディオスは放任主義である。
親の近くで生活を続けていく事により、身体に少しずつ粘菌を溜めていく。
ただし幼体の外殻はまだ未発達であり、粘菌の爆発に耐え切れずに致命傷を負う個体も少なくない。
また、その甲殻が爆発などによって溶けてしまう事も多いが、
この溶けた甲殻と火山性の鉱石類が混ざり合う事で本来以上の強度を得て成長していき、
融解した甲殻と鉱物がガラス質の鉱物である黒曜石などへと変質していくという。
すなわち、黒曜石の外殻とは人間でいうところの皮膚の角質やカサブタに相当するものである。
ちなみに件の粘菌は抗菌効果に長ける装備や落陽草やにが虫などが持つ強い殺菌効果には弱く、
これ等を利用すれば粘菌が体に付着してしまっても爆発を未然に防ぐ事ができる可能性がある。
爆発性の粘菌とその爆発にも耐える頑強な素材は、
これまでに無かった特殊な武器の新規開発に大きく貢献した。
ブラキディオスの素材をふんだんに使用した武器は、
攻撃を加えると同時に滲み出る爆発性の粘菌を徐々に対象に纏わりつかせ、
そして一定以上の量に達すると同時に炸裂、さらに大きなダメージを加算できる構造となっている。
爆発の威力は岩をも破砕すると言われるほど強力で、
その刃を振りかざされたものは木端の如く粉砕され、存在した痕跡さえも残さないという。

製作者:ケリィ

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