4-3　忘れられない恐怖を経験したことがある
3-2　大好きな食べ物がある（あった）
6-6　始まりの剣を求めている（いた）
6-1 神の声を聴いたことがある（と信じてる）
4-5 誰かを助けたことがある
3-3　近所で一番の物知りだった

冒険に出た理由 3-1見聞を広げるため



いわゆる限界集落に産まれた女の子。子どもが産まれても過酷な環境のせいで3歳まで生きれる子が少なかったため、ナイトメアに産まれたエリカも差別されることなく育った。

他の人と違うことは何となく感じていたが、周りは村の一員として対等に扱ってくれていたため、差別に関しては特に何も思っていない。

10歳ぐらいの時に始まりの剣について知り、好奇心の元探していたことがある。その時、村の友人と一緒に探していたが大怪我を負い、それから探していない。

自分が他の人と違うということに15歳の頃気がついた。

いつも通り過ごしてる日だったがどこからか声が聞こえた気がしたのだ。友人の身が危ないと。慌てて駆けつけてみれば盗賊に襲われそうになってる友人がおり、そこからの記憶は無いが気がついたら友人が泣きながら自分を抱きしめていて、盗賊達は目の前で倒れていた。

同時期に、自分の好きだったりんごパンも好きではなくなった。冬の時にたまーに食べられた唯一の甘味だったりんごパンを食べた時、死にかけたのだ。あとから知ったことだが毒が盛られていたらしく、犯人は村の外から嫁いできた従兄弟の夫だった。死を身近に感じた経験は忘れられない恐怖となり、好きだったりんごパンはあまり食べなくなった。

知らない、無知は恐怖になる。知識は武器になる。いつか訪れた冒険者が言っていた。その冒険者は村の中で1番物知りだった自分でも知らない世界を、知識を教えてくれた。

ナイトメアというのはあまり好印象を持たれないみたいだが、冒険者には歓迎されるらしい。知らないことを知れるのは楽しいから、もっともっと知るために冒険に出ることにした。

友人は村に残るみたい。だから約束した。
『この世界を歩いて、そこで見た世界を物語にして聞かせる』
そのためには、まず自分の見聞をひろげなくては！