経歴

経歴1:憧れる冒険者がいる（選択）
経歴2:罪を犯したことがある
経歴3:自殺を試みたことがある
冒険に出た理由:平和を求めて（選択）

ラージャハ帝国北部の蛮族領にある小国で生まれた短命種（アサギリソウ）のメリアの青年。
未だ人族同士の戦争を継続しているこの国では、国の戦力として、短命種のメリアを使い捨ての兵士として利用していた。

種から生まれるメリアは、種のまま保存が可能であり、好きな時期に誕生させることができる。また、短命種であれば身体は半年ほどで大人となり、頭脳も短期間で大人と遜色ないものにすることが可能。
以上の特徴は、戦争を行う時期に合わせて戦力を揃え、使い捨ての兵士にするという軍事利用に適していることから、非人道的行為でありながら、小国であったこの国では重宝されていた。

そして彼も、この使い捨ての兵士として生み出された存在であった。
戦地に投入されることは日常茶飯事で、時には金品を納めない民に罰を与えに出向くこともあった。
生まれた時から軍人としての英才教育を受けていたため、これらの行為に罪悪感や主への反逆心を持つことはなかったが、ある日、彼に転機が訪れる。

それは、樹神ダリオンの声だった。
彼はその言葉から、自分という存在が生み出された悲しい理由や世界の理を知り、絶望する。
これ以上生きていく意味はないと自暴自棄になった彼は、自らの手でその命にピリオドを打とうとしたその時、“灰色の騎士”と名乗るティエンスの老兵が現れた。
その老兵は、ティエンスとして残り少ない命を人族の自由を取り戻すために捧げると決意し、冒険者として活動していた。
そして、彼はこう語る。

「君は今、ようやく自分の中の正義に気がついたんだ。剣を取れ。その命が燃え尽きるまで、自分の正義を貫いてみろ」

老兵の鼓舞に心を打たれた彼は決意する。

彼の名は『ランド』。それは木製の盾を意味する言葉。
かつて人族同士の争いで利用された使い捨ての楯は、人々の平和を守る『楯』となる。
彼は国を捨て、隣国ラージャハ帝国に向かった。

履歴

セッション履歴

収支履歴