容姿・経歴・その他メモ

大切な人と生き別れている
経歴2:本来とは異なる性別として育てられた
経歴3:臨死体験したことがある
冒険の目的:故郷にいられなくなって

　アーサー・ルーフェイの妹。魔法使いとして冒険者になった。
彼女ら兄弟は数が多く、ほとんどが男だったために最初彼女は男の子と勘違いされることが多かった(本人もあまり気にしていなかった)。聖剣(？)を拾った兄とともにおかしな運命に巻き込まれ、兄弟と生き別れている。原因は両親の不倫なので、ぶっちゃけ擁護する気はなく、兄弟を見つけることが目的となっている。

モルガンはごく普通のタビットの家系に生まれた。多くの兄弟たちに囲まれて育ったが、その名前はトリスタン、ガレス、ランスロット、ケイ、アグラヴェインなど周囲の家系とは大きくかけ離れていた。
「アーサー王伝説」
それが彼女たちの名前の由来、そして人生を狂わせることになる伝記である。
伝記マニアの両親によって名付けられた彼女たちは、当初は普通の人生を歩んでいた。

ところが、長男のアーサーが森の中で古びた剣を拾ったことで、平穏な日々は緩やかに崩壊していくことになった。

最初こそ「選定の剣では？」と冗談交じりに談笑していたが、集落に現れた予言者を名乗る怪しい男から、
「その剣を持つものは悲劇的な運命を辿る」と予言された。
当然誰もそんな世迷言は真に受けなかったが、父親の不倫による失踪、母親が精神を病む、農作物の不作などが続いた。
「予言の通りになったのでは？」
そんな誰かの言葉が彼女たち兄弟への猜疑とやり場のない感情となり
とうとう
蛮族の襲撃をうけ集落は崩壊した。
生き残った兄弟たちも散り散りになり、彼女は大きな町のギルドに引き取られた。
ギルドで魔法の才能を見込まれた彼女は、冒険者付きの魔法使いとなった。
魔法使いとして、仲間たちと冒険を繰り返したが、次第に彼女の力を疎ましく思うもの、彼女と価値観を違えるもの達が現れ、
最後は仲間の死をきっかけに彼女はギルドを離れた。
その後は王国付きの魔法使いとなったが、ここでも彼女は多くの人のために尽くした。
数々の戦場に立った。
町の発展に尽力した。
国民に寄り添い続けた。
そして、彼女を慕うものと、彼女を疎ましく思うものが現れた。
彼女は自分の力が与える影響にあまりにも無知だった。
彼女は人間の善性を信じすぎた。
そして
内乱に乗じた蛮王によって、王国は滅びた。

炎と瓦礫の中心で彼女は思い至った。

私は甘すぎた

力あるものは、その力を示さなけらばならなかった

国を守るには、力で従わせる必要があった

生き残りを探し出した彼女は、生存者たちの前で宣言する

「私は私のブリテンを取り戻す」
人々には規律を　悪逆には厳罰を　反逆には粛清を

決定的に何かを間違えたまま、故郷を取り戻すために彼女は歩き続ける。

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