容姿・経歴・その他メモ

●経歴
・かつては貴族だった
　ラ・リューセックという家の出身。
・本来とは異なる性別として育てられた
　性差を身体的特徴ではなく社会的役割だと教えられていた。今は知識として分かっているが、経験として理解できていない。付け焼き刃の女性口調で頑張っているが、集中したり真剣になると地が出る。
・許嫁がいる（いた）
　紹介されたその日に家を飛び出した。

●冒険に出た理由
・探しているものがある
　ある魔剣を探している。

●「I have an iron」を終えて
　円滑に冒険できたことに満足している。最初こそ猜疑心に囚われたまま協力関係を構築したものの、そんな薄い団結では上手くいかず、結果的にゴーレムを失うことになってしまった。爆発四散したゴーレムが、運が悪ければ別の誰かになっていたかもしれない。ゴーレムの死は”信じなければ、失う”というパーティ戦闘の原則の具現のように映った。戦闘後に裏切られると危惧して、魔力の出し惜しみをしたのだ。次の戦闘では全幅の信頼、とまでは言い切れなくとも、裏切りなど考えずに魔力の限り戦い、誰一人として傷つくことなく戦いを終える。このことは大きな自信となり、共に戦うことの喜びを得る経験となった。パーティの前線維持能力に不安を覚えており、自分の非力さを呪っている。

●「Mixing of fate」を終えて
　突然魔神に襲われたこと、乗った列車が想像以上に大きな運命を乗せていたことに困惑すると同時、恐怖を覚えている。表面化することはない。むしろ剣をもって立ち向かおうと前線能力に目覚めた。魔神の狙いが自分の目的と関係の薄い人物（アトラ）なら、別れても問題ないのではないかと考えている。何か情報漏洩しているナイトメアもいるし。一人で魔神に襲われるリスクを避けるために離脱は考えていない。それでも、迷えば敗れる。信じなければ失うと学んだ経験を信じ、パーティメンバーとの得難い出会いを大切にしている。

●技能
・フェアリ―テイマー
　得意分野。妖精には好かれやすく、本人も人族より妖精の方が付き合いやすい。魔法の扱いに秀でたエルフやタビット、ナイトメアにも引けを取らないと自負している。私生活でも妖精の助けを借りることが多く、切っても切り離せない関係。妖精には警戒が緩みやすい。
・スカウト
　経歴表の経験と、妖精の遊びに付き合っていたこと……等々が重なった結果、身についていた斥候適性。冒険を続ければ最適化され、上達中。
・フェンサー
　貧弱な器用度&筋力にも関わらず剣を取った。幸い回避は足りているが、命中とダメージが足りていない。指先が剣に馴染み始め、少しは振れるようになった。
・セージ
　パーティメンバーのリカントが戦闘中に何を言っているのか知りたい。

●一般技能
・宝飾師
　お手製の宝飾品は妖精のセンスに響くものがあり、妖精が通常避ける雑多な街中にもついてきてくれる。一方、その宝飾品は人族から見れば綺麗なガラクタにしか見えない。
・醸造家
　実家の主要事業の一つが葡萄酒醸造。成人前であっても知識と経験は備えていて当たり前。問題視されない程度になら味わったこともある。

●その他
　エルヴェ＝マリー・レリティエ・ド・ラ・リューセック(Hervé Marie L'Héritier de la Rieussec)。8月8日生まれ。つい先日、首都キングスフォールで冒険者登録を済ませ、意気揚々と最初の冒険に繰り出した。最初の冒険は……散々だった。サバイバル経験ゼロ、野宿どころか一日入浴できないだけでストレスマックス。人の良い冒険者（男女）が同行してくれたが、男性とは距離が近すぎてコミュニケーションを失敗し、女性とは何一つ話が合わない。依頼自体は農村を襲う蛮族の根城を探し、退治するというルールブックⅠのサンプルシナリオになるくらい単純なものなので、どうにか達成することはできた。廃墟で見たボルグ、ゴブリン、グレムリンの不潔さ不快さふてぶてしさを彼女は忘れ（られ）ないだろう。依頼人の村長からは拠点の捜索を継続してほしいと頼まれたが、パーティの信頼関係はズタズタで精神的にも限界だったため、断らざるをえなかった。その際、行方不明になったままの少年を見捨てる形になってしまい、罪悪感を抱えている。その夜は村で休ませてもらったが、中々眠れない。ようやく眠ることのできた彼女が目を覚ますと、何故か見知らぬ遺跡の中にいた。周囲には目つきの悪いナイトメアと、メイド服のリカントと、メリアらしき女性。彼女は頭を抱えた。未知の世界は、本当に知らないことばかりだ。

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