外見

黒い長髪で少女のような外見をしており、小さな体躯も相まって人形のような印象を受ける。
本人は自分の顔が童顔で子供と間違われることを気にしており、よく愚痴をこぼしている。

服装

主に当代(4代目)の娘が趣味で制作した着物を着用している。
何種類かあるが黒い着物を特に気に入っており、長持ちするように丁寧に扱っている。

性格

温厚で面倒見がよく、誰にでも穏やかに接するが、理不尽や暴力は絶対に許さない芯の強さを持つ。

そのため、争いを嫌いながらも、弱者を守るためなら迷わず行動する。

見た目は童顔で小柄だが、経験に裏打ちされた知恵と胆力を持つ頼れる大人。

口調

東京江戸川区にある喫茶店「ころぽっくる」のオーナーに仕える小人。

かつては北海道の山奥にある小人の村で村長をしていた。しかし、鬼の襲来から村を守るため奮闘し、重傷を負うこととなった。そこを近所の人間の村の若い猟師に助けられた。レラはその恩に報うために彼に仕え、彼の生活を支えることとなった。しかし、急に生活が豊かになった男を村人は妬み、貧乏や不作の不満を彼にぶつけ始める。

村八分にされた男は村を出ていくことになる。レラも故郷に別れを告げて彼に同行し、ともに東京を目指して旅に出る。東京への旅の最中も到着後も多くの苦労があったが、2人は懸命に生き、ついには１軒の喫茶店を開業する。そう、喫茶店「ころぼっくる」である。

それから100年以上の歳月が経ち、男は天寿を全うした。レラは彼の家系に仕え続け、店も代々受け継がれ、創業当時の雰囲気を守りつつ、人間とマモノの双方に愛される場となった。

一方で情報屋や仕事仲介、マモノの社会適応支援なども手掛けており、その一環としてクラン「ファーストステップ」を設立。非合法でない限り幅広く依頼を受ける。主な依頼は日常的な悩みや困りごとが中心であり、頼りになる相談所として慕われている。

仕事

喫茶店の手伝いをしている。主にウェイターをしており、小さな体で皿を軽々と運んでいる。料理も一応できるが、料理器具を扱うには体格が足りないため、厨房にいることは少ない。他にも経理など、一通りのことはすべて１人で出来る。

クラン

クランのメンバーのことは子供や孫のように思っており、守るために様々な策略を巡らしている。また、メンバーが新しい道に進むときに支援できるよう、各所にパイプを持っている。

手乗りサイズ

魔術で巨大化してなお、掌に収まるほど小さな身体。だが決して侮る事なかれ。その小さな身体には、鬼すら怖れぬ技と胆力があるのだから。

音速

ふらりとカーテンが揺れ、紅茶の香りがしたら、気付けば彼はそこにいる。一陣の風の如く彼は駆け、お客様にサービスを届けるのだ。

武の化身

槍の扱いを最も得意とする。投げだり、突いたり、その扱いは自由自在。長い人生の中で積み重ねてきた鍛錬と経験の賜物。老人だからと言って油断するな。

策謀家

柔和な笑顔とは裏腹に、頭に広がるのは緻密な計画。１つでも笑顔が増えればと、１つでも幸せが増えればと、彼は常に考え、最善の手を模索している。

経営者

100年以上、喫茶店「ころぽっくる」を守り続けた確かな手腕。経営方針から内装の調整、マモノ向けメニューの考案まで、全て彼の手によるもの。マスターである主は厨房専任だったりする。

情報屋

人々の秘密から、些細な噂話まで、様々な情報を持っている。どこまで知ってるのかと聞かれたら、誰かが知ってる事だけと、レラは静かに答えるだろう。

風の子

その走りは放たれた矢の如く。止まることなく、怖れることなく、誰よりも速く戦場を駆け、一番槍を飾るのだ。

隠し針

飾られた袖の中にて潜むのは、彼の愛用する鋭い針。乱戦の中にて味方を支援するために生み出した、必中の追撃技。

江戸川区の大通り沿いにある３階建ての住居兼職場。１階がレラと彼の仕える一家が経営する喫茶店となっており、２階と３階は生活のための住居。レラは３階の１室を書斎兼寝床として扱っており、古き良き大正モダンな雰囲気な部屋となっている。屋上もあり、ペットのシャンタク鳥が寝床代わりに使っている。

・「レラ」はアイヌ語で「風」を表す単語
・コロポックルの中だと老人の部類らしい