その他（設定・メモなど）

元は雪山に捨てられた人形。〈大停止〉の後、氷を操る能力を持つ異形として目覚める。
齢は数百歳を超えており、人形だったためか、人間、とりわけ子を愛する性質を持つ。

長らく山を訪れる人間と共存していたが、最近山にも人間が減ってヒマになり、風の噂で「トウキョウ」なる町が面白そうと聞き、百年ぶりぐらいに人里を訪れた。
現在はクランの御意見番（？）的なことをしつつ、のんびりまったり暮らしている。たまにマモノに関する講演会などに呼ばれたりするので講師をやったりもしている。
ただ、元々が山育ちのため、社会常識には疎い。
金銭的には昔いた山に埋まっていた金銀財宝を持っているためそんなに困っていない。

クランもとい古民家カフェ『ゆきがくれ』のリーダーにしてカフェの店主。
カフェは半分趣味みたいなものなので、こちらものんびりやっている。
クランの信条は「弱者を守る」。人やマモノを問わず、困ったものがいれば手を差し伸べる。

口調はやや古風だが、ササメは優しい性格である。
気に入った子どもにはすぐお菓子を与えたがる。数百歳なので「子ども」の範囲が広い。


「なに？　太るからお菓子はいらんじゃと？　童が斯様なことを気にするでない！　童は少しまるっとしとるくらいがかわいいんじゃ！」
「のらー、これ三丁目の村井さんに配達してほしいのじゃ。車には気を付けての。帰って来たらせんべいをやろう」

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