ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

rei卓におけるハウスルールver2.00 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

rei卓におけるハウスルールver2.00

基本取引価格:0(非売品)
知名度
形状
複数枚の羊皮紙
カテゴリ
ルール説明
製作時期
2025/04/05
概要
ハウスルールを表示する。
効果

はじめに
 これらのハウスルールは、私reiが主催する卓にて使用するルールとなります。他の卓にて持ち込む場合には、その卓におけるGM判断が優先であり、私reiは責任を一切負いかねますのでご留意ください。

PC作製

舞台における種族などの使用制限

人族社会の場合の制限

種族

種族名必要地位その他条件
すべての「分類:人族」なしなし
ウィークリング,ラルヴァ「仲間」以上なし
ラミア「例外的存在」以上人族社会範囲内で本来の姿が露見されないこと ※1
アルボル「名誉人族」以上身体的特徴(目の紋様)の秘匿必須 ※1
バーバヤガー「名誉人族」以上人族社会範囲内で[魔女化]の使用禁止 ※1
ドレイクブロークン「名誉人族」以上人族社会範囲内で[限定竜化]の使用禁止 ※1

※1:故意に本来の姿や別形態を晒した場合、状況によっては冒険者ランクや地位の降格や剥奪が発生する場合があります

信仰

 原則的に第一の剣・第三の剣に属する神々を信仰することができます。ただし、神格によっては以下の制限が課せられます。

神格制限
“魔狩王”ドレイヴェンセイクリッド系を選択

流派制限

 現状はありません。

〈剣の恩寵〉の採用

 すべての「分類:人族」のPCは〈剣の恩寵〉を使用することができます。「分類:蛮族」においても、「地位:人族以上に人族」)以上を得ることで使用することができます。
〈剣の恩寵〉を使用する際、以下の行為では使用できません(トレジャー強化における「瞬間達成値」にも同制限がかかります)。
・不利な効果を発生させる行為
・「時間:一瞬」ではない魔法や特殊能力などを使用する行為

蛮族社会の場合の制限

種族

種族名必要地位その他条件
すべての「分類:蛮族」なしなし
ダークドワーフなし ※2なし
ナイトメア,アルヴ「例外的存在」以上汎用蛮族語の会話の習得必須 ※3
ナイトメア,アルヴ,ダークドワーフ以外の人族「名誉蛮族」以上汎用蛮族語の会話の習得必須 ※3

※2:一般技能ブラックスミスを5レベル以上習得していない場合、「例外的存在」以上を地位が必要
※3:何かしらの一般技能を習得し、蛮族社会に貢献できるのが望まれる

信仰

 原則的に第二の剣に属する神々、および“狂神”ラーリスを信仰することができます。ただし、神格によっては以下の例外があります。

神格制限
“炎武帝”グレンダールダークドワーフのみ信仰可能
“魔狩王”ドレイヴェンヴァイス系を選択
“狂神”ラーリスNPCに警戒される恐れあり。また、教義の通りに動きすぎに注意

流派制限

【対奈落教会議・奈落反転神術】を使用できます(設定的には『ブルライト博物誌』に記載があるものではなく、奈落教の教団員から直接伝授してもらうものになります)。入門する際、〈聖印(ラーリス)〉の保持が必須です(ラーリスの信者でない限り、フレーバーで常にラーリスが改宗を呼び掛けてきます)。
 それ以外の人族社会の流派の入門、秘伝の使用はできません(すでに入門している場合には封印して参加してもらうことになります)。

その他誓約

 蛮族社会においては借金をすることができません。

その他

放浪者について

基本

 当卓において放浪者は基本的に使用することは可能です。ただし、「放浪者」であるのであればそれを必ずキャラクターシートに記載しなければなりません(できれば、目立つ位置に)。

冒険者/放浪者からの変更

 原則的には当卓においては冒険者/放浪者の地位を変更することはできません。ただし、持ち込みのキャラクターがすでに「冒険者が放浪者(あるいはその逆)」となっているキャラクターの使用や、「ヴァグランツになった理由表」にてダイスを振り、「26」を引いた場合にはこの限りではありません。

放浪者の蘇生

 人族社会において放浪者が死亡し、全滅した場合はNPCが救助に来てくれたなどの理由によって蘇生はすることができます。この時、蘇生費用は20,000Gになり、穢れ表を振るときに経過日数を4日分追加して振らなければなりません。
 蘇生費用は以下のように支払うことができます。
・一括で20,000G支払う
・2,000Gを10分割で支払う。支払いのタイミングは収入があった時、冒険者ギルドに支払う。

放浪者の不名誉点

 放浪者が不名誉点を得てしまった場合には、冒険者と同様として扱います。また、得る名誉点は(公式で設定されているのは除き)通常より高くなる可能性もあります。

『ラクシアライフ』による一般技能の拡張

『ラクシアライフ』を所持している方は、新規作成、持ち込み共に1回のみ、「収入と経験」の表を1回振ることができます。

一般技能の使用

 以下の判定は行うことができません。

・「魔物知識判定(すべての一般技能)」:技能の多さから把握が困難な為
・「処方判定(ウィッチドクター技能)」:レンジャー技能の立場を保つため

SW2.0使用可能データ

 SW2.0のデータの内、下記の記載があるものを使用できます。使用する際には必ず相談してください。相談がない場合には使用を禁止する場合もあります

種族

人族社会蛮族社会
フィー ※7リザードマン
ミアキス
ヴァルキリー ※7
センティアン(第一,第三の剣)センティアン(第二の剣)

※7:補助動作で使用可能な種族特徴は戦闘準備でも可能です。

信仰

 原則的にその社会の神を信仰可能ですが、古代神(※4)を除き、その神は知られていない点には注意してください。
 また、人族社会では“風来神”ル=ロウドと“海風の神”ヴァ=セアンは人族社会では信仰できません(この制約はSW2.5において人族社会で第二の剣の神が信仰可能な神が出現したら失われます)。

※4:“戦勝神”ユリスカロアは小神扱いとし、消費MPが増加します。

流派

『フェイダン博物誌』『ザルツ博物誌』『ユーレリア博物誌』『プロセルシア秘史』にある流派を使用できます。

判定やダメージなど

判定の基本原則

 行為判定や威力表の使用など、あらゆるダイスを振って結果を求める際には「メイン」タブに降った物のみ有効とします(進行によってはメイン以外でも許可しますが、その際には必ずGMに伝えてください)。「メイン」タブ以外で振ったダイスに関しては、(たとえ、PCに有利な結果だろうとも、不利な結果だろうとも)無効になります。
 また、基準値を間違えた場合や、威力表の数値が異なっている場合、原則的には本来の基準値やダメージの固定値に出目を足し、結果を求めます。GMの許可なく再度ダイスを振らないでください。

自動失敗における経験点

 以下の状況で自動失敗した場合、経験点を得られません。

・行為判定の放棄した場合
・ゴーレムなどの使役されているキャラクターが、使役者の能力値を使用していない行為判定
・ダイスを振らずに自動失敗する効果
・先制判定など、成功が絶対に怒り得ない行為判定
・その他GMが認めていない行為判定

種族

[獣変貌(大型草食獣)]

 この種族特徴における「頭突き」は「抵抗:必中」とします。

変身時のドレイク/バジリスク

 変身時に真語魔法、操霊魔法、深智魔法を行使する場合、「発声」以外の条件と腕が使えないことによるペナルティ修正を無視します。

アイテム

武器として扱える盾

 武器として扱える盾に対して、武器としての強化を施すことができます。ただし、「オーダーメイド」「武器のぶんのアビス強化/アビススキル」「武器のぶんの黄金呪刻術」は例外的にできません。

〈バッドツインズ〉

 他の武器と比べて著しくバランスを崩し、また処理の煩雑さから使用禁止とします。持ち込み時に〈バッドツインズ〉を所持していた場合には、代替え武器として「〈バッドツインズ〉の基本取引価格以下の武器(〈バッドツインズ〉、代替え武器共に加工費用を含む)」を使用することが可能です。その際、「アビス強化/アビススキル」に関しては〈バッドツインズ〉のものを引き継ぎます。

〈小王の頭冠〉

 この効果による「判定へのボーナス」は1日1回、行為判定を行う前に補助動作で使用を宣言してボーナス修正を得るものとします。また、〈小王の頭冠〉の効果に「このアイテムはセッションの間、装備状態から外すことができません。」を追加します。

名誉点

冒険者ランクに応じた前借り

『Ⅱ』141頁に記載していない冒険者ランクを持つ冒険者が前借りをする際には、以下の金銭まで可能とします。

冒険者ランク借入可能額
ブロードソード2,000G
グレードソード3,500G
センチネル7,000G

専用アイテム追加

 以下の装備品の専用化を追加します。

個人専用装備効果名誉点
〈アルケミーキット〉知力+2(賦術判定)50
〈宿り木のの棒杖〉知力+2(森羅魔法の魔力)100
〈小魔の封入具〉 ※5知力+2(召異魔法の魔力)100
〈アビスナイフ〉知力+2(奈落魔法の魔力)100
専用武器精神力+2(理力)100

※5:〈召異の刺青〉に対して専用化することができません。

〈アビスシャード〉、および、その使用用途

〈アビスシャード〉の購入

 以下の用途に使用する際、その用途に必要な数が不足している場合、1個につき666Gで購入することができます。ただし、購入できるは数は最大で「そのセッションにおける冒険者レベルの上限(端数切り上げ)×2」個までとします。

・「アビスカース」の振り直し ※6
・「種族:アビスボーン」の[奈落の落とし子]によるアビスカース決定 ※6
・「アビス侵蝕」「アビス汚染度」の解除

※6:流通量の都合上、セッション終了時には購入できません。

アビスカース:栄光なき

 戦闘特技《サバイバリティ》等、「ダイスを振らずに自動成功する」効果に対しては「栄光なき」は発動しません。

戦闘開始処理

魔物知識判定、先制判定の介入要素

 戦闘開始処理における魔物知識判定、先制判定直前(GMが目標値宣言した後)に、それらに対するボーナス修正やペナルティ修正を与える能力、および各種パッケージ判定に関係する能力をすることができます。この際、他者の判定結果の確認後に使用しても構いませんが、一度ダイスを振ったのであれば、後からその効果を使用することはできません(後から使用可能であることが明記されている場を除く)。
 ただし、森羅魔法【ネイチャーマスター】及び召異魔法【アナザーノレッジ】に関しては例外的に「戦闘準備」のタイミングでしか使用できません

第二戦闘準備

 戦闘形式に関わらずに第二戦闘準備(⇒『ET』70頁)を採用します。

戦闘関連

戦場からの除外(上級戦闘)

 上級戦闘においても、「戦場から除外」(⇒『Ⅰ』158頁)は可能とします。

一度のタイミングで複数の処理を行う場合

 一度のタイミングで複数の処理を行う必要がある場合、下記の優先度の数値が高い順に処理を行います。同じ優先度で複数の処理がある場合には、該当するキャラクターが操作するPC/GMが任意に処理順を選ぶことができます。

優先度効果内容
優先度3効果の時間経過
優先度2強制的に発動する効果
優先度1任意に使用する事ができる効果

複数部位の移動制限について

 操霊魔法【バインド・オペレーション】等、移動に関する効果を適応する場合、すべての部位に効果が適応されていなければ発揮されません。

戦闘特技

《かばう》

 一度のタイミングで複数の《かばう》の発動条件を満たした場合には、宣言した順番にその効果を処理します(例えば、キャラクターAを「キャラクターB⇒キャラクターC」の順に《かばう》を宣言している場合に条件を満たした場合には、キャラクターBがかばいます)。

《カウンター》

《カウンター》による命中力判定は固定達成値を用いることはできません。

《投げ強化》による《カウンター》

 戦闘特技《投げ強化》を覚えていても、2~3部位のキャラクターを〈投げ〉による《カウンター》を実行することは原則的にできません(秘伝《猛進獣殺》等、可能であることが明記されている場合を除く)1部位のキャラクターを〈投げ〉で《カウンター》が成立した際には、戦闘特技《投げ強化》の効果が乗ることには変わりありません。

《ファストアクション》《先陣の才覚》

 戦闘特技《ファストアクション》はスカウト技能、《先陣の才覚》はウォーリーダー技能を基準値とした判定を行い、成功した場合にのみ適応します(それぞれ別技能を用いた時には、スカウト技能、ウォーリーダー技能を基準値として達成値を計算し、成功している効果のみが発揮します)。
 森羅魔法【シャープアイ/**】等の効果により達成値を固定した場合、スカウト技能、ウォーリーダー技能両方とも技能を用いていないとして扱います。

流派

流派全般

流派アイテムの購入制限

 流派秘伝か流派魔法を1つ以上習得しないと秘伝アイテムを購入することができません。

【古モルガナンシン王国式戦域魔導術】

《戦域魔導術アンナマリーナ》

 この秘伝の消費MP計算は《MP軽減/**》に準じます。また、この効果の対象となる魔法は「対象:1体」のみです。

《戦域魔導術ベロニカ》

 以下の魔法は《戦域魔導術ベロニカ》の効果を適応することはできません。

・主動作や宣言回数を追加する魔法や効果(【ヘイスト】等、確率によるのも含む)
・「シンボリックロア」全般

【フィノア派森羅導術】

 設定を鑑み「マギテック技能」「アルケミスト技能」との併用は推奨しません。

魔法

複数部位の「射程:術者」の魔法

 複数部位のキャラクターが真語魔法【ブリンク】等、「射程:術者」の魔法を行使した際には、すべての部位がその効果を受けるものとします。召異魔法【デモンズアーム】等、1部位のみが効果を受けることが明記されている場合にはこの限りではありません。

森羅魔法【ウィングフライヤー】

 騎乗状態のキャラクターに対して【ウィングフライヤー】を行使する際には、騎手、騎獣ともにその効果を受けていなければボーナス修正を得ることができません。

森羅魔法【ナチュラルパワー】

 非戦闘時に行使した場合、行使後1時間の間、魔法行使判定の達成値、威力の結果共に同じ出目が出たとして扱います。

森羅魔法【マルチプルアクター/ジャイアントクラブ】

 バランスや設定を考え、可否に以下の調整を行います。

可否内容
追加の主動作の前に〈矢〉〈太矢〉を番える
追加の主動作の前に「カテゴリ:投擲」の武器を装備する
不可追加の主動作として魔動機術【ショットガン・バレット】【キャノン・バレット】【ジェノサイド・バレット】を〈弾丸〉に込めて射撃攻撃を行う

深智魔法【オーバーブロウ】

 この効果による抵抗は、術者の手番終了時に発生するものとします。

奈落魔法【アイデアル・コスチューム】

 この魔法による装飾品の交換は、1度の魔法行使で対象となったすべてのキャラクター合わせて1回のみとします。ただし、主動作(《ダブルキャスト》による追加主動作を除く)で行使した場合にはこの限りではありません。

騎芸

騎芸【姿勢維持】

 この騎芸を使用した場合、手番中は常に行為判定にペナルティ修正を受けます。

騎芸【騎乗指揮】

 効果時間は10秒(1ラウンド)とします。

操気

操気【大乱獲】

〈剣のかけら〉を所持している魔物はボス級魔物として扱い、【大乱獲】の対象外とします。
【大乱獲】におけるレベルを参照する効果は「ダークハンター技能レベル」を参照します。

使役(ゴーレムなど)関連

使役されているキャラクターの召喚禁止

 騎獣など、使役されているキャラクターが妖精魔法【サモンフェアリー】等、魔物を召喚・使役する行為を禁止します。

魔神の強制送還

「強制送還」を行う場合、戦闘の余地なく送還できるとします(経験点も計上しません)。ただし、その場合には“扉の小魔”もろとも倒さなければならないものとし、魔神使いは、“扉の小魔”を失い、1カ月の間セッションの間は再契約を執り行えなくなります。再契約を執り行えなくなる効果は達成値41の呪い属性として扱い、【レストレーション】によって解除できません。
 敵対陣営の中に〈剣のかけら〉を所持している魔物がいた場合、その戦闘終了時に「強制送還」を行えません。
“扉の小魔”を失われたときの処理は『ML』24頁を参照してください。

更新履歴

2025/04/05:Ver2.00:初版公開

製作者:rei