容姿・経歴・その他メモ

輝くような金髪に燃え上がるような赤い目。整った顔と、胸につけられた宝石のあしらわれたその栄誉を表すような勲章。
まさに勇者そのもの！………黙っていれば、の話である。

「よし、依頼完了だな！…………おっ、おい…アレ…
あのオンナ、マァーーーーッブすぎんだろ！」

元はしがない冒険者。日銭稼ぎにぬるい依頼を終わらせ、目をつけた娼婦にその金を突っ込もうか、ギルドで酒を飲んでいた頃。
彼は運命の分岐点に出くわす。

ふんばり剣溝の底を突き止めろという依頼がギルドにやってきた。
当たり前だが、誰もこの依頼を受けようなどと思わなかった。ふんばり剣溝といえば、蛮族も人族も入り乱れ、飛び回り、宝を奪い合う、玄人達のハードな場所だ。そんな玄人でも底を知れていないというのに。彼自体も、ある程度自衛の為の手段は持ち合わせている。しかし、それで剣溝踏破となると手に余りまくる。
「けどよ」
彼は馬鹿ではなかった
「もし、もしだぜ？」
だが、多少。いやかなり。
「踏破したらよ…」
欲深かったのだ。
「剣溝の拾いモン省いても、遊んで暮らせるぜ！！」

前金1200Gを握りしめ、今剣溝へと旅立つ

名前は親はもともとアラタカにするつもりだったが、戸籍登録する際父が
「アロイ・ああああです」
子供が産まれた興奮と、登録するという緊張で噛みまくりこうなった。

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