周囲の人の心に温もりを与えようと、いつも明るい笑顔を忘れない少年、のような少女。

真面目なお人好し。
容姿で人を判断することは決してない。

困ってる人は放っておけないし、対話の意思があるのなら、どんな人の話でも真摯に聴いてくれる面倒見の良い性格。ただし信仰故か家族(特に子供)を大切にしない人には辛辣になるかもしれない。
今も昔も誰かの相談や愚痴の相手になることが多い。
秘密にしたい相談事の時は"通じ合う意識"を使ってくれることも。

最優先事項は家族。
深淵に必要以上に潜るつもりは一切無いが、家族として慕っている人物が潜るなら追う。

どっからどう見てもチャラいファッションの少年にしか見えないティエンスの少女。
サングラスと手袋がお気に入り。
(動きやすさを重視した上でこれらに合わせるせいで、どうしてもチャラい少年風ファッションになる。)
性別を誤解されても特に訂正しないため、長年彼女のことを少年と誤解していた(いる)人は多い。
目と宝玉の色は黄緑。
宝玉の位置は普段は髪,服,手袋の下で普段はあまり見えないが、主に額,胸,指の付け根あたりに存在している。
髪は銅のような色。一部錆びたような色合い(緑青)。
実年齢は13歳だが、周囲に聞かれた時は15歳くらいじゃないかなと答える。

ゼロフロアの片隅『果ての場』にあるエッケという地区出身。
エッケ内のミリッツァ神殿で生まれ育った。
深淵デビューは9歳の頃。
エッケの人々の出稼ぎ(探窟)のお手伝いのために着いてきた。
少しでも大人扱いされたくて(出来ることを増やしたくて)この頃からサバを読んでいた。(自称11歳。)
探窟家になる前＆なった後もしばらくは、エッケ周辺で理髪師の真似事(本人談)をしていた。

探窟家になった後は、他の人たち曰く"人族らしい見た目"の自身の役割は(エッケの皆も普通の人族なんだけどなぁ………)、エッケの皆と他の人たちのコミュニケーションを少しでも円滑にすることだと思い、積極的に交渉役に立候補してはクッション役になろうとしてきた。
堅実に仕事をこなしつつも、どちらかというと探索よりも良好な人間関係を構築することに力を注ぎ続けていた。
自分のファッションがチャラい自覚はあるものの変えることはできないため、(元々真面目だが)意識して真面目に振る舞ったりもした。

決して表立って言いはしないが、オリヴァー自身の深淵への好奇心は皆無。
そのため、少なくとも探窟家になった当初は必要以上に深淵の奥へ向かう気もなかったのだが………。

努力の甲斐あって、やがて何人かエッケの人達以外にも親しい人が出来てきた。
アルバート(NPC)も、その中の1人であった。

アルバートは、いかにも良いところのお坊ちゃんというか、育ちの良さの滲み出るような、それでいて誠実な少年だった。
彼は紛れもなく箱入り息子で、虫系のエネミーや例外存在を前にすると少し表情をかたくしたが、すぐに表情を飲み込んで真剣に対応した。
必要なら虫系エネミーの群れにも果敢に突撃していったし、例外存在であろうと他の人族と同じように接しようとした。
そして、周囲の人達のエッケの人たちへの心無い言葉に、唯一真正面から怒ってくれたのだ。
アルバート自身にもまだ例外存在への恐れがあるにもかかわらず。
まだ出会って数ヶ月(オリヴァー9歳、アルバート13歳)の頃の出来事であった。

今まで、皆や交渉役としての自分の立場の悪化を恐れて言い返せず、曖昧に笑って受け流すことしかできなかったオリヴァーにとって、彼の存在は高貴な光として映った。
人に言ったら大袈裟と言われるかもしれないけれど、ああ、自分はきっと、この人に会うために、この人に尽くすためにこの世に生まれてたのだと、"改めて"確信するほどに。

それ以来、オリヴァーは以前にも増してアルバートを慕い始めた。
慕ううちに、アルバートの方もオリヴァーのことを特別に思ってくれたのか、ある日、もし弟がいたらこんな感じだろうかとポツリとこぼしてくれた。
そしてオリヴァーは全身全霊で弟に志願した。
アルバートは少々驚きながらも、それじゃあ遠慮なく、と。
血は繋がってないけど、今日からお前は弟(家族)だと笑って宣言してくれた。

(なお、数ヶ月後に土下座と共に妹に訂正された。)

生まれつきティエンスとしては虚弱体質だった。
成長するにつれマシになったものの、深淵デビュー後も一度体調不良で倒れている。
迷惑をかけないようにと地道に修行に取り組み、今ではタワーシールドを持てる程度にまで筋力がついた。

彼女はもともと、エッケ内のミリッツァ神殿(自分を拾ってくれた神殿)で遺体処理の仕事を行なっていた。

遺体からの感染症の蔓延を防止するためのエンバーミングである。(ここの神殿の神官は妙な方向に博識だった。)

ある日、普段から自身の容姿を嘆いていた女性に、自身が死んだ際には少しでも人族らしい見た目に加工してから埋葬してほしいと頼まれ、それを引き受けた。
すると、女性の葬儀を見た者たちの中からポツポツと加工希望者があらわれはじめた。


オリヴァーは聞き上手で、昔からよく周囲の人の相談や愚痴の相手をしていた。
エッケ周辺での相談＆愚痴は容姿に関するものが多かったため、自然と『彼らが少しでも自分を好きになるために自分にできることはないだろうか』と考えるようになっていた。

そのため、思い切ってダメ元で、死後の加工を希望者する人達に『生きてるうちであっても多少の加工であれば受け付ける』と言ってみたのだ。
そして、服や髪の工夫から、軽度の外科手術まで幅広く行う"理髪師"が誕生した。
必ずしも、外の人たちの言う人族らしさを求めるだけではない、少しでも自分を好きになるようなファッションのお手伝いを。

(データ的にはオリヴァーの言う理髪師は遺体衛生保全士の応用である。)


なお、本人がそう意識して行ったわけではないが、彼女のそういった行動は結果的に彼女自身を模範的なミリッツァ神官として周囲の人々に印象づけた模様。

(人々に癒しと慈愛を。
弱者救済と、特に女性と子供の守護を。)

自分の瞳と宝玉をかなり気に入っている。
サングラスと手袋はそれらを保護したくてつけはじめたらしい。特に左手の宝玉がお気に入り。
アルバートと出会ってからは、彼に似た色合いのこれらがもっと好きになった。

エッケの皆:
大好きな人たち。ほとんどが例外存在。
皆が暗い顔をしていると悲しい。
皆に笑ってほしくて、気付けば、なるべく明るく無邪気であるように、いつも笑顔でいるように努めるようになった。
少女のおままごとの延長のような理髪師まがいの行動(※オリヴァーの認識)で喜んでくれるような優しい人たち。

アルバート:
ティエンスの青年。現在17歳。
本来なら果ての場出身の子供なんかが話しかけて良い身分の相手ではない。
12歳頃から探窟家として活動をはじめたらしく、オリヴァーは彼にとって初めての後輩だったようだ。
体質改善の修行(筋トレ)に付き合ってくれたのも彼。実年齢の(2歳ほどサバ読んでる)ことも彼には正直に伝えている。
目と宝玉の色がオリヴァーと似ているので、稀に本当の兄弟(妹)と間違われることも。
オリヴァーが兄(家族)のように慕う人。
彼に弟(家族)のような存在だと言われた時は、嬉しさのあまりちょっと泣いてしまった。
浮かれすぎて、帰ってからエッケの皆に話をして『いや妹だろ』と言われるまで性別を勘違いされていたことを完全にスルーしていた。
アルバートの髪や服を整えるのは生きがいの一つ。
世話の焼き方は弟(妹)通り越してもはや母親じみている。
本当はアルバートと一緒に冒険したい、というか彼が危険な時ほど力になりたいと思っているのだが、危険が伴う時ほどアルバートに全力で遠ざけられ置いていかれる。
そのため、訓練や日常生活を共に過ごしたことは多いが一緒に探窟出来たことはほぼ無い。

最初:エッケの皆のお手伝い＆エッケの皆の印象(社会的地位)の改善
現在:家族の役に立ちたいから

深淵そのものに全く興味はない。むしろ嫌い。
探窟中の方針は常に命大事に。
この場では自分の考えの方が異端だとわかっている＆一応探窟家としてこの場にいるため、なるべく人の探窟の邪魔はしないし協力もするけど心の奥では常に帰りたいと思っている。
結果、自分が純回復役なのも相まってストッパー的な役割になりがち。

夢は好きな人と幸せな家庭を築くこと。出来れば地上で。
深淵とかいう物騒な場所大嫌いだし近づきたくないし正直一生関わり合いたくない。
しかし、お世話になったエッケの皆が働ける場所はほぼここしかなかったし、
皆のために一番力になれそうな場所もここだったし、
出会った大切な人(アルバート)とは身分的にほぼここでしか一緒にいられないし……と、結局深淵から離れられずにいる。

そもそも惚れた相手と身分や立場的に深淵でしか交流できない上に恋愛的なアプローチ一切できない時点でわりと夢詰んでるなと思っている。
自分個人の夢は既に諦め気味だが、とりあえず現時点における自分の一番の幸せがアルバートの幸せであることは確かなので夢はひとまず置いて弟(妹)分(家族)としてアルバートに尽くすことを優先している。

自然銅の石言葉:向上心、良い方向へ導く
銅の石言葉:恋のとりこ

A1-1:大恋愛したことがある
A3-2:一定期間の記憶がない
A6-5:血縁者と死別したことがある
B6-1:恥ずかしい癖を持っている
C4-2:監禁されたことがある
C4-6:高レベルの魔法をかけられたことがある

穢れ+1
願いの発現。その PCーが意識的もしくは無意識的に願っている事柄が反映された存在に変貌する。
詳細はGMとPLとの折衝。

穢れ+1
マナの流れが激しくなる。魔法行使時に必要なMP の基準値が+1される(例:4倍拡大キュアウーンズの場合、MP3x4=12 だったものが MP4x4=16)となる。ダメージを与える/回復する魔法行使時の適用ダメージ/回復量が+1 される。

穢れ+1
感覚の鋭敏化
探索・探知判定+2
ダメージを受ける魔法の抵抗に失敗した場合、受けるダメージを+3する。
重複する。