哀歌ノアネモネ
プレイヤー:冬月加奈
- 分類名
- 邪竜
- 出身地
- なし
- 根源
- 経緯
- クランへの感情
- 住所
- 強度
- 10
- 耐久値
- 20
- 能力値
-
- 身体
- 6
- 異質
- 4
- 社会
- 3
- 特性
-
- 《動物頭》
- 《翼(羽根)》
- 《動物脚》
- 《吸精》
- 《身体変化(オリジナル)》
マギ
名称 | タイミング | 対象 | 条件 |
---|---|---|---|
《守護者》 | 効果参照 | 単体 | 2.4.6.8.10.12 |
ダメージ適応の直前に使用、肩代わりし受けるダメージを3点減らす。自身不可 | |||
その他(設定・メモなど)
▼種族:黒花譚竜 (Kokka-Danryū)共通内容
概要
黒花譚竜は、神話の時代から語り継がれるドラゴンの種族で、その起源は古く、多くの伝説に彩られています。彼らは、不幸や悲哀、そして美しさを兼ね備えた花―特に黒や暗い色をした花―に深い結びつきを持ち、これらの花から名前と力を得ています。黒花譚竜は、夜や暗い場所を好み、その美しさと神秘性で知られています。
特徴
黒花譚竜は、感情の深さと強い意志を持ち合わせています。彼らは不幸や悲しみを感じる生き物に対して強い共感を示し、時には保護者や導き手となることもあります。その一方で、彼ら自身の悲哀や内面の葛藤が、強大な魔法の源泉となることもあります。
外観
黒花譚竜は、黒や深紫、暗い青などの鱗で覆われており、その体からは幽かな光が放たれます。彼らの翼は花びらを思わせる繊細な形状をしており、飛ぶ姿はまるで夜空を舞う花のようです。目は星のように輝き、その視線には深い悲しみと知恵が宿っています。
社会構造
黒花譚竜は、各々が特定の花に結びついており、その花の精霊的存在とも言える深い関係を持っています。
彼らは単独または小さな群れで生活し、互いに深い絆で結ばれていますが、外部の者に対しては非常に警戒心が強いです。
彼らの社会は年長者を尊重し、各々の経験と知識を共有することで成り立っています。
役割
黒花譚竜は、自然界と人間界のバランスを保つ重要な役割を担っています。
彼らは自然界の守護者であり、特に彼らが結びついている花が生い茂る地域を守ることに力を注いでいます。
また、不幸や悲しみを経験した生物に対して、癒しと希望をもたらす存在でもあります。
彼らの存在は、世界の様々な場所で伝説や物語として語り継がれており、その姿を見た者は大きな幸運を得ると言われています。ですが、現代においては見た目や名前から不幸の象徴として扱われています。
▼黒花譚竜が生まれた物語
ある村では、長きにわたり悲劇が続き、人々は深い悲しみに包まれていました。絶望の中で、人々は心の底から願いました。「どうか、この悲しみを肩代わりしてくれる存在を…」と。
神々はその切なる願いに応え、人々から悲しみの根源を取り去る代わりに、1匹のドラゴンを生み出しました。しかし、そのドラゴンが姿を現すと、人々は恐怖に陥りました。彼らはその姿を見て、悲劇そのものが形を成したと感じたのです。
ドラゴンは、人々が自分を恐れていることを理解しました。それでも、自身の使命を悟り、悲しみを背負う存在としての役割を受け入れました。そして、静かに村を去り、人々の前から姿を消したのです。
それからというもの、村には悲劇が訪れるたびに新たなドラゴンが生まれ、そのたびにそのドラゴンは人々の悲しみを背負い、どこかへと去っていきました。こうして、悲劇から生まれた守護者たちは、美しい花のような姿から「黒花譚竜」と呼ばれるようになったのです。
履歴
▼個別概要:哀歌ノアネモネ
概要
哀歌ノアネモネは、黒花譚竜の中でも特に美しく、儚い存在です。
アネモネの花が象徴する「別れの悲しみ」を体現し、その悲しい運命を受け入れながらも、強い精神力と美しさを保ち続ける種族です。
彼らは、失われた愛や別れを乗り越え、新たな希望を見出す力を持っています。
特徴
感情の深さ: 哀歌ノアネモネは、他の生き物の感情に非常に敏感で、特に悲しみや苦痛を感じ取る能力に長けています。
彼らは、その感情を癒し、和らげることを生きがいとしています。
美しさと儚さ: この種族は、非常に美しく、その姿は見る者を魅了しますが、同時にその美しさは儚く、はかないことを象徴しています。
彼らの翼は、透明感のあるアネモネの花びらを思わせ、風に吹かれると輝きを放ちます。
外観
哀歌ノアネモネのドラゴンは、光沢のある黒を基調とした体色に、紫や青などの淡い色彩の光を放ちます。
彼らの翼は特に美しく、薄い花びらのような質感をしています。
彼らの目は、深い悲しみと優しさを併せ持ち、見つめられると心が洗われるような感覚に陥ります。
社会構造
哀歌ノアネモネは、他の黒花譚竜と同様に、独立心が強いですが、独自の社会を形成しています。
この生物は、悲しむ者がいれば、どこからともなく現れては、その悲しみを共にし、癒やす力を持っています。
役割
哀歌ノアネモネの最も重要な役割は、悲しみや苦痛を抱える生き物に寄り添い、癒しを与えることです。
彼らは自然界や精神界のバランスを保つためにも不可欠であり、その美しい外観と優しい心で、多くの生き物に希望と慰めを提供します。
また、彼らは失われた愛や別れから生じる悲しみを通して、新たな始まりを教える使者ともされています。
▼個別物語:哀歌ノアネモネ誕生物語「花畑の竜」
昔々、ある村に、幸せに暮らす若い夫婦がおりました。
しかし、ある日、二人の愛する子供が突然の病で命を落としてしまいました。
深い悲しみに包まれた夫婦は、毎晩涙を流し、愛しい子供のことを想い続けました。
村の中心には、美しいアネモネの花が咲き誇る古い花畑がありました。
ある晩、悲しみにくれる夫婦が家で泣き崩れていると、窓の外から不思議な光が差し込みました。
その光は、まるで彼らを導くかのように花畑へと伸びていたのです。
二人は手を取り合い、光に導かれるまま花畑へと向かいました。
古いアネモネの花々が夜風に揺れる中、光が一層強く輝き、二人の涙が土に落ちた瞬間、花畑全体がまばゆい光に包まれました。
光の中心から、ゆっくりと姿を現したのは、一匹の美しいドラゴンでした。
そのドラゴンは、アネモネの花びらのように儚くも美しい翼を持ち、その目には深い悲しみと優しさが宿っていました。
夫婦は驚きながらも、その神秘的な存在に目を奪われました。
ドラゴンは静かに語りかけます。
「私は、あなたたちの深い悲しみから生まれました。あなたたちの失った愛を、体現する存在です。」
ドラゴンの言葉に、夫婦の心は強く揺さぶられました。
彼らは自分たちの悲しみがこの美しい存在を生んだのだと知り、その胸の痛みが次第に和らいでいくのを感じました。
二人の涙は、哀歌ノアネモネと名付けられたそのドラゴンによって癒されました。
哀歌ノアネモネはその後も、村に悲しみを抱えた者がいると現れ、そっとその心に寄り添い続けました。
彼女の姿は、夜の花畑に舞うアネモネの花びらのように美しく、見る者すべてに希望と慰めをもたらしました。
こうして、哀歌ノアネモネは、失われた愛と悲しみを乗り越える希望の象徴として、村の人々に永遠に語り継がれる存在となったのです。
その姿は、アネモネの花と共に、美しき悲しみの象徴として、いつまでも村の心に刻まれておりました。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 強度 | GM | 参加者 |
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