ハイル
プレイヤー:も
「お前じゃない、ハイル。」
- 分類名
- スノーパンサ―(雪豹)
- 出身地
- 異世界の雪山
- 根源
- 無垢
- 経緯
- 謎
- クランへの感情
- ビジネス
- 住所
- 強度
- 35
- 耐久値
- 25
- 能力値
-
- 身体
- 6
- 異質
- 5
- 社会
- 2
- 特性
-
- 《狩猟》
- 《尻尾》
- 《大食い》
- 《氷冷の主》
- 《ヒマモノ》
マギ
| 名称 | タイミング | 対象 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 《アイシクル》 | メイン | 単体 | 1・3・5・7・9・11 |
| 《狙撃》 対象に[3+マリョク]点のダメージを与える。 | |||
| 《追い風》 | ダメージ増加 | 自身 | 1・3・5・7・9・11 |
| 【オリジナルマギ】対象が次に与えるダメージをイニシアチブ点増やす(ラウンド1回) | |||
その他(設定・メモなど)
【概略】
氷の魔法が使えるユキヒョウ。
異世界の雪山から東京に転移してきた。
獣の姿がデフォルトだが、とある一件により、人の姿になることもできる。
【経歴】
元は異世界の雪山で暮らしていたが、ある日強い光に包まれ気づいたら東京にいた。
当初は故郷との暮らしと全く違う東京での暮らしに困惑していたが、
なんとか上手く生き方を見つけている。
【特性・マギの補足】
狩猟:雪山で生き抜く術を体現している。スノーパンサーは極寒の地にてまさに王である。
尻尾:他の生物と比べてもかなりもふもふとしている。マナの貯蔵タンクの役割であり、人の姿になっても消すことは出来ない。
氷冷の主:自身のマナを氷エネルギーとして体の一部に付与することが得意。その爪はより鋭く、尻尾は新たな武器となる。
ヒマモノ:東京では依頼や日雇いの仕事をこなしながら日々を食いつないでいる。社会のルールを知らなかった頃に一度食い逃げをして捕まったことがある。
狙撃:気配を消し、虎視眈々と狙いを定めて致命的な一撃を与えるのは雪山に紛れ、素早く移動できるスノーパンサーにとって非常に手馴れた狩りの手法である。
【趣味・嗜好】
好きなもの:肉、魔法の練習、ハンモック
嫌いなもの:熱い食べ物、大きいマモノ
【基本ハンドアウト:B】
野生で生きてきたハイルには弱肉強食の原則が体に染み付いている。ただし、彼女はその強さを誇示するために使うのではなく「生き残る」ことに主眼を置いた考え方をする。そのため、自身が生き残るために必要な時にしかその実力を披露しないだろう。
危険な大熊をよりも、確実な子鹿を狙うのが彼女のセオリーだ。
<攻撃方法>
・一般的なユキヒョウの狩り(高所から獲物に飛びかかる)
・爪や牙に氷をまとわせて攻撃
・【大技】尻尾に氷のナイフを生成し、口元に咥えながら対象の前方まで接近、口から離しながら体を回転させ居合切りみする。
※ディ〇バルドのアレ
【TIPS】
・体長は人間時、獣時共に160cm
・人間の姿の時は獣の時よりも身体能力は落ちる(それでもアスリートの人間以上はある)
・獣の時は言葉を喋れないので、普段生活する時は人間の姿がほとんど(寝る時やマナが枯渇しそうな時は人化の術は解除する)
・跳躍力が強く、横方向であれば人間時は体長の2.5倍、獣時は体長の20倍の距離を一度にジャンプすることが可能。
<クランへの加入理由>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下SS〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<オリジン>
スノーパンサー。雪豹とも称される魔物として彼女は生を受けた。
一人娘だった彼女は様々なこと両親から教わった。ガゼルの生息地、凍った川から上手く水を飲む方法、獲物の追い詰め方…この銀世界を生き抜く為に必要なことを知り、経験していった。
しかし、その日常はひと夜にして崩れ去った。
両親が何者かによって命を奪われたのだ。
彼女は両親が自分たちよりも遥かに大きい存在によって蹂躙されていくのを見ながら雪の降る漆黒の中を必死に逃げることしか出来なかった。
どれだけ走っただろうか。
あまりにも突然の出来事に半ば錯乱していた彼女は
普段なら気づくことが出来たはずの崖から足を踏み外してしまった。
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まずい。
そう思った時には斜面から顔をのぞかせる大きな岩が眼前に迫っていた。受身を取る時間も体力もないけど、せめて体を逸らさないと――――――――
鈍い音が体の内側にも響くのを感じる。
前脚が上手く動かない。何度か立とうとしたが倒れてしまう。
体の中も変だ。何かが迫り上がって来るのを感じて思わず吐き出したら出来たのは私の血だった。ひゅーっひゅーっと音がなり息もままならない。
以前、父と獲物を探している最中に同じように足を滑らせた同族を見かけたことがある。
体を起こそうともがいていたが全く動くことの出来ない姿を見て、父はそいつの首を噛み、命を奪った。
なぜそんなことをしたのか、父は奴はもう助からない、ならせめてもう苦しまないようにしてやっただけだという風な素振りだったのを覚えている。そこで私は「生きる」ということの難しさを知った。
はは。まさに今の私だ。
化け物に親を殺された挙句、自分も足を滑らせて立つことすらままならない。きっと私はこのままこの地面の上で凍え死ぬんだろう。夜に出歩いている同族なんて滅多にいない。いたところで父がしたように私の首を...
嫌だ。
死にたくない。まだ独り立ちも出来てないのに、こんな所でくたばりたくなんかない。動けよ私の脚。お願いだから。
視界がぼやけたかと思ったらそのまま私の意識は落ちていった。瞼を閉じる寸前になにか姿が見えた気が―――
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目を覚ました時、私は見たことの無い景色が目に入った。木を切った物を縦に束ね、それを私達の寝ぐらのように整えているようだった。
「目が覚めたか?」
音のする方に目をやる―顔を向けようとしたが、痛みで断念した―と1人の人間が立っていた。
「ジッとしとけ。回復魔法はかけたが、生きてんのが奇跡なぐらいだ。」
「俺が出歩いている時に、デカい音が鳴ったから雪崩かなんかだと思ったら目の前にオメーがいきなり姿見せやがったからビックリしたぜ」
粗雑そうな人間だと思った。
人間自体は初めて見た訳じゃない。山になにか採りに来る奴、ガゼルを狩りに来る奴、そういうのは数少ないが見たことがある。私のことを見つけると何故か驚いてたっけ。
ただ、目の前の男は今まで見た人間とは違う雰囲気だった。粗雑なだけじゃない、何か別の目的がある。直感だった。
特にできることもないので私はそのまま男の話に耳を傾けた。
「ギルドのヤローもよ、緊急の案件だからってこんな雪山に飛ばしてくるたぁ思わねぇだろ普通!
こーんな最低限の防寒着とボロい丸太小屋一つだけで討伐までこなせだなんて人遣いが荒いって域を超えてるぜ!」
やはり粗雑なだけかもしれない。
大きな音を立てるのは自ら相手に居場所を教えているのと変わりない。それが分からないようならこの男の探しているものもこの山では見つからないだろう。
「ったくよ〜ほんとにここにヤツは居んのかァ?調査員の見間違いだった可能性もあるだろうがよォ」
そう言いながら男が手にした葉のように薄い物体には、
写っていた。私の親を襲ったアイツの姿が。
気づいた時には私は男の持っているそれをよく見ようと体を飛び出していた。
「オイオイ!いきなりどうしたんだよってお前、もう動けんのか?それになんだ、この依頼書を見た瞬間飛び跳ねるみてーに近寄ってきた...」
男が持っていた"イライショ"を地面に落としたのでよりハッキリと凝視する。
間違いなくアイツだった。
夜で細かい部分は覚えていないがこの大きさ、この目、全てに既視感があった。
「...俺の治癒魔法は術をかけた相手の持つマナの量で傷の治りの速さが変わる。さっきまで死にかけだったお前がもう立ち上がることができているのは普通のスノーパンサーじゃありえない話だ。とんでもない量のマナを貯蔵してんのか?」
「それに...何故かは分かんねーが、こいつは依頼書に描いてある討伐対象のことがえらく御執心みてぇだ。こいつの居場所を知ってる可能性もある。」
男がひとしきりブツブツと喋った後に私の目を見ながら近づいてきた。
「よし、お前さんの傷が治るまで俺が面倒見てやる。お前さんよ魔力についても色々気になることがあるしな。」
そう言うと男はガハハと笑った。
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あれから1月が経った。
私の傷もほとんど治り、今では問題なく小屋の外に出て、辺りを駆けることができるようになった。
男―ジェラードという名前だそうだ―は、ギルドという群れの中でも一目置かれる魔法使いらしく、私の世話をしながら様々な魔法、マナについて話してくれた。
どうやら、私には他の同種に比べて体内のマナの量が多いらしく、それを上手く使えばさらに色々なことが出来るようになるらしい。
それから私は体を療養させながら自身のマナ操作を試みた。両親からは爪と牙に氷を纏わせる方法は教わっていたが、それ以外の用途は考えもしなかったので自分なりに色々と試行錯誤をするのは楽しかった。
特に尻尾に向けてマナを送るように集中することで、尾の先端をナイフのように凍らせ、振り回すことで新しい攻撃の仕方を身につけることが出来た。試しに振った時に近くで見ていた彼の髪が犠牲になってしまったが。
もうひとつ、ジェラードが私に伝授してくれたものがある。
「おい、お前。山で暮らしてたっつってもその体にその薄着で本当に寒くねぇのかよ?」
「お前じゃない、ヘイル。それにここはまだ風がないから寒くない。」
「そうかい、しっかしまさかここまで上手くいくとはなぁ、人化の術」
討伐対象の足取りを掴むために豊富なマナを持つ私に人間に変身する術を教えてくれたのだ。今まで身振りでしか意思を伝えることが出来なかったが、これによって段違いに互いの考えていることを理解できるようになった(喋る言葉はジェラードお手製の術式で勝手に変換されているらしい)
まさか彼は私が女だとは知らなかったらしく、初めて変身が成功した時は口を開けて放心していたのを鮮明に覚えている。
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「私達が住んでたのはこの辺り。水辺も近いし、岩が風を遮ってくれる地形のなっているからこの山の中でもかなり安全な場所。」
「襲ってきたアイツがお前さん達の住処を奪ってそのままいる可能性が高い訳か」
小屋の中で私とジェラードは山の地図を広げながら対象の話をする。
討伐対象である凶暴化した熊型の魔物は、突然変異により巨大な体と力を手にした代わりに非常に凶暴で各地を移り住んでいたそうで、この雪山以外でも色々と被害を出していたそうだ。ここで止めなければ人里に出始める事態も無視できず、ギルドから討伐依頼が出ていたそうだ。
「そこまでの道のりは私が案内できる。」
「それはありがてぇが...人間でも行ける道だよなそれ?」
「...なるべく頑張る」
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「ふぅ...手こずったが、コレで討伐完了だな」
「...」
寝ぐらには予想通り標的のヤツがいた。
当初の作戦通り、私が飛びかかって熊の注意をそらしている間に、ジェラードの詠唱を間に合わせ、そこに強力な魔法を叩き込んでいった。
熊も1度や2度では倒れず、最後の最後まで足掻いていたが、彼の魔法で脚をやられてからはあっという間の決着だった。
正直に言うと、ジェラードがここまでの実力者だとは思わなかった。確かに、私にここまでマナの使い方を教えられるあたり、そういった経験があるんだろうし、そもそもこんな辺鄙な場所に位置する雪山で討伐を任されるって事はそれだけ周りから信頼されているというのは分かっていた。
それでも、純粋な力と土地勘によって私の方がきっと上だと考えていた。この雪山では頂点に位置していた私たちを易々と粉砕したあの熊をこんなにもあっさりと倒してしまうなんて...
「ギルドにはこいつの牙でも持って帰りゃあ討伐の証拠にもなるだろ。」
「帰るの?」
「まあ...長居する理由もないしよお。お前さんも...親のことは残念だったが、きっとお前ならここで生きていけるさ」
戦っている最中は気づかなかったが、寝ぐらの奥には食いちぎられた両親の死体があった。アイツに襲われた時から覚悟はしていた。けれどそれが現実のものになってしまうとやはり胸が苦しくなる気分だった。
「いや、この寝ぐらはもう使わない。荒れ果ててしまったし、父さんも母さんもここに眠っているからそのままそっとしてあげたい。」
「それに...」
「ここじゃあラムチョップは食べられない」
「は?」
私はもうこの雪山に居続けることはできないだろうとも考えていた。ここで暮らすには、あまりにも外の世界を知りすぎてしまった。
彼が語っていたここ以外の場所や人間たち、魔法の話は今まで私が知りえなかった世界だった。そして、そんな世界を自分の目で見てみたいと考えるようになってしまった。
「だから、私もついてく。ジェラードに。」
「はあ!?おいマジかよ...そいつは予想外だが、そういう事ならギルドに手続きとか必要になんのか...?うぉクソめんどくせぇな...」
「一緒に行くだけじゃダメ?」
「お前自体は一応マモノの扱いだからな。下手に外に連れ出したってなるとやれ生態系ガー、独占ガー上がうるせぇんだよ。
ま、ギルドに話つけてきてやっから、その間に身の回りでも整えといてくれや。」
「わかった。」
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ジェラードが山を下りてから1月が経った。
元の寝ぐらには人間式の墓を作ってそこに父さんたちを寝かせてあげた後、入口を岩で塞いだ。これで誰にも荒らされることはないだろう。
あれから彼が山に戻って来るまでの間に私は教わった魔法を更に使いこなしてみようと練習を積んだ。それによって狩りの腕が上達し、食事にも困らなかった。
そんなことをしながらジェラードを待っている日々を過ごしていたある日、雪山を強烈な猛吹雪が襲った。
狩の途中だった私は急いで新しい寝ぐらに戻ろうとしたが、その時には吹雪は1寸先が見えないほどに増長していた。
それでも何とか帰ろうと、前が見えないながらも1歩ずつ歩みを進めていくと、前方から光が見えてきた。
光の正体は分からなかったが、藁をもすがる思いでそこに向かって歩いていった。
やがて光に近づくほど吹雪が弱まっていき――――
気がつくと私は見知らぬ土地、魔都東京にいた。
③ユークから輝術(マギ)を獲得する
③感謝したユークからマギを習える。マギの名前に"ハイラゼルの〇〇"としたマギを1つ作成してもよい。また、セッション終了後、所持しているマギの名前を"ハイラゼルの〇〇"に変えてもよい
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 強度 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10/12 | マモスクベイベ~レガシー、それは剣編~ | 5 | kou | レヴァファング宵宮 |
| ヘルプキャラ | |||||
| 2 | 10/31 | うぇあいずボクのつばさ | 10 | kou | |
| 3 | 11/17 | 軟体団体一体何体なんだい? | 10 | たまさと | テシマノリンリ |
| 4 | 11/21 | 舞うマモノ、守るも間もなく撒かれるのかもな | 10 | たまさと | テシマノリュール |