容姿・経歴・その他メモ
OPBより(能力値等は無視し、設定などのみ参考)
エルフの生まれた環境表:短命な知人(家族や親友、恋人などが短命だった。あるいは今なおその環境だ。)
エルフの幼少期の経験表:貴族社会(貴族社会での様々なテクニックを学んだ。結構えげつないのよ。)
10歳の頃に1回目のハプニング:本当の親を知らない
11歳~ 少年期の経験表:亡者に襲われる恐怖(きみは普通の武器では傷を与えられない怪物と出会ったことがある。君は運よく生き延びたが、手も足も出ない恐怖は忘れられない。だから、魔法を学んだ)
13歳の頃に2回目のハプニング:友や仲間に恵まれ、日々充実していた
青年期の経験表:鍛錬と根性(こつこつと、地道に、魔法をかける対象の数を2つ、3つと増やしていった。気を失うほどの鍛錬の果てに手に入れた技は、多くの人を救うだろう。)
冒険に出た理由表:失われた場所を取り戻す
ニナは森のエルフ集落出身のエルフだった。
ある日森で起きていた異変を解決するため、狩人たちで変成された調査隊が調査に向かった。だが、調査隊は二度と帰ってくることはなく、森にはただ不穏な空気がたちこめるばかりだった。
しかし、後日、不浄なる泥にまみれ、暴れていた動物に無残にも引き裂かれた父の死体が集落に持ち込まれる。不浄なる泥は集落に災厄をもたらした・・・・・・異変は「アンデッド」の仕業だったのだ。
「なぜ平穏だった森にアンデッドが?」そんな疑問も空しく、泥を中心に現れたアンデッドたちは集落を蹂躙し、破壊しつくしていった。
二ナの父と母はアンデッドの襲撃から、なんとか赤子だけは、とニナを守ろうとした。
そんな時、狩りのため訪れていた貴族「イリアス・トーラス」とその従者が騒ぎを聞きつけ、かけつける。アンデッドたちを掃討することはできたが、既に生き残りはいない、と言う状況だった。しかし、たった一人、泣き叫ぶ赤子の姿がひとつあった。ニナである。イリアスはニナを拾い、そのまま引き取り、育てることにした。
イリアスがニナを引き取った思惑には、二つあった。「ニナを政治的な密偵として育てること」「ニナの居場所をつくること」である。また、イリアスは森にアンデッドが現れた原因も探り続けた。
密偵として育てられたニナが10歳の頃、イタズラで忍び込んだイリアスの部屋でさまざまな衝撃的な事実を知る。「イリアスは自身の本当の親でないこと」「もともとの自分の両親は集落を襲ったアンデッドに殺されたこと」「アンデッドをけしかけた犯人は『セバスティアン・トーラス』という貴族であること」「『セバスティアン』は森の豊富なマナと水資源を求めており、以前から集落とその件についてもめており、集落を滅ぼすためにアンデッドをけしかけたこと」「『セバスティアン』がアンデッドをけしかけたという明確な証拠はあるが、提示できるほどの材料がないこと」である。
これらを知ったニナは我を失うほど怒った。当然イリアスを問い詰めるが、イリアスは何も答えず、むしろ部屋に無断で忍び込んだことを叱られてしまった。当然と言えば当然だが・・・・・・
イリアスは無謀にも、『セバスティアン』の屋敷にもぐりこむことを決意する。結果として、『セバスティアン』の屋敷はアンデッド研究の温床だった。意思なき亡者に襲われ、走馬灯が見えたニナは、「神」に祈った――そして、祈りは通じた。突如として風と雨の女神フルシルの天啓を受けたニナは、その神聖魔法によってアンデッドたちを浄化しつくした。どうしようもなくなった『セバスティアン』はイナに襲い掛かるが、イナは怒りに任せて『セバスティアン』を殺害してしまう。
騒ぎは拡大し、外部の人間が惨状を目撃し、『セバスティアン』の悪事は明るみに出ることになった。その後騒動は鎮静化に向かうが、イナは「正当防衛」であったとみなされ無罪放免となった。
一件落着・・・・・・かに思われたが、ある日ニナはイリアスに呼ばれると、「トーラス家からの追放」を命じられる。手柄だったとはいえ、『セバスティアン』の屋敷に忍び込んだことや、『セバスティアン』を殺害したことによって「トーラス家」本家からの圧力が強まったことが理由していると説明されるが、イナは納得できず拒んだ。しかし、抵抗は意味をなさず、イナは晴れて流浪の民になる。
その後、13歳になった4月、辺境の町のフルシル神殿に流れ着いたイナは、神官たちに快く迎え入れられ、仮にも居場所を作ることができた。それからはフルシルについて詳しく学び、「変化と成長」という教義に電撃的な衝撃を感じたイナは、「神官として見聞を広めて、名声をあげて、誰であろうと功績で認めさせる存在になれば、トーラス家に戻れるかもしれない」と考えた。
そして、成人となる15歳、神官として見聞を広め、いつかトーラス家に戻るため、イナは冒険に出ることとなる。