経歴
「引きこもっていたことがある」
「罪を犯したことがある」
「5人以上の兄弟がいる(いた)」
冒険に出た理由
「最高の冒険者になるため」

もともとはごく普通の人間の農民の家に第六子として生まれたナイトメアであり、そのこともあって村中から迫害を受けていた。
特に出生の時に母胎を傷つけてしまい、それをきっかけに母親が弱り最終的に一年もたたずして亡くなってしまったため、家族からは母親を殺したとして忌み嫌われていた。
そんなこともあり、迫害を受け続けるうちに他人に対する恐怖心を強く持つ様になった。

遂には家での仕打ちにも耐えられなくなり、10年前に家出をし街はずれの洞窟で暮らすようになったが、金銭を持ち合わせていなかった彼女はもちろんまともな食事もとれるわけもなく、遂には窃盗に手を出そうとする。
しかし、手を出した場所が悪かった。
ギルド「明けの明星」である。

結局なんだかんだあり、メサイアからの言葉もあって「明けの明星」で育てられることになった彼女はバスコフに魔法の才能を見出され魔術師として教育を施される。
そして、ギルドのメンバーの温かさ(や暑苦しさ)に触れる中でだんだんと他人にも心を開けるようになり、生来の性格である人懐っこさも表に出るようになった。

魔法の才能を目覚ましく開花させた彼女はバスコフからの推薦で15の誕生日を境にユーシズに留学することになる。
入学時の2年次への飛び級をはじめとしたいくつもの好成績(や大事件)を残した彼女はわずか五年間で「七色のマナ」を卒業し、いまはライラの家に居候させてもらいながら「明けの明星」のギルドメンバーとして日々依頼をこなしている。

基本的に明るく、行動力があるが、根っこの気質は陰キャ。
使命感や責任感が強く、真面目で頑固。
人懐っこくはあるが、前述の境遇もあり人見知りを併発している。
また過去の経験から自分の事を受け入れてくれる人たちの事を特に大事に思っており、友情や愛情など仲良くなった相手への感情が重くなりがちのため、学園時代の親友などからは「そんなだからククルは引かれるんだよ」などと言われている。

人を見る目が絶望的になく、学園時代は親友二人に人間関係を管理されていた。
二人に黙って恋人を作ったが、色々なものをささげたにもかかわらず、ちょろくて便利な女だと思われていただけであり、結局親友二人に別れさせられた(ちなみに相手は親友たちに成敗されたらしいが、ククル自身はその後も当分恋人だと思っていたらしく、一方的に手紙を送り返事を待っていた。ギルドに戻ってから皆からそうツッコミを受け現実に気づいたらしい)。

魔術師としてはかなりの才能があり、学園への入学時は飛び級したほどだが、それ以外の技能は点でダメで、日常生活や冒険の知識などで困った際は他人を頼ることが多い。

以下に学園時代のトピックの内のいくつかを書き出す。

白飛び

二年次へ飛び級した時の話。
自分に親身になってくれた(のちに親友となる)女の子を礼節がなっていないといういちゃもんで先輩からいじめられそうになっていたところに咄嗟に静止をかけてしまい、先輩からの反感を買ってしまう。あれよあれよと生徒会役員を巻き込んで入学前に魔法技術模擬戦闘(魔技戦)に発展。
しかも勝利をしてしまったせいで学校から目をつけられ二年次へ飛び級することとなった。

停学騒ぎ

友人の出席日数が足りなくなりかけた際、出席簿を改竄するため職員室に忍び込んだのがバレ、停学処分になりかけた。
一応、二人の必死の説得ののち友人の欠席理由があとから認められ、停学は免れたが、1カ月の森林清掃と、これでもかというほどのお叱りを受けたらしい。

大型の奈落の魔域攻略

マギスーパーが出払っているときに「七色のマナ」の内部に大型の奈落の魔域が生成された際に、生徒たちで構成された奈落の魔域攻略班のリーダを務めあげた。
外部に影響が出る前に、迅速に生徒たちに呼びかけ攻略班を立ち上げ、死者を出さずに全員生還したことを評価され、学内証書を授与された。多分これが学園時代での最大の功績。もっとも、魔法以外の技能が全くない彼女は親友たちとのコントを繰り広げ、生徒たちにポンコツを晒すことになったが。