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金魚鉢の異形頭。本人曰く付喪神ではないらしい。金魚鉢の周りを赤とか黒以外にも青・黄・緑とか現実にいない鮮やかな色彩の金魚がひらひらしてる。金魚は切り離しても一応痛覚のない絢魚の一部。金魚は別の魚に変えることもできるがしっくりくるのはやはり金魚らしい。大停止があるより前から拠点を定めずに商売していて、大停止で東京に来た。江戸の町人文化とかその辺の年代から存在していた。江戸当時は怪しまれずに人間とも商売するため首から上の印象を水鏡でぼやかしていた。食事をあまり必要としないタイプのマモノなので娯楽感覚でいいものを少しずつ、という風に摂っている。和食派。
雑貨店兼カフェ『Cafe & Gallery　玲瓏鉢』を経営している。同名のクランのリーダーでもある。時々買い付けなどで店を留守にする。

根源について
「あたしはねぇ、綺麗なもんが好きなんですよ。手元に置いておくのもいいし、それがもっと輝ける場に案内できるんなら言うことはないさね。」
経緯について
「人間とマモノが共存してる町なんて、他にありやせんでしょう？ここにしかない綺麗なもんを見て、探して、商いに来たんです。」
頭部について
「ヒビくらいなら安静にしてりゃじわじわ治りやすね。普段は食事はあたしにとっちゃ娯楽の類なんですが、ヒビの治療はマリョクも体力も使うんで治療中は補給として食事量が増えやす」

クランメンバーについて

「輝黒くんはとぼとぼ所在なさげに歩いてなさるところを拾ったんですけどねぇ、良い拾いもんをしたと思いやすよ。真面目で、強くて、何より綺麗だ。御本人は嫌がっとるようだから直接は言わねえですけど。」
「トライフルちゃんは雇い始めのころにあたしが粗相をしちまいましてねぇ、それ以来よその風習にも気を配らにゃならんと気を引き締めなおさせてくれやした。綺麗だからついつい構っちまいたくなるんですよねぇ…」
「マリスくんはうちの店の中でも訳ありでねぇ…。ま、許せねえことを無理に許せなんて言う野暮はあたしも御免なもんで、気ままに看板猫やってもらってやす。人間のお客に愛想がないのはご愛敬、ってな。……ちょっと、あたしの金魚にじゃれつくのはやめて下さいな。」

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