ゆとシートⅡ for SW2.0 - ゆと工公式鯖

エクレール - ゆとシートⅡ for SW2.0 - ゆと工公式鯖

夕緋翼の龍聖女(Éclair, The Dragon Saint of Sunset Wing)エクレール

プレイヤー:夢見月

我らが行いは、望ましき未来を手織る指。
わたしが、あなたを止めてみせます」

種族
ヴァルキリー
年齢
15
性別
種族特徴
[剣の託宣/運命凌駕][戦乙女の光羽][戦乙女の祝福]
生まれ
戦士
信仰
“紡糸の女神”エルピュセ
穢れ
0
9
10
7
7
2
7
6
1
12
成長
46
成長
12
成長
19
成長
35
成長
10
成長
28
器用度
62
敏捷度
23
筋力
36
生命力
51
知力
18
精神力
47
増強
1
増強
1
増強
0
増強
増強
増強
器用度
10
敏捷度
4
筋力
6
生命力
8
知力
3
精神力
7
生命抵抗
25+1=26
精神抵抗
24+1=25
HP
102+17=119
MP
47+2=49
冒険者レベル
17

経験点

使用
263,500
残り
20
総計
263,520

技能

ライダー
17
ファイター
16
エンハンサー
11
レンジャー
9
スカウト
7
アルケミスト
6
バード
1

一般技能

ファーマー
3
クレリック
3
ペインター
2
マイナー
1
テイラー
1

戦闘特技

  • 《全力攻撃Ⅲ》
  • 《かばうⅢ》
  • 《薙ぎ払いⅡ》
  • 《防具習熟A/金属鎧》
  • 《防具習熟S/金属鎧》
  • 《防具の達人》
  • 《武器習熟A/ウォーハンマー》
  • 《武器習熟S/ウォーハンマー》
  • 《武器の達人》
  • 《マルチガード》
  • 《タフネス》
  • 《バトルマスター》
  • 《トレジャーハント》
  • 《ファストアクション》
  • 《治癒適性》
  • 《不屈》
  • 《ポーションマスター》

秘伝

  • 《銀鱗の誓い》
  • 《銀鱗の矜持》
  • 《銀鱗の魂》
  • 《線上を歩く者》
  • 《言の葉は破れ散る》
  • 《覇王・剛斬剣》
  • 《覇王・輝斬剣》
  • 《覇王・煌斬剣》
  • 《重破・骨喰み》
  • 《轟破・地断ち》
  • 《爆破・神鳴り》
  • 《我が舞いは水の如く、全てを流して止まん! 討神舞踏剣奥義・紅水流舞》
  • 《巨象守護の型》

練技

  • 【アンチボディ】
  • 【メディテーション】
  • 【マッスルベアー】
  • 【ビートルスキン】
  • 【デーモンフィンガー】
  • 【ジャイアントアーム】
  • 【ケンタウロスレッグ】
  • 【スフィンクスノレッジ】
  • 【キャッツアイ】
  • 【トロールバイタル】
  • 【ジィプロフェシー】

呪歌

  • 【ララバイ】

騎芸

  • 【高所攻撃】
  • 【騎獣強化】
  • 【チャージ】
  • 【HP強化】
  • 【人馬一体】
  • 【獅子奮迅】
  • 【超高所攻撃】
  • 【魔法指示】
  • 【HP超強化】
  • 【特殊能力解放】
  • 【極高所攻撃】
  • 【縦横無尽】
  • 【騎獣の献身】
  • 【探索指令】
  • 【特殊能力完全解放】
  • 【超越騎獣】
  • 【潜在覚醒】

賦術

  • 【ヴォーパルウェポン】
  • 【クリティカルレイ】
  • 【バークメイル】
  • 【パラライズミスト】
  • 【イニシアティブブースト】
  • 【エンサイクロペディア】

非戦闘判定

スカウト技能レベル7 器用 17
敏捷 11
知力 10
レンジャー技能レベル9 器用 19
敏捷 13
知力 12
バード技能レベル1 見識 4
ライダー技能レベル17 敏捷 21
知力 20
アルケミスト技能レベル6 知力 9
魔物知識
20
先制力
11
制限移動
3 m
移動力
26 m
全力移動
78 m

言語

会話読文
交易共通語
地方語(ザルツ)
魔動機文明語
ドラゴン語

呪歌/賦術

奏力演奏/賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
バード技能レベル1 呪歌 8 8 +0
アルケミスト技能レベル6 賦術 9
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル16 36 26 22
《武器習熟S/ウォーハンマー》 3
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
[魔][刃]ドミネイター 2H 30 +1=27 50 10 +1=23
[魔][刃]ドミネイター 1H両 30 +1=27 40 10 +1=23
[魔][刃][打]ガイアクリーヴァー+2 2H 35 +-1=25 95 10 +1=26
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル16 36 20
《防具習熟S/金属鎧》 3
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
[魔]インペリアル 30 -1 14 毒病気呪い精神でない魔法ダメージ-3
[魔]銀鱗の煌盾 3 魔法ダメージ-1
他1 ブラックベルト 1
他2 シールドアーム 4
合計: 鎧+盾+他1 19 21 魔法ダメージ-4、1Hドミネイター装備
合計: 鎧+他1+他2 19 22 魔法ダメージ-3、2H武器装備
装飾品 専用 効果
セーフティメット 威力表CT、打撃運命変転、痛恨撃、防御ファンブルのダメージ上昇を1度だけ打ち消す
[魔]黒の眼帯 6時間の連続使用で1分の知覚:魔力を得る
[魔]蝙蝠の耳飾り 見えない状態へのペナルティを-2に軽減
ポーションインジェクター:赤ポ ポーション1個を補助動作で使用
背中 [魔]シールドアーム 必筋15以下の盾を、防護点のみ適用で装備。回避に失敗して攻撃を受けると解除
[魔]野伏のドミネイターズマント ✔HP 生命・精神抵抗、生死判定に+1
右手 [魔]巧みの指輪 器用+1、砕けば更に+12
左手 [魔]俊足の指輪 敏捷+1、砕けば更に+12
アルケミーキット ✔MP
[魔]多機能ブラックベルト 防護点+1
[魔]黄金の拍車 騎獣の移動力+5
ウェポンホルダー改 装備の切り替えを補助動作で行う
所持金
G
預金/借金
G

所持品

予備装備

2000:幸運のお守り

冒険者セット

100:冒険者セット
100:スカウト用ツール
3290:[魔]ハングリーシャツ
12:食器セット
50:使いやすい調理道具セット
40:頑丈なランタン
30:×5 ぬいぐるみ
15000:無限の保存食

消耗品

一般消耗品

500:×2  [魔]陽光の魔符Lv1
500:×2  [魔]月光の魔符Lv1
1400:× 2 <スカーレットポーション>HP最大値+10、「10」回復
2000:× 1 <デクスタリティポーション>3R,命中+2
3000:× 1 <アンチマジックポーション>6R,魔法被ダメージ
980:熱狂の酒

騎獣関係の消耗品

0:[魔]騎獣契約証
10000:×2 [魔]騎獣縮小の札4
5500:[魔]部位修復の秘薬
980:熱狂の飼い葉

[魔]消魔の守護石

100:×10  1点
900:× 3  3点

[魔]魔晶石

300:×15 3点
2000:×2 10点

マテリアルカード

BASSS
51
104
51
82
名誉点
249 / 3219
蛮族名誉点
盟竜点

名誉アイテム

点数
秘伝450
称号【夕緋翼の龍聖女】65
改修:頑丈なランタン10
改修:使いやすい調理道具5
改修:紫紺の飾り護符50
改修:多機能ブラックベルト20
入門:クラウゼ流一刀覇王剣150
取得:ドミネイター50
取得:野伏のドミネイターズマント50
入門:カサドリス戦奏術50
入門:ルキスラ銀鱗隊警護術70
取得:銀鱗の煌盾50
入門:ファルネアス重装馬闘技50
取得:タフネスの輪*2100
入門:アゴウ重鎚破闘術50
入門:アルナッド英雄庭流派・討神舞踏剣50
武器の専用化100
鎧の専用化50
盾の専用化50
スカウト用ツールの専用化50
ドミネイターズマントの専用化50
アルケミーキットの専用化50
名声:一流作家による長編物語500
名声:無名作家によるエピック*3300
名声:中堅作家によるバラード*5200
名声:中堅作家による一日もの戯曲*3300
ガイアクリーヴァーの専用化50

消失名誉アイテム

点数
破運槌ブラストフェイト50

容姿・経歴・その他メモ

騎獣データ

GMの温情によるドラゴン代(220,000G)を貰えなかった場合
装備は質に入れた

経歴

当初イメージ

エルピュセの神殿で育てられたヴァルキリー
ごはんはいっぱい食べるタイプ

1d4+2d6による厳正なダイスによって決められた経歴表

経歴1:異種族の街で育った(ヴァルキリーなので当然である)
経歴2:規律に厳しい環境で育った(紡糸の女神エルピュセの神殿が、戒律緩いわけない)
経歴3:忘れられないほど美味しいものを知っている(ごはんはいっぱい食べるタイプ)

何も情報増えてねえ

概歴

キャンペーン一本分くらいの冒険を経て、相棒たるノーブルドラゴンを身受けした。

以下、架空のキャンペーン詳細

幼年期~第一部

幼年期

出身は、ザルツ地方の山岳僻地に構える小さな都市国家に属する辺鄙な農村。
ヴァルキリーとして生を受け、神殿に預けられて幼少期を過ごす。
紡糸の女神エルピュセの教えの根付く地であり、自助努力の教えのもと、
「自らの食い扶持は己の手で勝ち取るべし」と、幼少期より畑仕事の手伝いなどをして暮らしていた。
手足が伸びてくるにつれ種族由来の優れた身体能力と卓越した戦いの才能を見出され、
その地のエルピュセ信仰の総本山である、とある都市国家へと所属を移した。
およそ数えで9つを迎えた頃より、厳格な信仰の戒律の敷かれた大神殿にて、戦闘技法を含む様々な修練を積む事となる。

旅立ち

初陣は11歳。
神殿警護隊所属、ヴァルキリー騎兵隊の見習いライダーとして修練を積むさなか、
悪逆なるレッサードラゴンが唐突に現れ、首都を襲撃したのである。
本隊壊滅の憂き目を見ながらも、およそ致命傷に近しい程の手傷を負わせ敗走したドラゴンを追討するため、
数少ない部隊の生き残りとして撃滅の任を与えられたのである。

冒険の旅程~真実~

そうして始まった冒険は、苦難に次ぐ苦難の連続であった。
幼い彼女にとって過酷な、けれど仲間と困難を乗り越える旅路は、
彼女に輝かしい栄光と大いなる成長をもたらした。

西方へと飛び去った竜を追い、行く先々の集落で問題を解決しながら情報を集め、ついにはその根城へと至った。
しかし、そこで竜が語りしは、知られざる祖国の悪事ーー竜の亡骸を触媒とした魔神将来の儀であった。
かの竜の行いは、それを咎めるがためにあったのだと。激闘の果て、彼女は知ることとなる。

「それなら、わたし達はもう戦う必要なんてない!
 ともに戦いましょう。わたしだって、あなたを殺したくなんてない」
「あなたにとっては同胞の亡骸を取り戻すための行いだったのだとしても……。
 祖国の悪因を、恐るべき惨劇を止めてくれたあなたを……わたしは殺せません。
 わたしは、あなたと一緒に戦いたい!」

そうして伸ばされた手は、しかして物陰より放たれた凶刃によって阻まれる。
「知ってはならない事を、聞いてしまったようですね」
それは旅立ちよりずっと冒険を共にした仲間のーー祖国より目付役として同行していた監視者の、口封じの一刀であった。

(第一部完。ここまでで7Lvくらい)

第二部

新たなる地へ

「おい。生きてるか、お前」

少年の声が、彼女の意識を覚ます。
気付いた時には、彼女は見知らぬ土地にいた。
吹く風に含まれる匂いも、彼女の知るどれとも違う異国のもの。
誰何を問う彼女に、少年は通りすがりの冒険者だと答える。
大怪我をして倒れていた彼女を、近くの集落に運んで手当したのだと。

ーー刺客の凶刃に殺される直前、竜の寝床に溜め込まれた古代の魔法器が、
彼女を寸前で遠き北の地……フェイダン地方が果て、帳の島エイデルへと転送したのだと、後に知れた。

決意

「故郷に帰らなければならない」と。彼女は言う。
「遠い地のことだ、放っておけばいい」と。少年は言う。
けれど、と。彼女は言った。

「見過ごすことなんてできません」
祖国の悪行、それがもたらす悪果。
はぐれてしまった共に旅した仲間たち、
あの、友となれたかも知れないドラゴン。

故郷に、仲間に、友に、どうか無事でいて欲しいと祈る。
そしてその祈りとは、遠い地でただ手を合わせるだけで叶うものだとは、
彼女の知る教義には決してない。
紡糸の女神エルピュセは、歩みを止めるものに救いも希望も齎さない。
未来とは不知の黎明を己の手で切り拓き、掴み取るべきものなのだから、と。

少年との旅

「見ず知らずのわたしに、もう倒れていたところを面倒まで見てもらったのに。
 ……これ以上、ご迷惑はおかけできません」
などと言って固辞する彼女を、
「放っておけるか」、「目を離した隙に死んでそうだ」
「武器も乗騎も無くしたライダーがどうやって戦うつもりだ」
などの正論で打ちのめし。
結果として、彼女が故郷へと帰るための新しい旅立ちは、少年と共にあった。

いつだって明るく、けれど、どこか抜けた所のある彼女を、
ぶっきらぼうだが面倒見の良さが滲む優しい少年が支え、
その旅路は、大きな喜びと共にあった。

異邦の地で齧る果実は甘く、塩で味付けしただけのごはんで作ったおにぎりは、忘れられないほど美味しかった。

故郷への旅路

行方不明になっていた愛馬(幻獣の楽園たる帳の島で半ば野生化して、一時期大変なことになっていた)や、
別々の場所に飛ばされていた、かつての仲間たちとの合流を経て、道行きはどんどんと賑やかになっていった。

船を借り、飛行船に乗り、馬車を乗り継ぎ、砂漠を渡り、山を超えて……
フェイダンからシエナクェラス、ハインラト、ユーレリア、
リーンシェンクを経由し、故郷ザルツのオッド山脈を目指す旅。
幼いと呼ばれる時期を脱しつつある少女は、旅の中で世界の広さを知る。

楽しいばかりの旅では、なかったのかもしれない。
多くの苦難があり、手の届かなかった悲劇があり、出会いがあるように別れもまたあった。
けれどもその思い出は、宝石のように輝いていた。

少年の失踪

旅を続けるにつれ、少女は次第に少年のことを気にするようになった。
ーーいや、別に色恋的なおかしな意味ではなく。(脚注:本当に違いますからね!?)

一見すると、ただの人間の少年に見える。
けれども時折、人族とは思えないような力や資質を垣間見せる時があったり。
奇妙に知識を持っていたり…大きな街に泊まる日に、夜、一人でどこかへ抜け出すことがあったり。

疑念、ではない。
彼が優しく、誠実な少年であることを、彼女は重々承知していた。
ただ彼がなにかをずっと隠している……その事実を、心苦しく思っていた。

その日もこっそりと宿を抜け、夜闇に紛れて何処かへと去る少年の背を見ながら、
(明日こそ、それとなく尋ねてみよう。
 大丈夫、彼ならきっと打ち明けてくれる)
そう、心に言葉を抱いて。

ーーけれども翌朝、少年が彼女らの前に姿を表すことはなかった。

ザルツの地より来たる者

翌朝、街は騒然としていた。
ザルツより訪れたという騎士団が現れ、街に駐留する事となったのだ。

驚くべきことに、その一団を率いる者は彼女にとってあまりに身近な人物だった。
かの竜との戦いで負傷した、ヴァルキリー・ライダー。
故郷を離れ大神殿で心細い生活をしていた彼女に、姉のように接してくれた恩人。
そして、彼女に戦い方を教えてくれた師であり、かつての上司でさえもあった。

再会と無事を喜び駆け寄ろうとした彼女は、けれどもその足を止める。
……師の傍らには、かつて彼女に凶刃を放った、あの男の姿もまたあったのだ。

彼らは言う。
「この地に、我らが祖国を襲撃した悪しき竜が訪れようとしている!」、と。

果たして、その言は真実であった。
三度、あのレッサードラゴンは姿を表し、街を襲った。
騎士団はそれを迎え撃つ。
先頭を駆るヴァルキリーは、巨大な機械じかけの竜に騎獣していた。

「どうして!?」

少女の叫びは、戦場と化した広場に阻まれ誰に届くこともない。
かつての故郷を襲った竜の災禍、その再演。
しかし此度は、機械竜操る騎士団の勝利であった。

そして、敗れたレッサードラゴンは街を去る。
真実を求め、彼女はその後を追った。
騎士団に追悼を命ずる師に、一声と掛けることもなく。

少年の正体

師と凶手、失踪した少年、再び現れた竜。
幾つもの出来事が少女の思考を千々に乱した。
仲間の静止する声も振り払い、彼女はひたすらに駆ける。
西へ、あの竜を追って。

……そして少女は、少年と出会う。
深い森の奥、竜の墜ちた跡。
その中心で傷つき倒れる、共に旅してきた、あの少年に。

「そっか。ーーあなたが、あのドラゴンだったんだ」

驚きがあった。納得があった。
けれど、それ以上に安堵があった。
少年の無事を。その生命が、まだ尽きていないことを。

「行こう。一緒に」
「一人じゃ敵わない相手だって、二人でならきっと勝てる」

「わたしと、あなたなら。あの、おっかない師匠にだって。きっとーー!」

(第二部完。ここまでで13Lvくらい)

第三部前半

師との和解

師との激闘の末に勝利し、数々の誤解を解いて、
ついに師との再会を喜び会えるようになったのも束の間。
彼女は、師の口より故郷の惨禍を知る事となる。

国王は人が変わったように拡大主義を掲げだし、周辺諸国への侵攻を開始。
ザルツ北部山岳地帯は人族同士の相争う戦乱の地へなりつつあるのだという。
異変を感じ取りながらも祖国を裏切る事が出来ず、忸怩たる思いを抱いていたのだと。
沈んだ表情の姉に、少女は手を差し伸べた。
共に祖国の過ちを正しに行こう、と。

変わり果てた故郷

長い旅の末、ついにザルツの地へと帰り着いた少女は、
その戦乱がもたらした想像以上の惨状に目を覆う。
緑の山々は炎に焼かれ、天は炎と魔動機の吐き出す黒煙に覆われ、
かつての自然豊かな景観はすっかり失われてしまっていた。

集落という集落には死と戦乱の爪痕が深く残され、
人々はその象徴たる騎士と魔導機への恐怖を抱いていた。
そして、そうした戦乱の根には、あのドラゴンによる襲撃が原因である、と。
そう、深く信じられているようだった。
彼女らの言葉が、民の心に届くことはなかった。

日増しに、彼女らを取り巻く状況は悪化の一途をたどっていった。

『竜の財宝と呪いに誑かされた、堕ちた聖女』
先の戦いから逃げ延びた凶手によって吹聴された風説は、
一行を反逆者に仕立て上げ、故国を安息の地なき迫害の地へと変貌させた。

守るべき人々に、救いたいと願っていた対象に石を投げられて、
彼女らの心身は次第に疲弊していった。

革命の烽火

一行が正しく戦乱に巻き込まれたのは、それから程なくしてのことだった。
人目を忍んで野営する彼女らの耳に、空気を揺るがす爆音が響く。
一大事だと飛び出していった若き聖女を追いかけた先で一行が目にしたのは、
魔導機で武装した集団同士が相争う大規模な戦場。

元は穀倉地帯であっただろう黄金の稲穂を黒炎に包み、大地を疾駆する無骨な鋼。
その装甲を掻き鳴らすデリンジャーの甲高い銃音。

それが如何なる状況であるのか、彼らが何者であるのか。
詳細の知れぬ中、二の足を踏んだ彼女の心は、
射掛けられた矢に身をすくめる若夫婦と、
その身を持って彼らを助けた魔導バイク乗りの一人の青年の働きを見て、動き出す。

「どこのどなたかは存じ上げませんが、助太刀いたします!
 なので、わたし達のことも詮索無用。今はこの場を脱しましょう!」
「その容貌。翼の聖女とお見受けした。貴公の助力に感謝する!」
「え、…は、はい! がんばります!!!」

レジスタンス

「厚顔無恥を承知で単刀直入に言おう。俺達に協力して欲しい」

魔導騎士達を退けた聖女らに、魔導バイク乗りの青年が言う。
曰く、抵抗軍の食客として招きたい、と。
彼らレジスタンスは狂奔の中にある国家政府に反逆し、
平和を勝ち取るために戦う志士であった。

少しの逡巡の後、彼女らは差し伸ばされた手を取る。
彼は信頼できる力強い戦士であることは先の戦いで知れていた。
そして彼女らもまた、今のこの国の有様に心を痛める気持ちを同じくしていたから。

新たな仲間の誕生に、彼らの協力者であった集落をあげてささやかながら祝宴が開かれる。
数日ぶりの暖かな食事は、聖女の頬に大粒のしずくを零させる事となった。

第三部後半

落胤の御旗

反抗軍と合流し、各地での戦いを経て幾つかの都市を味方につけ、
勢力を拡大しつつある彼らに、さる貴人がコンタクトをとる。
彼こそはザルツ地方屈指の勢力、ルキスラ帝国が若き国家元首であった。

「この変事において、我々も動かぬわけにはいかない。
 だが、物事には辿るべき道理がある。正当性と呼ぶべきものだ」

かの偉大なる皇帝は、傍らに連れた、まだ幼さの残る少年を指して告げる。
思わず、と聖女の師たる聖騎士が声を上げた。

「殿下! 生きておいでだったのですか!?」

彼こそは、現国王の又甥にあたる幼き王族。
妾の子として慎ましやかな暮らしを強いられ、
この政変に巻き込まれ、命を落としていたと思われていた悲運の子であった。
彼は、ルキスラの手のものの助力で生きながらえ、これまで身を隠していたのだ。

「知己がいるのであれば話が早い。この後の段取りを詰めようか」

そして、事態は急変を迎える。

三叉の反抗軍

落胤を御旗に、レジスタンス達は正当性を持った一軍として影響力を拡大させた。
名を「三叉の反抗軍(トライ・リベリオンズ)」と改め、彼らは現体制への反抗を宣言。
ルキスラ帝国が真っ先に呼応する形で、事はザルツ全土を巻き込む大乱へと変わっていく。

王都へと攻め寄せる各国からなる連合軍。
取りまとめるは、王位継承権を持つ若き王子。
迎え撃つは、魔導機に身を包んだ狂おしき騎士。

歴史を変える一戦が、ここに始まったのである。


一方その頃、翼の聖女はツナギ姿で厩舎に出向き、
愛馬と愛竜を愛用のブラシで労っていた。
彼女には政治がよく分からない。
しかし、己が何をするべきなのかは、よく分かっているのであった。

「……頑張ろうね、ベルくん」

その声が少しだけ震えていた事を、竜だけが知っていた。

【夕緋翼の龍聖女】

緒戦に勝利し、王都へと攻め寄せる連合軍。
中でも、竜を駆る戦乙女の活躍は目覚ましく、数々の城塞を落としていった。
ただ一騎で一軍に勝るとの言も、決して語りの上の誇張などでは無い。
竜騎士(ドラゴンライダー)とは斯様なるものなのだ。

「今こそ戦いの時! 平和を望むものよ、今ひとたびはその手に武器を!
 女神エルピュセは、いつだって身をもって行いを証立てた者にのみ微笑むのだから!」

沈みゆく夕陽を背に負って、赤い翼の聖女は叫ぶ。

「絶望は、俯き立ち止まったものの足元に転がり落ちている!
 どうか希望を忘れないで。道は、運命は、わたし達の手で切り拓きます!」

斯くして聖女の奮戦は、城壁を守る巨大な魔導機を破砕した。
ついに王都は陥落し、残すは首魁ただ一人。

城門を開き、玉座を目指す一行。
先陣を切るは、龍聖女。
そして、その旅路を共にした仲間たちであった。

ーー而して彼女らが目にしたのは、用済みとばかりに切り捨てられ、絶命した国王。
血に濡れた刃を携えるは、何度も彼女らに立ち塞がったあの凶手。
そして、その後背に立って不敵に佇む、国教エルピュセの最高位神官たる枢機卿。
彼女の、もう一人の育ての親の姿であった。

【悪の枢機卿】

「おやおやおや。よもや、ここまで至ろうとは。
 しかし、驚くには値しませんか。
 あなた達は真に敬虔な信徒であったのだから」

そのものには、まるで自らが追い詰められた自覚というものが見られなかった。

「数多くの試練を超え、よくぞここまで辿り着きましたね。
 お帰りなさい、我が子よ。女神エルピュセも、貴方を祝福し讃えるでしょう」
「猊下。……武器を置き、投降してください。大勢は決しました。
 あなたにも、あなたが成してきた行いの報いを受ける時が来たのです」
「ーー投降しろ? まさか、あなたは諦めよと仰るのですか?
 まさか、それはまさかだ。ナンセンスですよ。
 女神エルピュセは、決してその様な教えを説くことは無いでしょう」

全ては試練です、と狂神官は口ずさむ。

「此度もまた乗り越えてみせましょう。
 全ては、女神エルピュセの教義のままに。
 我らが行いは、望ましき未来を手織る指となりて」

手印を結び、手繰るは禁術。
デーモンルーラーの秘奥。

ここに最後の戦いが幕を開き……

聖女らは、手痛い敗北を喫することとなる。

覚醒

小ネタ

小ネタ1

旅の途中、路銀を稼ぐために炭鉱で働いた事がある。
腰に上着を結びつけた軍手に半袖シャツ(『空腹は最高のスパイス』『食わずに死ねない』と威圧的にショドーされたハングリーシャツ)の姿でツルハシを振るい、額の汗を拭う姿がよく似合っていたと評判。
その際、鉱物顔料について教わり、趣味で絵描きを始めるようになった。

小ネタ2

ぬいぐるみは、騎獣であるノーブルドラゴンの操霊魔法用の触媒
手作りで、ドラゴンを模しているが、あまり似ていない
主にスケープドールの触媒としているが、壊れる度に毎度本人が泣きながら繕っている

小ネタ3

ドラゴン語の習得は、旅路の途中で寝かしつけられるのに歌われていたララバイで覚えた。
そのため、大変に語彙が幼く、ネイティブ者から微笑ましげな目を向けられているのだが、
当人はまだその事に気づいていない。

小ネタ4

キャンペーン各部で、それぞれ異なるキャラクターがSGM操るお助けNPCとしてPTに参加していた。
キャンペーン第一部では、最後に裏切るお目付け役
キャンペーン第二部では、最終的にエクレールの乗騎になる少年
キャンペーン第三部では、第二部ラストで和解した師匠

小ネタ5

自己進化して魔動機に取り付き操ることが出来るようになったガストの一団に囚われ、
信頼を得るためにレースに勝たなきゃいけない回などがあった。
色々あった結果、報酬として飛行艇をもらったりなどした。

履歴

第三部の途中(レベル15くらい)で、ブラストフェイトの取得と共にリビルドを行っている。
なお、リビルド前は防具習熟が盾(銀鱗用)だった模様。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 203,000 360,000 3000 器用×37
敏捷×11
筋力×15
生命×28
知力×8
精神×21
1 境界を越えし者 第一話 29,750 64,550 172 器用×6
敏捷
筋力
精神×2
生命×2
ばれっと
一話成長分の獲得
2 境界を超えし者 第二話 30,770 85,250 97 器用×3
筋力×3
生命×5
知力×2
精神×5
ばれっと つーあーるたけうちさやえんどう
取得総計 263,520 509,800 3,269 150

収支履歴

破運槌ブラストフェイト::-37000
→顔写真付きで売却::37000
ドミネイター::-30000
銀鱗の煌盾::-5400
ガイアクリーヴァー+2::-304000
ガイアクリーヴァー+2::<+304000
借金返済::<-104000

インペリアル::-100000
オールタイム::-4800
防弾::-5400
セーフティメット::-2000
黒の眼帯::-4000
蝙蝠の耳飾り::-3500
ポーションインジェクター::-740
シールドアーム::-2000
ブレードスレイヤー::-2900
野伏のドミネイターズマント::-11000
幸運のお守り::-2000
巧みの指輪::-500
俊足の指輪::-500
怪力の腕輪::-1000
→売る::500
アルケミーキット::-200
多機能ブラックベルト::-4000
黄金の拍車::-3000
ウェポンホルダー改::-5000

ビッグホーン*4::-3200
タフネスの輪*2::-2000
オーロラカーテン::-35000
イスカイアの騎獣甲冑::-40000
紫紺の飾り護符::-15000
騎獣縮小の札4*2::-20000
部位修復の秘薬::-5500
熱狂の飼い葉::-1960

冒険者セット::-100
スカウト用ツール::-100
ハングリーシャツ::-3290
食器セット::-12
使いやすい調理道具セット::-50
頑丈なランタン::-40
ぬいぐるみ*5::-150
無限の保存食::-15000
陽光の護符1*2::-1500
月光の魔符1*2::-1500
スカーレットポーション*2::-2800
デクスタリティポーション::-2000
アンチマジックポーション::-3000
魔香水*3::-1800
熱狂の酒::-980

消魔の守護石1*10::-1000
消魔の守護石3*3::-2700

魔晶石3*20::-6000
魔晶石10*2::-4000

マテリアルカードSS::-20000
マテリアルカードS*7::-14000
マテリアルカードA*23::-4600

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