飲むことにより、強力な効果を得ることができる酒です。穢れを受ける可能性があり、蛮族社会ではそれなりに作られていますが、人族社会での醸造家が作ることはまずありません。仕込みのときに、蛮族の身体の一部や、それに準じるもの(体毛や血、バンパイアが残す灰など)を原料に混ぜて作成します。この穢れ原料の価値(取引価格)によって、効果は異なります。
この酒を飲んだら、1dを振って具体的効果を決定します。穢れを得たときには、死亡し、即座に蘇生したものとして穢れ表を振ります。効果が穢れ原料の価値によって異なる場合、順に取引価格が100G以下/1000G以下/1万G以下/10万G以下(最大)で記してあります。

1:何もなし、穢れ+1

2:能力値成長(成長時と同様にサイコロを振って決定)

3:任意の能力値1つが上昇し、別の任意の能力1つが減少
　+1(-1)/+3(-2)/+6(-3)/+10(-4)

4※:能力獲得
　防護点+1/HP再生弱(休息時に限り1ラウンドごと1点)/HP最大値+15/超回復(主動作でHPを全快、1日1回)

5※:強い能力獲得、穢れ+1
　防護点+2/HP再生強(常時1ラウンドごと1点)/HP最大値+30/超々回復(主動作でHP・MPを全快し、自身にかかっている特殊効果の影響をすべてなくす。1日1回)

6:特殊能力獲得、穢れ+1
穢れ原料そのものの価値は不問。それに使用した戦利品に対応する蛮族が持つ特殊能力(とその前提となる身体的特徴――翼や尻尾)を1つ得る(GMが決定、特殊能力がない場合は、何も得られない)。

※4と5の効果において、同じ、ないし、同系統の能力を複数回得ても累積しない。

この酒を穢れの杯に受けて飲んだ場合、効果を決めるときに1dを2回振り、そのどちらか好きなほうを選ぶことができます。