容姿・経歴・その他メモ

伴侶が居る(居た)
物心がついた時には独りだった
同じ夢を何度も見ている
故郷を滅ぼされたので

　目が覚めればそこは孤児院であった。親は不明、当然小さな子供がそんなことを受け入れられる訳もなく人格形成期、本人の認めたくないと言う思いと周囲の不理解から自分の力だけでと言う思考に染まる。
　しかし日が経ち年が経るにつれて心も和らいでいき手に職をつけ嫁を取るまでになる。そこで終わっていれば平凡ながらも満足な日常を過ごしながらゆったりと人生を終えられただろう。
　しかし彼の日常は唐突に終わりを告げる。蛮族による進行が始まった。ディアボリックトライアンスのような大規模進行ではなく小規模な、それこそ事前情報があれば防げたようなもの。しかし不幸にも情報はなく蛮族による町の蹂躙が始まる。人々は食い荒らされ抉られていき血肉へと変わる。冒険者が現れ救われたころには町は壊滅、生き残りは自身を含め極少数。事実上の壊滅となる。その中に仲を誓った彼女はおらず彼は再び独りへと戻る。
　そして彼は立ち上がる、もう自身のような人を産み出さないために、蛮族による悲しみを生まないために、そしてあの進行の夢を見なくなるその日まで、剣を取り冒険者としての人生を歩み始める。

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