その他（設定・メモなど）

魔界の番犬ケルベロスが現世に顕現し、人の姿を得たもの。
『冷静』『陽気』『粗暴』という三重人格持ちであるが、人間の器では3つの人格を同時に表出させる事が困難であった為、やむを得ず日替わりでの交代制を取っている。
1つの人格が表に出ている間、残った2つの人格は眠りについており、肉体としては眠ることなく常時活動する事が可能。ただし、肉体的な損傷をより早く回復させる為に眠る事はある。
神格や怪物などの様々な異形が東京に姿を変えて現れたのをきっかけに、冥界の主ハデスもどこかへと消えてしまう。ハデスを探し出す、それが叶わなければ新たなる主人を見つける事が3人共通の目的であり、表現方法は様々ながらも忠義には厚い性格である。
一方で、現在のささやかな自由をどのように謳歌しようと考えているかは、各々の人格によってかなり異なる様子。
名前の「パスカル」は、荒れた東京で主人の為に身を投げうったとあるハスキー犬に感銘を受けて以来、名乗るようになった。


『冷静』の人格は終始理性的、論理的に物事を進める事を好む。事態の解決においては段階を踏み、不安要素は可能な限り排除し、確実性を是として行動する。ただしその慎重すぎる性格は、他者からもどかしく、じれったく映る事だろう。
主人探しという目的に対して最も熱心であるが、反面その裁定基準も厳しい。『粗暴』の人格とはお互い（犬だけど）犬猿の仲であり、感情的に好き勝手暴れまわる事に辟易としているが、自身も暴力的な一面は少なからずあると自覚しており、複雑な感情を抱いている。

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