適合できなかった者たち
プレイヤー:カイマン
「辛い」
「もういやだ」
「悲しい」
「これでもう楽になれる」
「わからない」
「苦しい」
- 分類名
- 社会不適合怨霊
- 出身地
- 青木ヶ原樹海
- 根源
- 美学
- 経緯
- 謎
- クランへの感情
- 住所
- 都下西ブロック
- 強度
- 0
- 耐久値
- 20
- 能力値
-
- 身体
- 4
- 異質
- 6
- 社会
- 2
- 特性
-
- 《不定形の肌》
- 《冷たい肌》
- 《ばらばら》
- 《不幸の象徴》
マギ
| 名称 | タイミング | 対象 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 《人生を刻む孤独な悲しみ》 | ダメージ増加 | 単体 | 2~7 |
| 前の【耐久値】を任意の点数減らす(最大でお前の【身体】点まで)。 対象が与えるダメージを[減らした【耐久値】]点増やす。ラウンドに2回使える。 | |||
その他(設定・メモなど)
あぁ.....ここは静かでとても涼しい。空気は澄んでいて、時々何かが葉を揺らす音が聞こえる。街にいては感じることもなかっただろうな.....
街....うまくやってるつもりだった。大学でも多少は友人がいて楽しいはずだった。でも....多分知らないうちにほつれ出してたんだろうな.......。多分いつのまにか皆に嫌われてたんだろうな.....飲み会に誘われたら必ず参加して、常に相手が傷つかないよう気を配ってたつもりだったんだけどな......それでも僕のそばから離れてく.....きっと昔みたいにみんなが僕の悪口を言い合って笑いあいながら.....
僕はただ、優しくしたかった....優しくしてほしかった.....仲良くしたかった.....その輪に混ざりたかった.....ただ......孤独なのはつらかった.......気を紛らわすものはなかった......だから仮面をつけて.....陽気なフリをして.....おとなしそうなフリをして.....気さくなフリをして.....まじめなフリをして.....輪の中に混ざった.....
でも孤独なのは変わらない....誰かの悪口を聞くたびに相手を疑う.....こいつは別の誰かに自分の悪口を言ってるのかって.....きっとそうだって.....それでも仮面ははがさないはがせない......だってその奥はドロドロに溶けていて、ぐつぐつと煮えたぎっていて、あふれかえるほどに濡れていたから.......
なにがきっかけて仮面を留める紐がちぎれたのかわからない......それでも僕はその仮面が完全に落ちきる前に走り出した.....ただただ走り出した.....誰もいないところへ.......心が蝕まれない場所へ......
あぁ.....ここは静かでとても涼しい......空気は澄んでいて......時々何かが葉を揺らす音が聞こえる......この空間に溶け込みたい....もう.....僕には戻れない.....仮面はとれて....その奥にどんな顔があったかをおもいだせないから.....もう.....僕には戻りたくない......
いいものを見つけた.......初めてこれを思いついた人はとてもすごいと思う...........これは多くの仮面が外れたりつけられなかった人達を救ってきた....僕も....救われよう.....
ギュゥゥゥゥゥゥ.................................................................
ああ.......なんだかとてもつかれた。もうおわったとおもったのに..........でもふしぎなかんじだ........もうぼくであるひつようはないって......かれらはおしえてくれた..........そうだね.........ここではみないっしょだ......おれはつらかったんだ......わたしはかなしかったんだ.......ぼくはりかいできなかったんだ......わしはさみしかったんだ......この「社会」が.......■■■■■■をとりのこした「社会」が.......「憎」かったんだ..........
そう.......ぼくらはもう「自分」であるひつようはない.......■■■■■■というこのわのなかですごせるなら......「自分」がどんなひとだったかなんて.....もうどうでもいいよね。
[基本情報]
青木ヶ原樹海での自殺者、その中でも社会で生きることに疲れあきらめたものたちの魂の集合体。この集合体は「本当の自分」を規定することを辞めた。その代わり新たな性格傾向「仮面」を、それも多くの輪の中に混ざる為に多くの「仮面」を集めようと幾度も分裂し、流れ着いた場所で最も適した「仮面」を生み出そうとし生活を始める。多くは適した「仮面」を得られずに消滅するが、時々適した「仮面」を得ることができるものたちもいる。
固定された性格などない。散り散りになった魂が一つに集まり集合体をなしている「本体」は、常に不安定で会話は不可能。分裂した個体はそれぞれが得た「仮面」に従った性格となる。