思い出の小結晶
基本取引価格:40000
- 知名度
- 30
- 形状
- 透明な細長いクリスタル
- カテゴリ
- 冒険道具類
- 製作時期
- 魔法文明
- 概要
- 思い出を映し出すとされているクリスタル
- 効果
-
●昔日より
所持者の思い出をクリスタルに投影する。
他者にこれを見せることによって、対象の思い出も映し出すことが出来る。
由来・逸話
魔法文明時代、兵士が主に尋問目的で使用していたとされる黒いクリスタルの魔法道具。今となってはもはや誰が作ったのかも分からないが、噂によれば貴族が職人に作らせたのではないのかと囁かれている。
ラシュマの所持しているクリスタルだけ、何故か透明である。
思い出は皆、透明ではないのだ
魔法文明時代、ある工芸街の職人が作ったクリスタル。それは透明であり、人々の暖かい思い出を映し出すのだと信じていた。
しかし時が流れ貴族同士の戦争が激化し、次第に尋問目的で使われるようになった。血と欲に浸かったクリスタルは次第に黒ずみ、終には何も映さなくなったのだという。職人はその事を知ると酷く悲しみ、その時作っていたネックレスを未完のまま職人を引退してしまった。
ただ1つ、手元に置いていたクリスタルだけは透明なままで、職人はそれを土に埋めた。これ以上、人々の思い出が黒く汚れてしまわないように。