身長

186cm

体重

61kg

髪

瞳

肌

燃え盛る村の様子を見て、彼は笑っていた。
この炎を全ての村に広げなければならない。
それが、彼の生きる目的となった瞬間だった。

ここは、人族の生活圏の端に近い、ごく普通の村だった。
見慣れた蛮族の姿と、侘しい食事、いずれもこの村の人達にとっては日常だった。
何度、死にそうになったか。
何度、友の死を見たか。
そんな極限状態を、疑うことなく過ごしていた。

ある日、彼は倉庫に忍び込んだ。
それは日常的な、食べるための手段だった。
だが、その時、聞き慣れない声を聞いた。
普段聞く言語とは異なる、誰とも知れないその声。
声に従い、食料に加えて赤い石を懐に忍ばせ、倉庫を後にした。

その夜、ゴブリンが彼の部屋に入ってきた。
相手の顔からは殺意が見て取れる。
それを見て、震える声で、彼は一言つぶやいた。
謎の声から聞いた、意味も分からないその言葉。
次の瞬間、ゴブリンは焼死した。

どうしてかは分からないが、周囲を焼き尽くす力は手にした。
彼は初めて、蛮族と戦うことを考え始めていた。
そうして改めて周囲を見ると、いつもよりも蛮族が少ないことに気が付いた。
彼は唯一の仲間を呼び寄せると、直ちに全ての蛮族を焼き払う算段を付けた。
運も味方に付け、彼は蛮族と村を滅ぼしたのだ。

ここから最寄りの人族の村への場所は、何度か聞いて知っている。
それを頼りに初めて人族の土地を踏んだ彼は、すぐに戦う道を模索した。
あのような生活を送る人々を増やさないために。
どこかで聞いた冒険者というものになることで、それが達せられることを信じて。

2,5,4,5,1,2,5,4,3,3
[4,6]->(生命力 or 精神力)

成長

[6,2]->(精神力 or 敏捷度)