容姿・経歴・その他メモ

Q.このPCは何？
A.いつか使おうと思ってるものですわ〜！

経歴表＆冒険に出た理由

ダイス値は[#58]参考

「汝の隣人を愛せよ。調和の中にこそ、真の平和は生まれる」

──始祖神ライフォス

年齢

14

身長

144cm

体重

髪の色

瞳の色

肌の色

履歴

・人間？の少年神官。両親は6歳の頃に亡くなり、以降は冒険者として働くまではライフォス神官の老婆が運営する孤児院〈調和の家〉で暮らしていた。
・孤児院では老婆の語るライフォスの教えに一番真面目に耳を傾け、争いを避け、まずは話し合いをもって問題の解決を図ろうとする”大人びた子供“となり、10歳の頃には敬虔さ故かライフォスから啓示を受け、神官となったのだった。
・神官になってからは毎日のように神殿で説教を行い、話し合いの重要さや、相手を知らぬまま石を投げる事の愚かさ、穢れの容認し難さを老若男女に真面目に教えていた。神聖魔法は未熟ではあったが、心構えは司祭に劣らぬ程だった。
・そんなある日、彼は黒づくめの者たちに追われる女性と出会う。幼い頃に使っていた秘密基地に匿い、食糧を分け与え、怪我を治療していく傍ら、彼女と小さな交流をしていく中で、ショーンは気付かぬうちに彼女に惹かれ、初恋をする。
・彼女は、遥か遠くの大陸にある《紫闇国》と呼ばれる場所から来たという。優秀な君主が君臨しているおかげで飢えたことはなかったが、他国との戦争が絶えない国だったそうだ。そこで暮らしていた彼女は『なんだか違和感を感じた』らしく、このアルフレイム大陸までやって来たのだと。
・彼女は若いショーンに合わせて幼稚な遊びをする事もあったし、ショーンが背伸びして彼女に合わせる時もあった。笑顔の絶えない交流は3年続き、ショーンは「これがライフォス様の語っていた調和の形だったのだ」と思い、自分の得たものを穏やかに守っていくつもりだった。
・しかし、ある日黒づくめの者たちの手によって秘密基地は壊され、守るべき者だと思っていた存在が蛮族だったと知る。黒づくめの者たちはライフォス過激派の〈秩序の輪〉と名乗る集団で、彼らのかたるところによれば、都市に入り込んだ蛮族を排除するべく動いていたのだと。そして、彼女を庇った事は重罪だが、今この場で、この手で、彼女を葬れば……罪は赦されると。
・彼は躊躇ったし、幼くして亡くした両親や育ての親である老婆の顔を思い浮かべては、現実で目の前にいる彼女の顔を見つめ、あの日の啓示の意味を自分に問い続けた。蛮族だった彼女はまだ意識があるが、秘密基地近くの大樹に磔にされていたし、出血量からして数分のうちに死ぬであろう事は彼にも理解できてしまった。
・短剣を構えたまま、彼は動けない。黒づくめの者たちは苛立ちを隠さないまま、それを睨み続ける。10秒ですらとても長い時間に感じるような重苦しい空気の中で真っ先に動いたのは、蛮族の彼女だった。
・磔にされていた彼女は自らの身体が釘に引きちぎられるのも厭わず、蛇のような下半身でショーンの身体を絡みとり、押し倒し、血で穢れた艶紅の唇を押し付け、最期に笑顔を浮かべて……それっきりだった。ショーンの手には赤くなった短剣が握られたままで、黒づくめの者のひとりは「罪は赦されたが、穢れはまだその身に宿り続けている」「祓いたくば、私たちの元へ来るがいい」と紙切れを残し、去っていった。帽子のないショーンの頭には、ツノが生えていた。
・ショーンは想う。この角はライフォス様からの罰だと。ショーンは悔やむ。「汝の前に真なる穢れが立ち塞がり、試練を与えるであろう。教義の一輪を果たさずとも、調和を忘れる事なかれ」という啓示は、「蛮族に騙されるな」という、あまりにも簡潔で、あまりにも……。ショーンは立ち上がる。今、真なる穢れを討ち果たし、調和を果たす時だと。ショーンは掲げる。巨大な〈聖印〉を括り付け、掲げれば持ち主がどの神のもとで何を示すために叫んでいるのか理解できる杖を。ショーンは叫ぶ。

「穢れ持ちはーッ　出ていけーッ‼︎」

・それでも、それでも。彼女の笑顔を──

セッション履歴

収支履歴