容姿・経歴・その他メモ

小さな村のごく普通に一般家庭に生まれる。
その村は小さいながらに、農業と、村近くの鉱山で取れる鉱石によって、安定した生活を送れていた。
トーラスも例に漏れず、村の幼馴染や同年代の友人たちを健康に育ち、村の外の世界に憧れていた。

そして彼が13の時、村に一人のドワーフが現れた。
旅をしている冒険者のようで、村へ滞在を求める。だが村長はそれを拒否する。異種族への恐れを持つものが多い村の中に入れるわけにはいかないと。トーラスも含め村の皆も同じ意見だった。
ドワーフは彼らの物言いに、特に不快感を示すことなく、食材や道具だけを購入し、村の近くで夜営をした。

その日から盗難が増えた。
ある家からは食べ物がなくなり、ある家からは貴金属がなくなった。
村の皆があのドワーフの仕業ではないかと言い合い、トーラスも時々訪れる彼を責めた。彼は否定をするばかりだった。
ある日の夜、トーラスは村から娘を連れ去る背の低い人影をみた。遂にあのドワーフを捕まえられると思い、追いかけた。

しかしすぐに自分が捉えられた。犯人は自分と同じ人間の、盗賊集団だった。お前は奴隷商人に売るのだと言われ監禁された。
そんな彼を助けてくれたのはあのドワーフの冒険者だった。彼は瞬く間に盗賊たちを無力化すると、トーラス達を助ける。お前が村の外を歩いているのが気になったのだ、と。

共に村に戻り、ギルドへ連絡するために街へ行くというドワーフは彼に言った。
「世界は広い。間違えないようにするは、知っていなければならないんだ」

その言葉はその時から深く胸に刺さっている。知らないことで同じような間違いを繰返すことはもう御免だ。
16の年に彼は村を出た。冒険者になり、知らない世界を知るために。

経歴表：異種族を怖がっていた
　　　　　　　　　　　　監禁されたことがある
　　　　　　　　　　　　命を助けられたことがある
冒険に出た理由表：見聞を広めるため

セッション履歴