キャラクター設定

名前

フルル・フリーシア・メラシディア

ブルライト地方の南海岸沿いにある、メラシディアと呼ばれるエルフの里出身。
フリーシアは家名であり、フルルが名。メラシディアは里の名を示す。
フルルという名前の由来は、里で信仰されている"風と雨の神"フルシル神の名前からとっており
"雨の子"という意味があるらしい。

経歴

1.背中に背負っている《携帯神殿》　とある人から譲受けた物らしく、寝食を共にしている。……全然小物ではない。
2.かつて"風と雨の神"であるフルシル神を信仰する神官に、レベレイションの奇跡を賜ったことがある。神官としての始まりでもあった。
3.空気の匂いと髪の毛の跳ね具合から、その日の降水確率が割り出せるらしい。誤差は±10%強。

容姿等

深い空のような蒼色の髪を短く切りそろえている。
三つ編みで編み込んでいる部分は、梳くととても長いらしい。
本人曰く"ちょっとした願掛け"のつもりで、その部分だけは毎日丁寧に編み込んでいる。
眼の色は輝く金色で、水平線に沈む夕焼けのような色をしている。
一応成人の儀を通過しているものの、身長が低くスレンダーな体形が悩みの種だという。

性格

普段は明るく快活な性格であるが、非常に表情豊かで裏表のない性格。
真夏の太陽のようにはつらつと笑顔を浮かべ、秋の台風のように猛烈に怒り
梅雨の長雨のようにしくしくと悲しみ、冬の吹雪のように冷徹に当たることもある。

一応、これでも神官という意識はあるらしく、信者たちの前ではそれっぽく振舞おうとするが
大抵は空振りに終わることが多い。

好きなもの

フルシル様と信仰！
甘い林檎
暖かい家族

嫌いなもの

水の中（海や川、湖など）
冷たいスープ
フルシル様をけなす奴

趣味

布教
髪の長い子の髪を勝手に編むこと

背景等

ブルライト地方、ハ―ヴェスより南方に下ったメラシディアの里と呼ばれるエルフの里出身。
海に面した里であり、漁業や水産業が盛んであった。
両親はともに漁師を営み、里のほとんどのものもまた漁師であった。
とても仲の良い家族で、一家全員で食卓を囲みその日取れた魚を使った、暖かいスープを食べるのが日課だった。

しかし、15年前に大きな津波が発生し、里の大半はその被害を受ける。
その日フルルの両親は漁をしに沖へ出ており、その津波の被害をもろに受けた。
水の中で呼吸ができるエルフであっても、津波による多数の漂流物に巻き込まれれば無事ではすまず
フルルの両親を含む漁に出ていた里の多くのものが、暗い海の底で漂流物に潰されて亡くなった。
その時里にいたフルルも、その津波に巻き込まれ生死をさまようが
ハーヴェスより里の神殿へ訪れていたフルシル神官によって、その命を救われる。
その際にフルルの名の由来に気が付いた神官が、生きるための道しるべとなるよう、レベレイションの奇跡を使い
フルルに神官としての力を与えたという。
後生大事に背負っている《携帯神殿》は、その人から譲り受けた者であり、辛いことや苦しいことがあっても
ともに乗り越えてきた、とても大切なものである。

なお、上記の事柄からエルフであるが水の中が苦手。
溺れることはないが、長時間水の中にいるとパニックを引き起こすらしく、
水浴びや足を着けるぐらいに留めるようにしている。

フルルの通り名である《移動神殿》とは、まさにこの背中に背負った珍妙な神殿のことであり
あちこちに布教しに行った先で、"風と雨を伝える者"───『ウェザーテラー』と人々は親しみを込めて呼んだという。

セッション履歴

初期作成