10歳程度の少女のような外見をしたラルヴァ。白い髪に赤い目。
普段はその容姿を隠すため、そして日光から身を守るため、すっぽりと全身を覆う黒いフード付きのローブを身に着けている。

幼少期を過ごしたスラム街での友人、エルバートを探している。
知識の偏りが大きく、世間一般の常識や恋愛のことには少々疎い。
お嬢様っぽい言葉遣いは頑張って保っているが、わりとボロが出る。
虐げられる弱者に対しては「かわいそうだけど、運か実力かどちらかが欠けていたのだから仕方がない。生き残るために必要なのは、奪う側に回ること、回り続けることだ」と思っている。

「うーん。外、でたくなーい……。エルも日光が当たらないところにいてくれれば探しやすいんだけど」
「子供扱いしないで。こんななりでもあなたより長く……たぶん長く生きてるのよ」
「目的のためには、あなたたちと協力する方が良さそうね」
「……ありがとう。お礼は言っておくわ」
「べ、別にあなたのためってわけじゃないんだから！」
「うげっ、あいつがいるの？……レディらしくない言葉遣いだったわね。どうか忘れてちょうだい」

第1回　出会いと狩り　1日目

今日は記念すべき日ね。回収現場でヤバいやつにあって借金完済がまた伸びたと思ったんだけど、あいつが実験中に事故って死んだからそんなこと関係なくなったわ。
で、エルを探すにしてもどう探したものかしらって思ってぶらぶらしてたら、例のヤバいやつと会ってびっくり。
でもいいひとね。なんだかよくわからないけど「王になる」っていうひとが人を集めて来て、ギルドの討伐依頼ってのをやったわ。呪文を使うまでもなくサクッとやっちゃうなんて、楽でいいわね。あれに殴られるところだったと思うと背中が寒くなっちゃう。
ああ、あとなんかよくわからないけどすごくカードの強い人にも会ったわ。強さの秘訣は壺だか缶だか箱だかって言ってたけど……。そういえばフォーリャに「私が使うなら壺と缶とどっちなのかしら」って聞いたら止められたわ。ちょっと聞いてみただけで、私だって使う気はないわよ。だって、儲けたらイカサマが見つかんなくたって怖いお兄さんに囲まれるに決まってるじゃない。

第2回　バイトと聞き込み ～28日目

自由の身になったからにはエルを探さないとね。暇そうな顔してたマクイルを引っ張って、買い物のついでに聞きまわってみることにしたわ。昔スラムにいたメリーが偶然見つかったのはラッキーだったわね。ほんと、名前を思い出せてよかったわ。
メリーが言うには、月一で無料公演に来るサーカスには怪しい噂があるんですって。エルがそこに居るかはわからないけれど、一歩前進よ。まあ、どっちが前かなんてわからないのだけれど。
サーカスが来るまでは宝石好きのバジリスク、えっと確かハリファリーって言ったわね、その人から魔神狩りの手伝いの仕事の話を聞きに行こう、ってみんなに呼ばれたから行ってみたら、上から魔神が落ちてくる面白い建物に案内されたわ。魔動機文明時代にあったっていう「べるとこんべあ」のある「工場」みたいね。私たちの仕事はさしずめ不良品を取り除く作業員。ルンゼマーゼを見すぎて夢に出てきたけれど、見慣れすぎて驚きもしなかったのは面白かったわ。
そんなこんなでサーカスの公演の日が来たの。サーカスの団長って人、なかなかすごい魔法使いね。それでこそ何かありそうってものだわ。表はとくに何も見つからなかったけれど、炊き出しに並んでいる人から話が聞けたわ。サーカスの人さらいが彼女の知り合いの……名前は忘れたけど、男の人をさらっていったって話よ（PL追記：トムだった気がする）。ずいぶんおびえるものだから、話を聞くのに時間がかかっちゃった。サーカスの人さらいと私を勘違いしてたんですって。マクイルもいたことだし、確かにそうなってもおかしくないのかも。次からはもうちょっと優しく話をしてあげないとダメね。

第3回　一時撤退　28日目

深いところまでは迫れなかったけれど、まあまあサーカスのことは調べられたわね。サーカスの団長ってやつ、相当腕の立つ魔術師みたいだし、今のところはここで引くことにするわ。そう言えば今更だけど、この人たち結構手伝ってくれるわね。まあ、工場でルンゼマーゼが落ちてくるのを一番早く見つけられるのは私だし、抜けられたら困るってのはわかるから、そう言うことにしときましょ。

メモ
・ハリファリーさんにルンゼマーゼの繊維をいくらか譲ってもらえないか頼む
・アポートとテレオペレート・ドールの儀式
・スケープ・ドールを忘れない

第4回　地盤固め　28日目～

私たちが（5人合わせて、だけど）納税者ランキングトップ10に入ったんですって。議会に出席する権利の手紙が来たらしいわ。魔神工場おそるべし、ね。
ハリファリーさんに議会の話を聞いてみたら「議会はつまらん」とか言いながらいろいろ教えてくれたわ。「お前たちのことは気に入っているからな」ですって。私もハリファリーさんのところで働くの、気に入ってるわよ。
あと、お気に入りの私たちにハリファリーさんは依頼の話をしてくれたの。なんでも、ネニキカネンさん……確か、冒険者ギルドで魔物の討伐依頼について教えてくれた人だった、かしら？そのネニキカネンさんの神殿の地下に、なんかものすごく大きな宝石があるのを見たんで、それが本当に宝石なのか正体を調べてほしいって。ネニキカネンさんのことも気に入ってるから、本当に宝石かもわからないし、殴り込みはちょっとなって思ってるからまず調べてほしいってことね。私たちとしては、今すぐには無理だけれど、十分な力をつけた暁には必ずってお返事になったわ。ネニキカネンさん、まだまだ謎も多いけど、戦闘力で言うとものすごいのは間違いないものね。
あとは、そうね、有力者とつながりを作る地盤固めのため（たぶん、そうだったわよね）にセヴァリーって人が募集してる魔香草加工の手伝いとか、スキーマって人が募集してるみぃるず食堂の手伝いとかのお話を聞きに行ったわ。この前やっと使えるようになった錬金術師の技能が魔香草加工の手伝いに役に立つみたい。
で、結局マネージャー・フォーリャの完璧な計画作成の上でバイトのハシゴを頑張ることになったわ。
ちなみに食堂で働く前に、なんかすごい多芸なラットーさんって人にいろいろ教えてもらったの。各地の流派？っていう技も教えてるんですって。すごいわね。
セヴァリーさんがフォー……ゴン？（ファードン）っていう海賊が嫌いとか、情報も得られたわね。

第5回　会議　～56日目

マクイルが会議に行ってきてくれたわ。おいしい卵が食べられる法律が通ったんですって？
よくわからないけど、よかったわね。
この街の勢力図みたいなものも少しずつ分かってきたわ。

会議メモ

第7回　初闘技場　67日目

セヴァリーさんの魔香草加工のとスキーマさんの食堂、どっちにもだいぶなじんできて、両方から新しいお仕事の話をもらったわ。詳しい話はみんな揃ったときに聞きに行きましょ。
それまで暇だったから、同じように暇してたマクイルと一緒に闘技場ってところに行ってきたの。
なかなかハラハラしたわね。何よ、ドラゴンフォートレスって。まあ私の作ったゴーレムなら、2発くらい軽々受け止めちゃうけどね。ああ、マクイルもすっごく頑張ってたわよ。

フォーリャの目についた法案

第8回　セヴァリーとハリファリー

セヴァリーさんにお話を聞いて、また下積みコネ作りの続きを始めたわ。重要な仕事を任せてもらえてうれしいですって言ったら「お世辞はいらんよ、金にならんからね」ですって。お世辞じゃなくて本心（まあ、そりゃ、ちょっと言葉を飾ってはいるわよ）なのに。でもこの人、本心でも喜んだりはしないタイプでしょうね。この街で影響力を得たいので、有力者と関係が深まって嬉しい、くらいに解説してあげればわかってくれるのかしら？
あとはハリファリーさんにエルのことを聞きに行ったわ。調査依頼はみんなと相談してて……って言ったら「嘘は好かん」って言われちゃった。要するにぼかした言い方は嫌いってことね。気をつけましょ。エルのことは……知るはずないですって。いいのよ、ダメもとだったし。うーん。やっぱりサーカスに何とかできるだけの力、いろんな意味でね、それが必要ね。

第9回　闘技場のカスベ

2日3労働の合間に闘技場はちょっとハードな16日間だったわ……。
……闘技場ってスリリングな場所だわ、と思ってたけど改めるわ。危険な場所よ。3回目を棄権してマッチングに文句言ってたら、カスベっていう私たちのこと盗み見してた女が「悪評点がたまらないようにして消耗品費も出すから棄権せず死ぬギリギリまで戦ってくれ」とか声をかけてきたの。悪いけど、命をかけてアイテム代を節約しなきゃいけないほど困ってないのよね。ま、闘技場の景品がもっと豪華になるとかで、契約関係なく本気で挑むことになったら考えてもいいかしらね。

第10回　ネニキカネンとの親交

ネニキカネンさんに探りを入れに行くことになった……んだけど、やっぱり見た目が怖いのよね。モッシュがいてくれて助かったわ。なんていうか……実はいい人、というか人が良さそうな気がすごくしてきたわ。馬で5歳でお酒には思い出があって、大切な人がいて「ご主人様」と呼んでいるらしいことが分かったわね。主人なんてろくなもんじゃないと思うんだけど、何がいいのかしら。まあ人の好みをどうこう言ったって仕方ないか。ご主人のことは隠したいみたいだからそこは気をつけつつ、押せば出そうよね、いろいろと。

第11回　6ヶ月後

あそこから逃げ出して6ヶ月になるのね。変な気持ちだわ。私が、えーセンチネルの冒険者で？、200万の事業を持ってて？、ディールの議席6位のパーティの1人なんですって？半年前の私が聞いたら笑うでしょうね。
好きな服だって着れるし、食べるものだって自分で決められるし、お買い物、そう、自分で自分の物が買えるの！……議席持ちになるくらいのお金持ちなら、何でもできるんだと思ってたわ。エルを探すには、まだ足りないのね。でもきっと届かせて見せるわ。

6か月目の末に起きたこと
・セヴァリーが（いつものようにカモフラージュされている）魔貨製造の下準備となる法案を通した
・ウェムアがトップ5に、我々が6位、セヴァリーが7位になった
※6か月目の納税：6279528G
7か月目の会議
・セヴァリーはいつものように法案を通している
・ウェムア5位、我々6位、ラットが7位、セヴァリー8位
8か月目の会議
・ホロの代理のトレスが法案を提出。内容は「下町での不審な金の動きについて、情報に懸賞金をかける」
・トップ5はあらかじめ知らされていたようで、驚く様子はなく、無言で賛意を示した
・ラット、ファードンは考え込む様子（法案をはじめて聞いたと思われる）、セヴァリーは考え込むふり（あらかじめ知っていたか、あるいは予想していたか）

第14回　着服者の調査　その1

事業の方はだいぶ安定してきたみたいね。こまごましたお仕事をして信頼を稼ぐわよ。まずは海賊の調査から……と思ったんだけど、今は貸せる船がちょうど出払ってるんですって。仕方がないからカジノの着服者の調査に向かうことにしたわ。
なんでも売り上げが盛り上がりの割に少ないんですって。10万ガメルくらい。個人の売り上げでお給料が決まるから、売り上げをごまかして着服するのはそんなに得にならないらしいはずらしいんだけどね。
とりあえずフォーリャとオクタヴィアがカジノの名簿を調べたんだけど、10万ガメル着服できる売り上げを上げてる人は売り上げトップ5、ワルター、メセラ、バリー、カスベ、バッキンガム。あの女、賭場でそんなに稼いでたのね。ワルターとメセラはウェムアと組んでるディーラーね。バリーは迷惑客のケツの毛をむしる役らしいわ。
でこの5人の動きをざっくり探ってみたら、カスベが廃墟の地下で怪しい取引をしてたの！
女が本日の依頼の分って言って紙束（たぶんお金ね）を渡して、カスベが少ないって文句を言ってた。
カスベが行った後、こっそり女の顔を見てみたら……トレス？ホロの代理で会議に出てるやつじゃない！どうなってるの？
フォーリャとオクタヴィアが高級街で探った情報だと、メセラが「スラム街でたっぷり巻き上げたのにその割に分け前が少ないなあ」って言ってて、カジノの責任者のツヴァイさんが言うにはスラム街の賭場の売り上げはカスベがまとめてて他にかかわれる人間はいないらしいから……お金がスラム街のメセラの売り上げから抜かれてたなら、できるのってカスベしかいなくて……。
議会で代理を任せられるような人が、ホロのカジノの売り上げを抜かせてる……？それだけじゃないわよね、きっと。
思った以上に大きな話になりそうだわ。

第15回　着服者の調査　その2

えーっと。カスベ、はずれ。
フォーリャがね、話を聞くならいい方法があるよ～って（1km先からチャーム）聞いてきたんだけど、カジノのお金にはかかわってないみたいで……。じゃああの廃墟地下の謎取引は何なのよ。忘れた方がいいやつね、きっと。その後フォーリャは責任を感じて（？）カスベに斬られてあげてたけど、あれが愛なの？神官ってのも大変ね。一太刀受けてふらつきもしてなかったのはさすがだけど。
流れでお話を聞いていったらバッキンガムがツヴァイさん（今回の依頼主ね。カジノを統括してる人よ）にあこがれてて頑張るやつだったり、メセラの金勘定がめちゃくちゃだったり、ワルターが歓楽街の王だったり……まあ、いろいろ分かったわ。
結局、メセラがスラムのカジノでカモからとったのがだいたい10万ぐらい（ちょうど足りない分と同じね）ってところから、カモ（ギャスティって名前だったわね確か）を探して「消える金」のことが分かったってわけ。
ギャスティが空き家に入ってったら金を見つけて、消えるって気が付いたからカジノに突っ込んだり金貸しに借りて返済にあてたりしたってことね。さらには消える金をつかまされて怒った金貸しを蛮族を雇って撃退！悪知恵が働く……けれど、遺跡ギルドに目をつけられたみたいだからまあ、そのうちどうにかはされそうね。かわいそうに。
着服者の調査あらため消えたカジノの売り上げ事件調査としてはこれでおしまいかしらね。ギャスティがお金を見つけた家の元住人、つまりそのお金を「作った」かもしれない夫婦についても話は聞けたから、なにか使うことがあったときのためにメモはしておくわ。

第17回　海賊調査

海賊を避けられる安全な航路を探索、する予定だったんだけど。拠点を見つけちゃったから、偵察とか突入とかしてみる？ってなって。船を置いて水の中を歩ける魔法をフォーリャにかけてもらって行ったんだけど……船の方が見つかっちゃってね。
ホント、何で見張りを置いておかなかったのかしら？慌ててテレポートで戻ったものだから、ちょうど船がおそってきてるところに出ちゃって、痛い目にあったわ。特にオクタヴィアはたくさん弾をうたれて気絶しちゃったの。ゴーレムくんを連れてきたらよかったのに、ごめんなさいね。神殿に戻って回復してたら、海賊の親玉のファードンさんがきて、ざっくり言うとセヴァリーさんを切ってこっちにつかないかって言ってきたの。私はどっちでもよかったんだけど、モッシュが気に入らないみたいだからその話は蹴ったわ。まあ拠点は見つけて安全な航路も報告できたし、海賊の拠点をつぶす理由があるわけでもないし、この依頼はこれでおしまいね。

第18回　ホロの誘いとサーカス　10月頭ホロに会う～10月末サーカス

エルが、生きてた。ええと、見たわけじゃないんだけど。
まずはそう。借金の取り立てをカスベににらまれながらやって、そうしたら、ホロから声がかかって。
ものすごく地下の御殿、かしら。そこのカーテンの向こう、50mは離れてたかしら？そこから女の声がして……。
えーと、それはもうこの際わりとどうでもいい。
とにかく、ホロの下で衛兵として働かないかと言われて。働くならお前たちの目的を手伝ってやってもいいって。
あたし、冗談のつもりで言ったのよ。「人捜しなんかも？」って。
そうしたら、そうしたら……「18年前にスラム街から消えた幼子をさがすことも」だって。隠してはない。聞きまわったりもしたけど、こんなに間髪入れずに答えられるなんて。彼に個人的に興味があるから探している、衛兵になったら週5日ほどは仕事があるけど2日はお休みがある、エルを探す任務に就いてもらうかも……エルは18年前に生きて街を出た、なんて情報もくれた。断る理由が見つからなかった。でも……ここでうなずいたら、後戻りはできない。みんなに、どうしたらいいと思うって聞いたの。みんな、いいんじゃないって言ってくれた。モッシュも笑って「行って来いよアデル」って言ってくれたけど、あたしがまだ迷って「もしかしたら個人的な興味って殺すためってこともあるかもしれない」って言ったら「サーカスをまたしらべてみるか」って言ってくれたの。
気が付いたらホロが笑いをこらえてて……あたしったら気がどうかして、目の前（50mを目の前っていうかは知らないけど）でいろいろ話しちゃったみたい。正直不敬ってレベルじゃないんだろうけど、まあ、その辺緩い人で助かったって感じ。
うん。フォーリャがお礼とお詫びとあいさつをして、いったん帰った。あたし、こういうのなんにも知らないなって思った。
フォーリャはこういうの得意だし、オクタヴィアとかもいいところのお嬢さんらしいからきっとできるだろうし、マクイルもドレイクなら貴族だからきっとできるんだよね。あたしも、みんなに聞いて勉強してみようかな……。

それで、月末のサーカスで団長を出待ちして話を聞いたの。
遠回しに聞いてもかわされるだけだと思ったから、最初から聞いたわ。18年前に消えた男の子を探してるって。
なにか隠してるみたいだったから、本当はギアスをかけてやりたかったけど我慢して「隠してる情報はいくら出せば教えてくれるのかしら」って言ったわ。
カネで動くと思うな、カネで動くような人間なら炊き出しなんてしてないって。
彼は今幸せだから、この街に染まり切ったあたしが邪魔をするなって、言われたわ。
本気の目だった。
私が悪いの？"この街に染まり切ってる"から？
だって、奪う側に回らなくっちゃ奪われて捨てられて終わるのよ、この街では。負けて、死んでいった子を何人も見たわ。
溺れてる子の手をつかんだ子は、そのまま一緒に沈んでいった。お金持ちになったって、強くなったって変わらないわ。隙を見せたら奪われるんだから。
……この街じゃなかったら、違うの？別の生き方があるの？エルはその別の生き方をしてて、それが幸せなの？
わからないわ。わからない。わからないから……わかりたい。

第19回　消えた団長　10月末まで

サーカスの団長がテントから出てくるのを待って後をつけてみようと思ったんだけれど、全然出てこないままテントが片付けられちゃったわ。まあ歩いて出てこなくたっていくらでも方法はあるものね。次、あるとしたらだけど中で見ましょ。
月末はウェムアが3位になってたわ。ネットワークビジネスってすごいのねえ。
あと贋金調査の依頼が出てたわ。カジノの調査で出てきた引っ越してった夫婦を追いかけることになるのかしらね。
10か月目末の席次（訂正）
1.ホロ
2.スキーマ
3.ウェムア
4.ハリファリー
5.ネニキカネン
6.PC
7.ラット
8.パシ
9.ファードン
10.フォーラ

第20回　贋金調査その1　281日目

・贋金調査の依頼を受けて調査開始
・フォーリャがメイガル信徒と見張りのガメル神官の調査をした
・アデルが贋金の見つかった家に以前住んでいた夫婦の家とご近所さんを調べた
・オクタヴィアがガメル神殿の貨幣管理体制や陸路の人・荷物の検査について調べた
・モッシュが人を雇って急に金回りの良くなったやつを探させたら自分たちとウェムアの名前が出てきた
・ファードンが1000万くれたら動くぜって冗談で言ったらマジで1000万置かれてドン引きした。これからよろしくね
・海からの侵入の管理体制を確認、3日前にガメル金貨（魔法はかかっていない）が140万ガメル分、海底で発見されたことを聞いた
・贋金と入れ替えて手に入れた本物のガメル金貨の可能性？

第21回　贋金調査その2

オクタヴィア・モッシュ：夫婦
→夫婦に恨みを持つものとして、闇金バラン事務所（ガメル神殿により潰された）の名が挙がる。
　現在は解散させられ残党がなんかしている。

マクイル：海底見張り＋ボトム/ライト/レスキュー
→箱の蓋がひとりでに開くのを見る

フォーリャ・アデル：ウェムア
→ウェムアがガメル神官になっていた。贋金調査をしていることを話すと、ディテクト・トゥルーコインによって（5か月前に手に入れた金の中から）贋金を見つけてしまったと話す。

第22回　贋金調査その3

テレポートで飛び回って配置転換

オクタヴィア・マクイル：闇金の残党
→キュアリオスティで誘い出して全部しばきたおした。ガメル神殿に捕まったアニキを助けるためにカチコミを計画しているらしい。泳がせることにした。

フォーリャ：ウェムアを連れてガメル神殿でガードトレーディングによる贋金探し
→パシさんは「やったことがないのでうまくいくかわからない」と言うが協力はしてもらえた。

アデル：海底に飛んで痕跡を調べる

モッシュ：エイリャーク神殿へ行ってファードンに情報を伝える＆協力要請

いろいろあったがミキ・フォーディーがメイガル神官にして贋金騒動の犯人であった。
パシは格の高い第一剣神官だったので話し合いより先に暴力を選びしかも神殿で行ったことで大変お怒り。
それはそう。真っ当。

びっくりしたわ。まさかあのミキさんが犯人だったなんて。でもそれよりも、故郷の小さな島の話がとても……とても、驚いたわ。みんなにも「ディールは貧乏人に厳しい場所」だって教えてもらったし。知らないことが……知らないことさえ知らなかったものがたくさん。
パシさんには……申し訳ないことをしたわね。蚊帳の外っていうか……ええ、でもわかってるわ。パシさんの大事にする色んなものをぐちゃぐちゃに踏みつぶしたけれど、私たちはミキさんを捕まえるのと天秤にかけて、捕まえるのを選んだ。もう一度やり直しになっても、たぶん同じ方を選ぶわ。
「この街をののしってくれた君たちなら、願わくばこの街を変えてくれ」だったわね。街を変えるなんて考えたこともなかったけれど……。とりあえず、食べ物やモノの値段が高くなるんだったら、スラムは混乱するわよね。スキーマさんにちょっと相談、してみようかしら。
私がこんなこと考えるなんて変な気がするけど、でも気になるんだから仕方ないわよね。どうしようもないんだって、ずっと思ってきたわ、でもそうじゃなかったとしたら……気になってきたの。

第23回　混乱を止めろ

贋金事件での混乱の影響を何とか少なくできないか、みんなと一緒にいろいろ考えたわ。
スキーマさんやウェムアあたりは大体目的が一緒だから組めそうだったけど……規模が足りないってスキーマさんには言われたわ。乱立はそれこそ混乱しそうだからまずいんですって。ここからは取引とか、そう言うのを考えて組める人を探していかないといけない。これが政治ってやつなのね。

第24回　ポイントシステム

　フォーリャがスキーマさんとウェムアを引き合わせて話をまとめてくれたわ。ウェムアが適切な利益を得る分にはいいって条件でスキーマさんが（しぶしぶだったけれど）のんでくれたんですって。これで魔動機を扱える人も何とかなったし、安心ね。ポイントを動かすのに必要な魔動機はマクイルとモッシュと一緒にサッと取りに行っちゃったわ。実は先に大きそうな魔動機を倒しに行ってたんだけど、必要なのは別の魔動機だったらしくて無駄になっちゃった。まあ、たまにも運動しないとね。
　その後はネニキカネンさんを説得、それかハリファリーさんの依頼のために一日の行動を調べようと後をつけてたんだけれど、ビビット見破られちゃったの。本当に透明にでもならないと目はごまかせなさそうね。神殿に入るときにマナサーチをかける習慣とかがないといいんだけど。3時間おきに討伐依頼に出かけるみたいだから、いないうちにやればなんとか？
　ファードンさんに会いに行ったフォーリャとモッシュの方はうまくいったみたい。ざっくり1億で1票。すごい世界ね。まあ動くお金の大きさ（ポイント事業で出る利益がだいたい初月3億じゃない？ってのがフォーリャの試算らしいわ）から考えるとそれくらいなのかしら。
　あと、オクタヴィアが調べてくれたんだけど、セヴァリーさんの業績が急によくなってて、トップ５返り咲きはほぼ間違いないらしいの。そうなるとネニキカネンさんは６位。困ったわね。ホロさんかハリファリーさんかセヴァリーさんの誰かの票がいるわけで、ホロさんはあれだし、セヴァリーさんはたぶん魔貨が競合してるし、ハリファリーさんに依頼のお礼として票をもらうくらいしかないじゃない？神殿に忍び込むのはやってみたいと思ってたから別にいいんだけど、うまくできるかしら……。

　サーカスの座長のことについては待ち時間の間に調べてみたんだけど、まだまだ外堀って感じね。座長が革命派でスキーマさんが議会に入って変えていく感じだから敵対視してるんじゃないかしら？と考えてたけど、革命派は派というか集まる前に葬り去られてるみたいだし、そんな組織出身とかではなさそう。せいぜいそういう兄貴分がいたとか？とにかく大きな活動にはなっていないなら調べるのも大変そうね。うーん。一応スキーマさんにも聞いてみようかしら。十中八九知らない気はするし、知ってたとしても仮面だからわからないかもしれないわね。

　そうだ、そういえば運気が回るイグニス缶とかいうの、討伐に行く時に持っていくように聞いてたのに忘れてたわ。うーん。次はいつになるかしらね。

参考

サーカス一座「昨日の楽園」：巡業制のサーカス団で「生きづらき世を生きる皆様を応援します」というキャッチコピーで、スラム街で入場無料の公演をやっています。
その前後に無償での炊き出しをやっており、スラム街では強い人気を誇ります。
座長である仮面の女性は素性が一切不明であるものの、サーカスの規模や炊き出しの規模から、高額納税者であることは間違いないでしょう。

第25回　神殿の調査

　今月は島に忍び込んだり神殿に忍び込んだり大変だったわ。セヴァリー島の倉庫にあるのはざっくり魔貨200万枚くらい、1日1万枚くらいは作って倉庫に積んでるみたいね。1枚100ガメルだったはずだから、フォーリャの計算だと町の経済を支配するほどではないらしいわ。1週間張り込んで外から船で運んでくるか見たけど、それは見つからなかったわ。
ずっといてもしょうがないし、いよいよハリファリーさんの依頼でネニキカネンさんの神殿に潜り込んだの。コウモリの耳飾りで目隠しをごまかして場所の情報を得るなんてなかなか思いつかないわよね。でもあれは予想外だったわ。石が動くなんて！
まあ、結論から言うと忍び込んだのは見事にバレちゃって、その上であのドラゴンをけしかけられることもなく生きてるんだから、ラッキーはラッキー、面目ない（っていうんだったかしら？）は面目ないって感じね。ネニキカネンさんとご主人のサシャさんは安眠のためにこの街を出て行こうと考えてるみたい。見逃してくれた以上、できる範囲でその夜逃げに協力はしたいけど……。フォーリャはまた何か考えてるみたい。海の底にヤバイ何かがあったって話のことを考えてるのかしら？

第26・27回　宝石像を求めて

フォーリャが考えていたのは、どうにかして夜逃げしないで済むようにならないかって話みたい。宝石で像を作って、ハリファリーが見たのはそれだったんだよ！ってことにできないかってことね。いろいろ調べてみたけど、全身像を作れるくらいの宝石はまあ無くって、それで出たのが半透明の呪いを使って金属ゴーレムを半透明にしたら宝石っぽく見えないかって案。突拍子もないけど……でも、すごく面白そうじゃない？加工する人の方はいろいろ調べたけど短い時間じゃコネなんかもないし、ラットさんにちょっと聞いてみる？くらいしかできそうにないけど、まあダメだった時はダメだった時よね。ラットさんについても調べてたけど、あのひと200年くらい前からこの街にいるのよ。すごいわね。最初の方は駆け出し芸術家の保護みたいなのを出してたけど、後は全然法案を出してないみたいね。なんでもするけど、特に芸術系の人なのかしら？

第28回　巨人の職人

オクタヴィアがラットさんのところで修行した後、ミスリルの加工ができる人のことを聞いてきてくれたわ。ものすごく人里離れたところにいる、気難しい人ですって。何も知らされていないモッシュ（モッシュには私たちの計画を知らない状態でいてもらって、ハリファリーに報告してもらう必要があるものね）を駆り出してマナを増やす例のアレでテレポートをたくさん唱えて、そのあとでみんなを送っていったの。フォーリャが頑張って話してくれたんだけど、ダメだったって。まあ、正直ムリよね。うーん、どうしようかしら。見つからなかった、でハリファリーさんが納得してくれるといいんだけれど。とりあえず、向こうに協力したのだけは知られないようにしないとね。

第29回　ハリファリーの怒り

何も知らないモッシュを連れてネニキカネン神殿に突入する茶番をやった後、報告してもらったわ。怒ってたけど、とりあえず向こうに協力したのはバレずに済んだみたい。報告の後、モッシュにポロっと「もしかしたらあの時気づかれちゃったのかしら」なんて言っちゃったのはごめんなさいね。逃げるきっかけになったやつを八つ裂きにしてやるつもりとか、思ってなくて。忘れそうになるけど、よく考えたらハリファリーってラーリス神官だったわ。あそこで迷いなく記憶を消せって言えるモッシュ、本当にその、すごいわね。とにかくハリファリー票は期待できないわけだから、ほかを当らないとね。とりあえずダメ元でホロさんのところへ行ってみましょ。

よくわからないけれど、うまくいったみたい？
協力してって言ったら「その法案にどこまでかけられる？」って聞かれたから「全部。彼ならそうするから」って答えたの。あの人は人の欲望が好きだから、私の「エルの考えてることまで知りたい」って気持ちをぶつけたら面白がってもらえるかもって思ったのよ。そうしたら「是とも否とも言わぬ」って言われたわ。どういうことかその時はよくわからなかったけど、いつも反対票を入れてるところを棄権にしてくれるってことみたい。それなら上位5人は引き分け、下位5人はファードンの買収でとれるわ！

第30回　議会

あの後ハリファリーはどこかへ行っちゃった。たぶんネニキカネンさんたちを探してるんでしょうね……。いつも手伝いに行ってたモッシュは暇だからってネニキカネンさんみたいなMP売りを始めたわ。事務員さんたちが優秀で、宣伝もうまいことやってくれたおかげで順調みたい。
議会では予定通りスキーマさんの法案を通して、あとはセヴァリーの魔貨法案も通ったわね。ハリファリーさんの委任状はセヴァリーさんのほうへ行ったみたい。そういえば、魔神の素材の取引を持ち掛けた時、セヴァリーに卸してるって言ってたわ。
セヴァリーさんは魔貨のことを知ったうえでスキーマさんの法案を通した私たちに感服したみたいで、いつ裏返すのか、一枚かませてくれって言ってきたけど、裏返す気はないからどうこたえようか迷ってたら、なんだか勝手に納得したみたい。こんなときはニコニコ笑ってごまかしておくに限るわね。

今日は気分がいいわ。サーカスの座長にお菓子でも持って行って、エルが元気かどうか聞いてみたいくらいだけど、さすがにやめておく。

第31回　剣を求めて

市場に剣のかけらがなくなっちゃったから、強者を求めて町の外まで足をのばしてきたわ。なかなか数が少ないから、探すのに結構時間がかかっちゃった。でもこれでしばらく事業の方は大丈夫そうね。

第32～37回　闘技場

このところ毎日闘技場通いをしてる。ドラゴン、寄生樹、ギガントシューター、雷ばりばりメガトン、なかなかスリリングね。次は何が出てくるのかしら？

第38～40回　ガザッガと調べもの

ガザッガって、なによあれ。向こうの攻撃はギリギリしのげてるけど、こっちの決め手が全然ないわね。しばらく粘ったけど、勝てそうにないし引き上げたわ。モッシュが棄権のルールを知らなくってちょっと慌てちゃったけど、しばらくしたらいつもみたいに元気になってくれてよかったわ。まあモッシュにもきっといろいろあったのね。

そういえば、フォーリャが闘技場通いの合間にいろいろ調べてたみたい。

サシャさんがあったやべーやつの情報
・場所は向こうの大陸から2年くらい？歩いたところ
・そこからエスケープしたらディールのカオルルプテ神殿（元ネニキカネンのおうち）についた（のでそこに住んでた）
・なんか魔神関係っぽいとおもう
・サシャさんもがんばってしらべている

フォーリャの調べたこと
神紀文明～魔動機文明の、魔神、カオルルプテ、滅びの予言について

魔法文明時代、大陸北西の海に浮かぶ島にビダイドという国があった
魔神研究がすごかったが、あるとき一晩で壊滅した
ここが魔神王呼んだんじゃね？
※少なくともホロ図書館で調べる限りはこれ以上の情報はなさそう、もともと閉鎖的だし資料は少ない

魔法文明時代のカオルルプテ信仰：ぜんぜんカオルルプテの名前は出てこない、眠りの神とかもない
黒い蓮とかはあるけどテケルロコっていうんだって

魔動機文明自体の魔神
・魔神は北から来てる
・壁がたった後もちょくちょく魔神の襲撃、それは西から来てたけど時代が下るにつれてなくなった

神紀文明時代のカオルルプテ
・イグニスに連なる古い神の経典がそろっている
・数は①メティシエ②カオルルプテ③ブラグザバスみたいな順番
・神紀文明時代の信仰してる人の手記みたいなマイナーなものまであるぞ
・カオルルプテ様とはぐれてしまって心細いけどホロ様が導いてくれるからな～

アデルのやりたいこと
・魔貨関係：魔貨をどんな感じで展開してるか調べておく。ターゲット層、購入できる場所、利用できる場所など
（急な動きで経済が不安定になるとしたら不安要素を知っておきたい）
・魔貨関係：セヴァリーの島を毎日こっそり見にいって何か大きな動きがありそうならつかみたい

・調べたいこと：この街の慈善事業について、法案・人物・団体→フォーリャが暇ならお願いしたい

・サーカスの団長のところにお土産でも持って遊びに行ってじわじわ近づけないかチャレンジしてみる
・モッシュの福祉施設で働くとかして頑張ってスラム街の人々を把握し、サーカスの人さらいについてさらに詳細な情報を得られないか（いっぱい知り合いになればさらわれる人が出たらわかるかな）

第41回　調べもの

フォーリャに頼んだことと、歩き回って調べたことがいろいろあるから、まとめておくわ。

神紀文明時代×カオルルプテ　続き
ホロと同じ氏族のヴァンパイアは出てこない
今のディールに近いあたりに集落を作って暮らしていた
ホロの主導で各第二剣の神殿も立てられていた
ここから先は研究の域、解釈の問題があるので、かなり絞って調べる必要がある

戸籍について
戸籍はある（公開はされていない、肉親なら見れるくらい）
入場時に登録される
出生届→生まれた時に子供に保護金をかけるかみたいな手続きがある、共同事業主と似たようなシステム
登録しないと納税ができないので普通する
スラムで生きてる人は1割（保護なし）0割は衛兵に追い回される
登録漏れは面倒くさい手続きはあるが新たな取得は可能
死亡届→蘇生の意思無しまで含めてあるかな、たぶん
死後の死体の取り扱いについての裁量はいろいろ

・慈善事業としてはガメル神殿やそのほかの神殿の活動がみられる
・スキーマトップ10入りは大体18年前くらい
・サーカス：20年くらい
・サーカスの炊き出しも20年くらい前
・サーカスが4番に来た時からやっている（スラムで長く生きてる人に3Gくらいで教えてもらった）
・サーカスの人さらいのウワサは、炊き出しなんかをやっているところにはよくある話

・いなくなったトムについて
サーカスの公演→3週間→サーカスの人のトム訪問→1週間→失踪（公演の日）
トムは20代男性

・人さらいをさらって記憶を抜いた（スリープクラウド→ペトロクラウド→スティールメモリー）ら謎の人間換金所が出てきた　部屋に放り込んだら1万Gくらい金が出てくる

協力してくれた人さらいはフォーリャに石化解除してもらって放置する予定
次はせっかくなので例の人間換金所にコピードールを放り込んでみようかな

第42回　テオフィル

あの人間買取り装置に入ってみたら、スタッフにびっくりされちゃったわ。
幸い話ができる人だったから、奴隷のオークションをやっているって場所を教えてもらって、名刺ももらったわ。
早速もらった名刺で市場へ行ってみたけど、詮索ははしたないって怒られちゃった。あとは……オークションに出てた男の子を、買い取った、わ。何がしたかったかって言われたらうまくは言えないんだけど、ほら、私たちってよく神官を雇ってるし、専属の子がいたらいいかもってことで、ね？彼――テオフィルとは「買った時の値段分働く」って解放条件を付けることにしたの。これは私のわがままだけど、ね。

第43回　再び月末まで

・魔貨が暴落
・人さらいの記憶を抜いたことについて事情聴取された（正当防衛っていうんなら次から記憶は戻してあげてねですんだ）