容姿・経歴・その他メモ

【フルネーム】
スルセルサ・アシャール

【経歴表】
Ａ－２－５　かつては貴族だった
Ａ－６－６　役に立たない知識を持っている
Ａ－４－４　両親に愛されて育った

【冒険に出た理由表】
５－６　ほかに生き方がなくて

【設定】
　魔動機文明の名残を色濃く残すとある小国の貴族に生まれた希少種のエルフ。一族の祖はスノウエルフだったが、混血が進み、ほとんど普通のエルフになった血筋の中でスノウエルフとしての能力を持って生まれた久しぶりの子だったため、両親や家族、一族にとても愛されて育った。本人も、自然を愛し、庭を弄りながら妖精たちと遊ぶ、心優しい少女として育った。
　だが、ある日国に伝わる魔動機、「炉」と呼ばれていたそれが暴走を始める。原因は、たぶん単なる経年劣化だ。使う方法は伝わっていても、メンテナンスをするための技術はほとんど失われていたから。
　結果として、国はもうない。物理的に吹っ飛んだ。家族も、一人、妖精たちと郊外で遊んでいたスルセルサと、数人の付き人だけを残してみんないなくなった。であれば、そこにいるのは、失われた国の歴史なんていう、役に立たない知識を熱心に学んでいた、ただの少女が一人。
　それでも、前を向いていこう。アシャールの家名に誇れる自分であるために。両親へ、家族へ、胸を張り続けられるように。何をしていいかわからなくても、生きることは冒険であれば…歩む一歩が、冒険者の道だ。

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