ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

イビルジョー - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
12

イビルジョー

分類:その他
知能
低い
知覚
五感(暗視)
反応
腹具合による
言語
不明
生息地
さまざま
知名度/弱点値
15/24
弱点
雷属性ダメージ+3点
先制値
19
移動速度
25/-
生命抵抗力
17 (24)
精神抵抗力
17 (24)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
本体 2d6+ 1200 -
14 (21) 2d6+15 16 (23) 5 300 -
17 (24) 2d6+12 12 (19) 12 600 -
尻尾 15 (22) 2d6+15 14 (21) 8 300 -
部位数
4()
コア部位
本体

特殊能力

●全身

[常]恐暴竜

①水・氷属性から受けるダメージを半分にします。
②HPが0以下になった部位も、主動作や回避判定を行うことが出来ます。
③このキャラクターの攻撃は、任意の対象を除外することが出来ます。
④「ターゲティング」「鷹の目」を修得しているものとして扱います。
⑤このキャラクターを倒して得られる経験点は、通常の倍になります。

[常]貪食の恐王

このモンスターによる攻撃が回避された場合、1Rの間、このモンスターの攻撃に対する対象の回避判定に-1の修正を与えます。
この効果は-6まで累積しますが、一度でもモンスターの攻撃が命中し「1」点以上のダメージが発生した場合、解除されます。

[常]痛恨撃:+8

2d6の出目が10以上で適用
(物理ダメージを与える全ての行動に適用)

[補]咆哮/22(固定値)/精神抵抗力/消滅

咆哮を轟かせ、対象を委縮させます。
1Rの間、PC側全ての判定に-2の修正を与えます。
この効果は1Rに1度しか使用できません。

●本体

[部位:本体]は主動作を行わず、如何なる行動の対象にもなりません。他の部位に適用されたダメージ分だけ、この部位のHPが減少します。何らかの効果で部位のHPが上昇した場合、その分だけこの部位のHPを上昇させます。ただし、一度の動作で複数の部位のHPが変動した場合、最も大きく変動したもののみが適用されます。(回復とダメージが同時に発生した場合、それぞれの最大値が適用されます)

[常]生存本能

この部位のHPが1度でも合計400点以上減少した場合、全ての部位は1Rに2回主動作を行えるようになります。
また、一部行動が解禁or強化されます。
600点以上減少した場合、[部位:牙]は3回主動作を行うようになります。
また『龍属性ブレス』が1Rに2回使用可能になります。

●牙

[常]落とし物

この部位の近接攻撃を回避した場合、『恐暴竜の唾液(200G)』を1つ手に入れます。
この効果は5回まで発動します。

[常]部位破壊

・[部位:本体]のHPが0以上の状態で、この部位のHPを0以下にする
・討伐時にこの部位のHPが『-100』を下回っている
この二つの条件を満たした場合、このモンスターに対する剝ぎ取り回数を+1回します。
また、討伐経験点を+50点(倍で100点)します。

[主]龍属性ブレス/15(22)/生命抵抗力/半減

[射程:自身][範囲:2エリア(30m)]に「2d6+20」点の純エネルギー属性魔法ダメージを与えます。
また、3分(18R)の間、以下の効果を与えます。
・対象の持つ「特定の対象に属性を付与する効果」及び「属性を持つ効果」のうち、対象にたいして有利に働くものをすべて無効化します。
・対象が与える『炎、水・氷、雷、純エネルギー』属性の魔法ダメージを半分にします。
この効果は「呪い属性」を解除する方法で除去することが可能です。達成値は『24』扱いです。
この攻撃は[部位:本体]のHPが200点以上減少した場合に使用可能になります。また、1Rに1度しか使用できません。

[補]岩石投げ/15(22)/回避力/消滅

「射程/形状:2(20m)/射撃」で「対象:1体」に「2d6+15」点の物理ダメージを与えます。
この効果は1Rに1度しか使用できません。
ただし『生存本能』が適用された場合、3体まで対象にできるようになります。

生存本能により解禁
[常]唾液

この部位による近接攻撃を受けたキャラクターは、3分(18R)の間、防護点が3割(切り上げ)減少します。
この効果は毒属性として扱います。達成値は『20』扱いです。
この効果は『生存本能』が適用された場合にのみ発動します。

[主]連続噛みつき攻撃

4回まで近接攻撃を行います。
この攻撃は『生存本能』が解禁された場合に使用可能になります。
また、1Rに1度しか使用できず、連続した手番にも使用できません。
この攻撃が命中した場合、このR中にまだこの攻撃が命中していないキャラクターが存在する場合、続くこの攻撃はそちらを優先的に狙います。

[主]ぶん回し/13(20)/回避力/消滅

1体を対象に近接攻撃を行います。
攻撃が命中した場合、対象を咥えて投げ飛ばし、15mまでの任意の距離だけ、後方へと強制的に移動させます。
その後、対象に移動距離分の落下ダメージを与えて、転倒させます。
この攻撃を行う際、10m以内にに他のキャラクターが居た場合、そのうち一人を対象とすることが出来ます。
攻撃対象をそこまで投げ飛ばし、選択対象にぶつけます。
移動分の落下ダメージと転倒効果を、双方に与えます。
この効果でキャラクター同士がぶつかる場合、受け身判定を行うことは出来ません。
この攻撃は1Rに1度しか使用できません。

●脚

[常]攻撃阻害:+3/+3

[部位:牙、尻尾]は回避判定に+3の修正を受けます。
この効果は、この部位のHPが0以下になった場合に無効化されます。

[主]震脚

[射程:自身(5m)]で近接攻撃を行います。
その後、間合い内のキャラクターは回避の有無にかかわらず『生命抵抗力(22)』で判定を行います。
失敗した場合、対象は1Rの間、あらゆる判定に-2の修正を受けます。
この効果は
・攻撃を回避した
・対象が飛行状態
この二つの状態を満たす場合、抵抗判定に+2の修正が付きます。
(攻撃対象に選ばれなかったキャラクターは、回避判定が成功している扱いになります)

[主]タックル

[射程:自身][対象:5体まで]に近接攻撃を行います。
この攻撃の命中判定には-2の修正が付く代わりに、打撃点が3点上昇します。

生存本能により解禁
[主]拘束攻撃

1体を対象に近接攻撃を行います。
ダメージ処理後、対象を拘束状態にします。
拘束状態の対象は、移動が出来なくなり、命中・回避判定に-2の修正を受けます。また『飛行』(及びそれに類する効果)を受けることが出来なくなります。さらにこのモンスターは次のR、通常の主動作とは別に『ぶん回し』を必中扱いで対象に行うことが出来ます。
『ぶん回し』の命中、又は『引き剥がし処理(ML65p)』に成功した場合、この効果は解除されます。
この攻撃は1Rに1度しか使用できません。

●尻尾

[常]部位破壊

[部位:本体]のHPが1以上の状態で、斬撃武器によってこの部位のHPを0以下にした場合、PC達は「恐暴竜の尻尾(1500G/赤金S)」を1つ手に入れます。

[常]強靭な尻尾

この部位による攻撃の痛恨撃の適用条件は2d6の出目が『8』以上になります。

[主]テイルスイープ

5体までを対象に近接攻撃を行います。
『生存本能』が適用された場合、2回行います。
ただし『部位破壊』が適用された場合、又は[部位:尻尾]のHPが『-100』を下回った場合、攻撃回数は1回のままです。
この攻撃は1Rに1回しか使用できません。

戦利品

2~6
恐暴竜の黒鱗(500G/赤金A)
7~12
恐暴竜の大牙(1000G/赤金S)
13~
恐暴竜の宝玉(3000G/赤金S)

解説

獣竜種に属する大型モンスターの一種。
自らの生命活動を維持するために他のあらゆる生命を糧とする、特級の危険生物。
濡れ光る暗緑色の鱗に覆われた体躯、異様に太く強靭に発達した後脚と尻尾、
そしてそれらと比較すると極端なほどに小さく退化した前脚が特徴。
特筆すべきは、その他に類を見ない凶暴性と異常なまでの食欲である。
高い体温と巨体を保つために常に獲物を喰らい続ける必要があり、過剰なまでに食料を追い求める性質を持つ。
首元まで裂けた巨大な口と無数の棘に覆われた顎からも想像できるように完全な肉食性で、
その捕食対象は文字通り「ありとあらゆる生物」。
小型モンスターから地域に君臨する大型竜、果ては古龍種やそれに匹敵する生物まで、
如何なる生物であろうとも、腹を空かせたイビルジョーの牙から逃れることは出来ないと云われる。
実際に超攻撃的生物として恐れられる金獅子ラージャンや、無数の爆鱗を携える爆鱗竜バゼルギウス、
雷の具現たる幻獣キリンなど、一般の生物では近付くことすら困難なモンスターにさえ
躊躇なく襲い掛かり捕食を試みるほどの凶暴性と戦闘力を併せ持ち、
その危険度は超越者たる古龍種にも並び立つとされる。
特定のテリトリーは持たず、常に獲物を求めて各地を彷徨っている。
渓流や水没林などの気候の安定した地域では勿論、昼夜での寒暖差が激しい砂漠地帯、
凍土、火山、氷海、火山活動を開始した地底洞窟といった極めて厳しい環境下にある地域、
更には周囲から隔絶されている筈の孤島や天空山にすら姿を現し、
新大陸古龍調査団が滞在し、調査を続けている「新大陸」でも目撃情報が頻発している。
現在ではイビルジョーの目撃情報は世界中に及び、
その環境適応能力の高さはあらゆるモンスターの中でも随一である。
また、その性質から他の大型モンスターのテリトリーにも平然と侵入し、
テリトリーの主を含めた地域一帯のモンスターを喰らい尽くすことで生態系を崩壊させてしまう。
実際に、とある地域に生息する全生物の個体数が突如として激減、
地域一帯の生物が絶滅の危機に瀕するという事件が発生し、
その原因がイビルジョーの襲来だったという事例もあった。
これらがイビルジョーが「全生態系にとって極めて危険」とされる所以である。
また、軽度の運動でも疲労が溜まりやすく、
常に飢餓感に苛まれていることもこのモンスターの凶暴性に拍車を掛けているとされる。
全身が異常に発達した筋肉の塊であり、圧倒的なまでの攻撃力と運動能力を兼ね備える。
その膂力は、飛竜の中でも屈指の巨体を誇る角竜ディアブロスの突進を難なく抑え込んだ上、
中型モンスターも同然に軽々と持ち上げて地面に叩きつけるほど。
桁外れの咬合力を持ち、十数mサイズの生物であれば喰らいついたまま自在に持ち運ぶことすら可能。
場合によっては咥えた獲物をそのまま武器のように振り回し、周囲の障害物を悉く破壊する勢いで暴れ回る。
脚部の筋力も異常で、ほぼ垂直に聳える岩壁も脚爪を食い込ませて難なく登っていくほか、
巨体に見合わぬ跳躍でもって空中に逃れた獲物にも飛び掛かり、
そのまま自身の体重と後脚の握力で強引に抑え込んで捕食してしまうこともある。
脚力を活かした踏みつけも得意としており、岩盤を隆起させるほどの足踏みを見せるほか、
高所からの跳躍を伴う圧し掛かりは中型モンスターを一撃で絶命させる威力を誇る。
その膂力と凶暴性から、落とし穴による拘束でも完全に無力化することはできず、
拘束中に暴れ回って周囲のハンターを吹き飛ばしたという報告もある。
顎を覆うように無数の棘が生えているが、この棘は口外にまで発達した牙である。
この顎と牙は単純に獲物を攻撃、または捕食するためだけのものではなく、
時には地面を削るように掘り起こして地中を移動したり、
地面の岩を抉り出し、そのまま放り投げて距離を離した獲物への攻撃手段とする。
また、疲労が溜まると口蓋から特殊な唾液を垂れ流すようになる。
この唾液は触れた物を瞬く間に腐食させるほどの強酸性を持ち、
その牙に掛かった獲物の甲殻を侵食・軟化させて息の根を止める。
ちなみに地面に顎を擦り付けて古くなった牙を削ぎ落とす行動が目撃されており、
イビルジョーが徘徊した地には牙の破片と無数の傷が地面に残されていることがある。
その巨体にも拘らず外殻が殆ど発達しておらず、頭部以外には自身を守る強固な鎧を持たない。
そのため、獲物との激しい戦闘の際につけられたと思われる大小様々な古傷が身体中に見られ、
現状としては無傷な個体の目撃例はほぼ皆無である。
これらの傷はそれだけの大物に打ち勝って捕食してきたことの証左でもあり、
一般的には古傷が多いイビルジョーほど危険とされる。
興奮時には全身の筋肉が赤く染まり、同時に背中を中心に大きく隆起するが、
同時にイビルジョーの身体に刻み込まれた古傷が再び開き、尋常ではない苦痛をもたらす。
その痛みがイビルジョーの凶暴性と攻撃力をさらに加速させ、瞬く間に相手を叩き伏せるという。
また、体内にはなんと龍属性のエネルギーを精製する器官を持っているらしく、
興奮時はそのエネルギーを口元に燻らせ、赤黒いブレスとして吐き出して攻撃に利用することもある。
常に各地を放浪しているというその性質から、ハンターズギルドでもその動向を把握しきれず、
まったく関係のないはずのクエストに出向いてイビルジョーに遭遇したというケースも多数報告されている。
他に類を見ないほどの凶暴性と捕食頻度から「健啖の悪魔」や「貪食の恐王」などの異名でも知られ、
ハンターズギルドでは《恐暴竜》とも呼称する。
また、共食いも確認されている。
イビルジョーにとって自分以外の生命体は糧でしかないのである。
ただし、獲物を大量に捕食して栄養の満ち足りた数日に限り、特殊なホルモンが分泌されることで
他個体と遭遇しても捕食行動に入らなくなるとされ、
その短期間に成熟した雄と雌が出会うと交尾が行われるという。
非常に危険なモンスターであることから生態の殆どが不明であり、
ハンターズギルドでは現在最重要調査対象として研究が続けられている。
同時に希少種や古龍種に匹敵、あるいはそれさえも上回る脅威として常に注意喚起されている。
無論、基本的に相応の実力が認められたハンターでなければ、
イビルジョー自体の狩猟クエストの受領は許可されていない。
例え小型モンスターの掃討や素材の収集など、
本来は新人ハンター向けとして斡旋されるようなクエストであっても、
ほんの僅かにでもイビルジョーとの遭遇の危険性があれば、
それだけで危険度や難易度は桁外れに跳ね上がり、クエストの受領は大きく制限される。
その危険性の高さから、素材が市場に流通することは非常に珍しい。
しかし、多くの行商人の間ではイビルジョーの素材は不吉の象徴として忌み嫌われている。
また、無数の傷や獲物の返り血を受けた影響でその皮や鱗はドス黒く変色し、
不快なぬめりや強い悪臭も伴うために加工屋にとってもそれらの素材は非常に厄介な代物である。
更に一部の素材には怪しげな噂も囁かれており、希少性や取引価格に反して非常に不人気である。
また、それらの素材で作られた武具にはイビルジョーの狂気が宿り、
いずれは所有者にまで牙を剥くとまで語られる物も存在する。

製作者:ケリィ

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