プロフィール

名前：ローゼリア
身長：普通
体重：軽い
髪色：赤毛
好きなもの：キノコ、シチュー、自然、優しい人
嫌いなもの：ネバネバしたもの、差別、優しくない人
性格：お転婆、誰にでも優しい
特徴：蛮族とも仲良くしたいと考えている
趣味：露店巡り、アウトドア、人助け
目的：種族も思想も関係なく、皆が共に手を取り合って幸せに暮らせるような町をつくる。
一言：「大丈夫。辛いことの後には、きっと良いことがあるよ。」

経歴表

A4-5『誰かを救ったことがある』
B6-3『命を助けられたことがある』

冒険に出た理由表

6-6『平和を求めて』

経歴

比較的裕福な地方領主の家で生まれ育ち、何不自由のない生活を送って生きてきた。
少々お転婆に育ち、両親や使用人を困らせることもあったが、どんなことにも正面から向き合う、強くて真っ直ぐな彼女の性格は周囲の人々から愛されていた。

ある日、屋敷を抜け出したローゼリアは星のよく見える裏山の丘で傷ついた蛮族『バジリスク』に出会う。
心優しいローゼリアは、蛮族と知ってなおバジリスクを助けることを躊躇わなかった。
秘密基地の洞窟にバジリスクを匿い、毎日食べ物と薬草を与えると、日に日にバジリスクの容体は良くなっていった。

高い知能をもつバジリスクは世間知らずなローゼリアに色々なことを教えてくれた。
薬草の知識。鉱石の知識。狩猟の知識。そして蛮族の知識。
蛮族の長所や短所、種族ごとの特徴、そして人との違いと共通点。
暑く熱弁する彼女にその理由を尋ねると、彼女は照れくさそうにしながら、いつか人と蛮族が共に手を取り合えるような町を作るのが夢なのだと語ってくれた。
素敵な夢だと、心からそう思った。
そうやって彼女と語り合った日々はローゼリアにとって、まるで宝物のような思い出だ。

それから数週間後。バジリスクの怪我が殆ど治りきったある日のこと、ローゼリアの暮らす町が蛮族に襲われた。
守りの剣も無い小さなその町は、トロールやミノタウロスを含む強力な蛮族の襲撃に為すすべも無く、警備の兵士がやられ、奴らが屋敷の前に現れたときには、もうおしまいだと思った。

でも、そこに彼女が駆けつけてくれた。
蛮族語で何かを喚き散らす蛮族たちに彼女はローゼリアにも分かるよう交易共通語で言葉を返した。
「この町には私の大事な親友がいる。だから滅ぼさせるわけにはいかない。」と。
そう言うと彼女は体をうねらせ、5mを超える8本脚のトカゲのような形態に姿を変えて、蛮族たちと戦い始めた。

音が止み、辺りが静寂に包まれた頃、蛮族の死体と砕けた石像の中心には、ボロボロになりながらもしっかりと二本の足で立つ彼女の姿があった。
ローゼリアは気づけば彼女のもとへと駆け出していた。そして彼女の名前を呼び、思い切り抱きしめた。
恩を返しただけだと、照れながら笑う彼女の手を握り、ローゼリアは何度も何度もお礼を言った。
そして彼女の笑顔を見ようと顔を上げたときに気がついた。周囲を武装した冒険者たちに取り囲まれていることを。
彼らは町を襲った蛮族の長がバジリスクであると勘違いをしていた。
しかし、それを訂正しようとしたローゼリアの口を優しく手で抑えた彼女は、冒険者たちに「その通りだ。」言い放った。
それは蛮族と繋がりを持ってしまったローゼリアを庇うために、彼女が付いた最初で最後の優しい嘘だった。
彼女は微笑みながら、ローゼリアだけに聞こえる声で「あんたは幸せになるんだよ。」と囁き、私を突き飛ばす。
そして彼女は冒険者たちに向かってゆき、彼らに傷一つ付けることなくその体は剣に貫かれた。

私は、いつか人と蛮族が共に手を取り合えるような町を作ろうと思う。
それが彼女と私の夢なのだから。

コネクション

商人『デイブ』
元山賊の男『オグマ』
冒険者『ボブ』
魔動機博士『スプリングフィールド』
架け橋姫『アイリス・ハーヴェス』
近衛騎士『アルフレッド』
都会派ゴブリン

セッション履歴

収支履歴