身体《尻尾》
尻尾は便利だ。立っているのに疲れた時には身体を支えられるし、ぶん回せば蹴りなんかよりもよほど強い。
「そして何よりも可愛い！」

身体《酒豪》
酒は良い。
飲めば気分が良くなる。
気の置けない仲間たちと一緒なら猶更だ。
「仕事の後の一杯のために生きてるのだ！」

異質《焦熱の主》
竜なのだから、火は吐けるし、高温にも耐性がある。
「欠点は、風呂がぬるく感じることだな」

異質《審美眼》
「ふふん。モノを見る目には自信があるのだぞ？」
だが、働きたくないという強い意思により、その目は曇らされている。

社会《経営者》
働いている素振りを見せるため、古物商なんぞを営んでいる。
本当は働きたくないのだ。もうどうしようもなく。
「競馬でドカンと一山当てて、のんびり暮らしたいものだな……」

《得意技》
カンフー映画で見た、あの技この技を何となくで再現。
この時だけは、普段からは想像できないような機敏な動きが見られる。誰だって好きなことには一生懸命なのだ。
「アチョー！！　……これ、『怪鳥音』って言うんだぞ？　知ってた？」

《｜乙女の溜息《ブレス》》
恋する乙女の、憂いを秘めた溜息。その熱っぽさは、身を焦がす程度じゃ済まない。
本気を出せばその温度は１兆度を越えるため、常に手加減しているというが真偽は不明。
「え？　誰に恋してるのか、だと？　……酒だな」

転売屋組織を壊滅させた。