容姿・経歴・その他メモ

【 経歴 】
役に立たない知識を持っている
罪を犯したことがある
家族と生き別れている

【 容姿 】
髪色：金髪　目の色：碧眼　身長：160cm程度

【 備考 】

ザルツ地方のダーレスブルグ公国で盗賊ギルドの幹部をしていた両親のもとに生まれる。
その当時の名前は「シド」であり、「アリス」という双子の妹がいた。


兄は母から魔動機術を、座学を嫌った妹は父から剣術を学び過ごしていたある日。


仕事で遠征していた道中、敵対組織に両親は暗殺され、幼い双子は拉致され見知らぬ遠い都市へ連れていかれることとなった。
奴隷となった二人は離れ離れになってしまい、兄はとある豪商に買い取られる。その際に妹は、大切にしていた人形をこっそり兄に渡した。

豪商は奇特な性癖を持っており、見目麗しい少年に少女の服装をさせて綺麗に身だしなみを整えてから虐め、犯すことを好んでいた。
ある晩は鞭で裂かれ、ある晩は獣の檻に放り込まれ、ある晩は豪勢な食事を与えられ、ある晩は昨日食べた排泄物が食卓に並んだ。

同じ境遇の奴隷同士で、決闘をさせられたこともあった。
数少ない心のよりどころであった者たちと剣を交えることを強制され、自分が傷をつけた相手がそれが原因となり死んでしまった。
しばらくは目を閉じるたびに、その子の泣き顔が焼き付いて離れなかった。


肉体的にも精神的にも傷だらけとなった少年は心を閉ざし、他人に怯え妹の人形を抱きしめ夜な夜な静かな涙を流していた。
そんな地獄は、あっさりと、唐突に終わりを告げる。


依頼を受けた冒険者による、主人の討伐だった。


主人が死んだため、冒険者らは奴隷の少年を保護しようとした。心は閉ざしたままだったが、リーダーが同族のナイトメアだった為ついていくことにした。
名を聞かれ、少女の格好をした少年は自らを「アリス」と名乗った。

その後はフェンディル国にある小さな孤児院で暮らし、同じような子どもたちと過ごす中で少しずつ回復し、今では以前よりも元気で威勢が良すぎるほどになった。


そして、服の下には傷痕が残るが心の傷は塞がった頃。


少年は冒険者として活動し、離れ離れになった妹と、両親を暗殺した犯人を捜すことを決意した。


幸か不幸か女装や変装には意外な才能があったようで、それを活かして諜報や潜入工作などを得意としている。
また、気付かぬうちに「目覚めた」ようで、今では自ら女装をして生活するが、普段の口調は男そのもので身内に隠す気はないようだ。

本人曰く、｢都合がいいから｣とのこと。



-----これは遠く離れた街の話で、アリスは知る由もないことだが。同じころに、男装した少女剣士がとある冒険者の宿を訪れていた。
彼女は自らを「シド」と名乗ったらしい。

『――よしっ、オレサマは今日も可愛いっ！！』

セッション履歴

収支履歴