プラーニャは“空中神殿”サンドキアで生まれた。 とはいえ、本当にこの地で生まれたかどうかは定かではない。なぜなら彼女は捨て子だからだ。

彼女の育ての親はサンドキアの機織り職人だった。既婚者で、3歳になる息子を持つ人間の男性である。 ある日、彼は工房の中で、いるはずのない赤ん坊の泣き声を聞き、慌てて確認すると、布に包まれた赤子を見つけた。 彼はその赤子にプラーニャと名付け、育てることにした。

プラーニャはこの家で本当の子供と同じように愛されて育った。両親には可愛がられ、3歳年上の兄も遊びに行く際はよく彼女を連れて行った。 兄はやんちゃな性格で、「将来は冒険者になる」と言いながら、フック付きロープを使って岩から岩へ跳び移る遊びをしていた。 兄やその友達（人間やリルドラケンが多かった）と遊ぶうちに、プラーニャも軽やかな身のこなしを身に付けていった。

しかし、年を重ねるにつれプラーニャの興味は移り変わり、兄と遊ぶことは少なくなり、おしゃれや裁縫に興味を持つようになっていく。 当然、家業である織り子にも関心を示し、父親からその技術を学ぶようになる。

兄は成長しても冒険者になる夢を捨てず、そのまま冒険者になったため、家業を継ぐのはプラーニャということになった。 彼女は織り子の修行により熱心に取り組み、レプラカーン特有の職人気質や発明家気質を存分に発揮し、既存の織り方にとらわれず、新たな技法や機織り機の改良にも取り組んだ。

そんな彼女に転機が訪れたのは18歳の時だった。織り子としての努力が実を結んだのか、“神の指先”ミルタバルの加護を得ることができたのだ。

これを喜んだのは彼女の兄だった。サンドキアでは神官の地位が高いため、冒険者となる神官は少ない。 そのため、パーティーの回復役を確保するのに苦労していた兄は、これ幸いと妹をパーティーに誘った。

プラーニャは冒険者になるつもりはなかったが、あまりに熱心に誘われたため、一度だけという条件で兄の冒険に同行することにした。 依頼内容はフーグルの討伐で、兄にとっては比較的簡単なものだった。

しかし、簡単だったはずの依頼は最悪の結末を迎えた。フーグルを討伐し帰る途中、彼らは“空の王者”ガルーダに襲われたのだ。 兄はプラーニャを逃がすため、決死の覚悟で戦いを挑み時間を稼いだ。その間にプラーニャは何とか逃げることができたが、兄は帰ってくることはなかった。この出来事は彼女の心に深い傷を残した。

それ以来、プラーニャは空を恐れるようになった。空には兄を奪った恐ろしい蛮族、“空の王者”がいるのだ。

この状態ではサンドキアで暮らすことができず、彼女は地上に降り、そこで生活を始めた。 それでもやはり、プラーニャは故郷が好きだった。いつかまた、サンドキアで暮らしたい。

そのためにはガルーダへの恐怖心を克服しなければならない。 いつか、もっと強くなり、ガルーダを倒せるほどになったら、その時こそ故郷に帰ることができるだろう。

こうして彼女は冒険者を続けている。故郷に帰れる日を夢見て…。

常に冷静であるようにふるまっているが、実際には臆病

B-1-3:異種族の友人がいる
C-5-3:家族に冒険者がいる(いた)
A-2-3:育ての親に拾われた

冒険に出た理由表
4-1:恐怖に打ち勝つため

メシステム : さちさんのロール(gr5)
→ SwordWorld2.5 [1,2]->(器用度 or 敏捷度) | [2,6]->(敏捷度 or 精神力) | [2,6]->(敏捷度 or 精神力) | [4,4]->(生命力) | [5,3]->(知力 or 筋力) 09:48:12 #DIFXd

メさち : 3番やね 09:47:46 #cIaXn

メシステム : さちさんのロール(3 2d+1d+2d+2d+2d+2d)
→ 1回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 4[3,1]+2[2]+7[1,6]+6[5,1]+6[2,4]+2[1,1] → 27
→ 2回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 6[3,3]+4[4]+9[6,3]+6[2,4]+8[6,2]+5[1,4] → 38
→ 3回目： SwordWorld2.5 (2D6+1D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 9[4,5]+6[6]+7[1,6]+5[1,4]+10[5,5]+8[6,2] → 45 09:47:12 #DI6Xy