複数の呪歌を保存、学習して混ぜ合わせることで、誰でも新たな楽曲を創り出す新時代の楽器として期待を受けて作成されましたが、機械が作曲をすることが気に食わないバード権利団体により大炎上を起こし、時代の影に葬られた悲しい楽器です。
　しかし、実際のところ、呪歌としていい感じにするには類まれな才能が必要であることに変わりはなく、真価を発揮するには、この楽器を用いたうえで、呪歌のプロフェッショナルが適切に調整することが必要でした。

　この楽器には望む数のミュージックシェルを取り付けることができ、この楽器１つを装備していれば、それらのミュージックシェルを自由にオン・オフすることができます。（むろん、この場合、効果を発揮するのは達成値が最大である１つだけです）

　また、この楽器を、１６レベル以上のバードが楽器として用いて演奏を行う場合、取り付けられたミュージックシェルに収録されている、あなたが行使者であるすべての呪歌の効果を併せ持つ呪歌、【リミックス】を演奏することができます。（ただし、運命の楽譜の効果は、この演奏そのものに対してそれを使用しているのでなければ、適用できません）

　【リミックス】の演奏判定達成値には、「組み合わせた呪歌の数」に等しい点数のペナルティを受けます。この際、ＭＰを[１回目：１０/２回目：２０/３回目：３０]点消費することで、３回まで判定を振り直すことが可能です。

　組み合わせた呪歌の抵抗は必ず「消滅」となり、歌唱効果は組み合わせた中に１つでも「必要」または「必要/誘導」があればその性質を持ちます。ペットによる引き継ぎは行えません。

　鼓咆：【勇壮なる軍歌】の効果を受けているならば、組み合わせられた効果１つごとに、「敵」か「味方」のどちらに効果を及ぼすかを選択することができます。（むろん、「歌唱効果：必要」であるものを除きます）

　また、「前奏」が必要な呪歌を組み合わせに含んでいる場合、その効果だけが、規定時間演奏することで追加で発揮されていきます（例えば、【モラル】と【ノスタルジィ】を組み合わせたなら、行使時に即座に命中が＋１され、１分間演奏を続けた場合に、１分後から追加でねぐらに帰りたくなる効果が発揮されます。判定は呪歌の行使時、および新たに範囲内に入ってきたときに一回行うのみです）


　また、このアイテムを使用して呪歌の演奏を継続した場合、主動作の権利を１回分失うものの、補助動作や追加の主動作などは、問題なく行うことが可能です。