聖印と神像

　シルドの聖印は天使の翼が生えた少女の後ろ姿意匠になっています。
　神像は天使の姿で彫られる事が多いですが性別は少年だったり少女だったりとまちまちです。しかし、歳を取っている事はありません。

神格と教義

　シルドは幼子を助ける為に生まれた、本来は慈愛の女神のような存在です。その本質は子供を守る為にあり、シルドの声は基本的には未成年にしか聞こえる事はありません。例え、深く信仰しており敬虔な信者だったとしても成人した瞬間信仰を必ず失います。
　その教えは幼子を慈しみ、そして守る為に幼子に信仰を与え自らを守る力を与えるというものです。しかし、その力の使い方までは定めていない為、子供たちに委ねられています。子供にしか声が聞こえず、成人した瞬間に信仰が失われるという性質上、あまり広い地域では信仰されていません。スラム街の孤児達が信仰に目覚める事も多いそうです。蛮族がこの信仰に目覚める事はありません。

格言

「幼子こそ宝なり、その未来を大切にするべできある。」

「全ての大人は幼子の為にある。」

「大人は幼子より強くあってはならない。」

備考

かなり偏見の強い信仰の為、一部の地域では邪神として信仰を許されていない地域もあります。また、その特殊神聖魔法の強力さから、この神を利用しようとする人々も多く見られるようです。