ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

,D@;Q7Y - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖
18

,D@;Q7Y

分類:その他
知能
IY:@YUN
知覚
B@TY
反応
D;EKJJI
言語
???
生息地
"都市"
知名度/弱点値
22/
弱点
なし
先制値
23
移動速度
0(本体)/20(浮遊:両手)
生命抵抗力
24 (31)
精神抵抗力
23 (30)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
特殊(,D@;Q7Y) 2d6+ 22 (29) 25 710 210
拳(右手) 26 (33) 2d6+29 21 (28) 21 400 -
拳(左手) 26 (33) 2d6+29 21 (28) 21 400 -
部位数
3(,D@;Q7Y/右手/左手)
コア部位
,D@;Q7Y

特殊能力

●全身

揺らぎ

 精神効果属性無効

剣の欠片=18

 Resist+3,「,D@;Q7Y」のHP+90

都市災害指定ランク:都市の星

 このキャラクターから得られる撃破経験値は1100点になります。

巨大な手

 戦闘開始時、特定の能力の影響を受けるまで[部位:右手]/[部位:左手]はそれぞれ独立した部位として扱い、[部位:,D@;Q7Y]とは異なる位置に存在することが可能です。

●,D@;Q7Y

速度=+3
,D@;Q7Y

 [部位:,D@;Q7Y]のHPが400点以上の時、両手のHPがどちらも30点以下になっていた場合に、全ての部位が合体し、1つのキャラクターになります。この時、このキャラクターの座標は「,D@;Q7Y」が居た地点になります。
 [部位:,D@;Q7Y]のHPが400点以下で他の手と合体した状態なら、ラウンドの終了時に手と分離します。分離時に全ての状態異常を解除し、両手のHPを全回復させます。
 また、両手との合体時、このキャラクターは「ねじれた剣」または「耐久」しか使用できません。

ねじれた剣

 手と合体した状態や、自身のHPが400点以下の場合、2ラウンドに1回、「ねじれた剣」を使用します。
 また、3の倍数のラウンドにも同じく「ねじれた剣」を使用します。

ねじれた剣/33(40)/精神抵抗力/半減

 「射程/形状:自身/起点指定」、「対象:戦場」の自身を除く全てのキャラクターに対し、「2d+45」点の物理ダメージを与え、「腐食:4」を付与します。
 この能力は1ラウンドに1回までしか使用できません。

腐食

 ラウンドの終了時、X点の確定ダメージを受けて数値が1減少します。また、被ダメージ時、腐食の点数だけ追加ダメージを受けます。

攻撃/必中

 [部位:右手]または[部位:左手]のどちらかのHPが31点以上の時に使用します。
 「射程/形状:∞/起点指定」、「対象:1体」に「パワー:3」を付与します。

保護/必中

 [部位:右手]または[部位:左手]のどちらかのHPが31点以上の時に使用します。
 「射程/形状:∞/起点指定」、「対象:1体」に「保護:6」を付与します。
 この能力は1ラウンドに1回しか使用できません。

警戒/必中

 [部位:右手]または[部位:左手]のどちらかのHPが31点以上の時に使用します。
 「射程/形状:∞/起点指定」、「対象:1体」を10秒間(1ラウンド)の間、あらゆるボーナス修正、ペナルティ修正を受ける効果を無効化する状態を付与します。ただし、この効果は一時的な無効化であり、ラウンドが経過すればそのキャラクターが受けているあらゆる修正は機能します。
 また、このラウンドの間、[部位:,D@;Q7Y]は回避判定に「12点」のボーナス修正を受けます。
 この能力は1ラウンドに1回しか使用できません。

修復/必中

 「射程/形状:∞/起点指定」で[部位:右手]または[部位:左手]のどちらかのHPを40点回復します。
 この能力は1ラウンドに1回しか使用できません。

耐久/必中

 自身の受けるダメージを「10」点軽減します。
 この能力の使用後、自身の主動作を終了します。

全体修復/必中

 [部位:右手]、[部位:左手]のHPを「120点」回復します。
 この能力は[部位:,D@;Q7Y]のHPが400点以下の時にしか使用できません。

●両手共通能力

 このキャラクターはHPが1未満になりません。
 また、ラウンド開始時にHPが31未満の場合、HPが31点以上になるまでの間、キャラクターではなく障害物として扱います。

速度=+2
巨大な拳/命中力/回避力/消滅

 「射程/接触」、「対象:1体」に対して「2d+34」点の物理ダメージを与え、「1点」以上のダメージを与えた場合、「9」点の確定ダメージを追加で与えます。

圧縮/命中力/回避力/消滅

 「射程/接触」、「対象:1体」に対して「2d+29」点の物理ダメージを与え、「麻痺:2」、「虚弱:1」を付与します。

連続拳/命中力/回避力/消滅

 「射程/接触」、「対象:1体」に対して3回命中判定を行います。命中する度に「2d+16」点の物理ダメージを与え、「3」点の確定ダメージを与えます。

●右手

不吉な烙印/29(36)/精神抵抗力/半減

 「射程/接触」、「対象:1体」に対して「2d+27」点の魔法ダメージを与え、「腐食:2」を付与します。
 この能力は1ラウンドに1回しか使用できません。

●左手

施錠/29(36)/精神抵抗力/半減

 「射程/接触」、「対象:1体」に対して「2d+20」点の魔法ダメージを与え、「行動不能:1」を付与します。
 この能力は1ラウンドに1回しか使用できません。

解説

あなたは目を閉じたとき、光が揺らめくのを見たことはあるか。ときには目が眩しくて、ときには不規則な現象で揺らめく光。こんな現象はよく目の閃光と呼ばれる。僕は目を閉じればさっき説明した閃光が現れるように、血で染まったカーペットの形がいつもちらつく。酷い悪夢の始まり。カーペットの上にはそれぞれ顔と腕が切られたマネキン4つが紅い玉を零しながらぐったりしていて、もう1つ別のマネキンが僕の肩の上に手を乗せている。僕は後ろを振り返ってマネキンの顔に付いているスピーカーを見つめる。振動は感じられるが聞こえない声。でも僕はこのマネキンから流れてくる音がどんなものか知っている。振動は僕が覚えている言葉通り大きく響き、その響きに合わせて僕の心臓が早鐘を打ち始めた。

このクソみたいな記憶力が僕の幼い頃の良い思い出を全部洗い流した癖に、こんな記憶は目を閉じるたびに蘇り、居座っている。それで僕がやることはいつも同じだ。いつの間にか僕の手にある花をマネキンの心臓に刺すこと。花が刺さったその亀裂の隙間に美しい花木が伸びてくる。僕を包んでくれた手のように柔らかく、僕を慰めてくれた音のように本当に綺麗だ。そして初めて僕を咎めたあの最後の瞬間の音のように鋭い。木の枝が1本ずつ生えるたび、耳を裂くような耳鳴りがして、花びらが自分と同じ苦痛を味わえとでもいうかのように痛く僕の頬を掠めていく。僕はただ、全身が傷だらけになるまで足が縛られたかのように立っている。黒い玉が1つ、2つ……切り裂かれた傷口から落ちる。僕はいつからこんな苦痛を繰り返してきたのか。

僕の人生の大部分は悪夢とともに在ったと思う。目を閉じればあのときの記憶が僕を苦しめ、目を開ければ耐え難い現実が目の前に広がる。あえて目を閉じているのは、いっそ繰り返される過去の方がマシだと思っただけだ。少なくとも新しい苦痛が僕を苛んだりはしないから……。休みもせずに下される指令。その指令に従ってそれぞれ異なる残酷な結末を迎える都市の人々。その人々の願い、絶叫、涙、怒り、そして死……。僕の目に収めるにはとてもつらすぎる。いっそ僕もこの人たちみたいに指令を受けるだけの人間だったらどうかと思ったこともある。あのときが良かったかもしれない。いっそ早く死んで新しい息が吸えたら良かったのに。指令はどうしてあの日にあんな指令をくれたのだろう。

僕は悪夢を遡って思い出す。全てが終わったから彼らを追って死のうとしたが、自ら命を絶つ勇気がなかった僕は……ついに僕の終わりが書かれているだろう指令を受けてゆっくり読んでみた。作りたてのように見える指令には僕の終わりどころか遂行者になれという始まりが書かれているだけ。救済だの死だのは一言も見当たらなかった。しばらく気が遠くなった僕は、とうとう今までに出したことのない大きな声で笑いながら後ろへ倒れるよう、横になった。僕のこのザマがとても滑稽だったから笑うしか無かった。指令によって僕の人生を終わらせたいと思ったのに、指令が僕の人生を終わらせられないようにするだなんて。僕の自由意志はどこへ行ったのだろう?

僕は悔しかった。眠ることさえ意志に頼り、思い通りにできないんだな。それなら喜んで付き合ってやろう。そしてその指令を破ることはできずとも、小さなヒビでも入れてやろう。指令に逆らうことが出来るという可能性を人々に見せればきっと変わるものが……きっと……きっとあるはずだ。希望を信じると道が見え、その道を見ると立ち上がる力が湧いてきた。
でも僕はようやく悟った。それは希望なんかではなく、もし本当に自由意志を明らかにしたかったのなら、いっそ指令を無視して死んだほうが良かったのではないか。

ここで正しく生きていく方法とはなんだろう。まともな人生を送っても満足はできないだろうけど、生きていけそうということだけでも感じられる方法は一体何だという話だ。僕はそれについての答えを見つけたと思ったけど……結局、指令から逃れることはできなかった。指令はすなわち都市の意志であり、僕の意志。僕は限界を悟った。何だか越えられない壁にぶつかった気分だ。ただ、端から虚しく悲惨な気持ちというわけではない。いつかその流れを切るわけではなく、乗って流れることが出来る人が出てくるだろう。その人が僕じゃないというだけ。僕はそんなことをやり遂げられるほど良い器を持ってはいなかった。

それでも、僕の代わりの誰かがこの答えを見つけてくれることを願う。そして教えてくれたら良いな。どうすればこの悪夢を楽しむことが出来るのか。

製作者:Triton

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