その他（設定・メモなど）

マイコニドという言葉にしっくりこない場合はキノコのドライアドと呼べばいい。
要は歩き回るキノコである。
毒性を持つもの、そうでないもの、複数の種類が混ざっているものと様々だがこの少女はドクツルタケのマイコニドである。
食べれば腹痛、嘔吐や下痢を経て腎臓機能などに異常をきたし治療を施されても高確率で死亡する猛毒のキノコ。
しかしこれはあくまで人間が食べればの話であり、毒に強いマモノであればあるいは美味しく賞味いただけるかもしれない。
東京においては死ななければ大抵何とかなるの範疇には入ってはいる。

大停止後森の中で生まれたがマリョク不足で体調不良に陥り這う這うの体で住居エリアまでやってきて保護された。
幼く外で生きる術を知らない彼女にとって東京で生きる以外の選択肢はなく今に至る。

分からないことだらけの人間とマモノの社会で何か良いことをしたいと思っており誰かの助けになりたいとは思いつつも声をかけようか悩み結局手を差し伸べられない。

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