その他（設定・メモなど）

「シッ！聞こえません！！今の私は『ケシガール』！『ケシガール』ですーーっ！」
「よろしければ、わたしたちの『お友達』になりませんか？さぁ、書類にサインを…」

　”ケシ”としての特性をその身に宿したケモノ。体内からアヘンやヘロインを生成し、他者の体内に注入したり、霧状にしてばら撒いたりとやりたい放題。
　基本的に丁寧な口調とお嬢様のような雰囲気ではあるが、裏切り者に慈悲は無く、その決断力はすさまじく、切るときはバサッと切る。
　復讐者を後押しし、裏切り者には死を齎す彼女は、頭に咲くかわいらしい花に似合わない無慈悲さを持ち合わせる。

▶〈東京〉到来前
純粋であった彼女は、過去にある男に騙され、彼女の能力によって生み出されたアヘンが裏で流通し、男は私腹を肥やしていた。
それに気づいた彼女は、騙されていた事実に対してショックを受けた。
男と手を切り、目的を失って彷徨っていた彼女は、自分によって生み出されたアヘンによって、色んな人が苦しみ、死人も出ていたことを知る。
心を痛めた彼女は、その人々を救うため、男から貰っていた財産を切り崩していたが…

ある時、事実を知った相手から、心無い言葉を受ける。
「お前のせいで！」「お前が全部悪いんだ！！」

その時、彼女は何かが切れてしまった。そうして彼女は、復讐を決意した。あの男に。暴力はだめだ。平和じゃなきゃだめだ。そんな理屈じゃない…そうしないと、この煮えたぎる腹の底は、永遠に火が消えることがない。

そうして彼女は…一人でその地域を牛耳っていたギャングを壊滅させた。
彼女は自分を騙していた男…壊滅させたギャングのボスから名付けられた名前を捨て、一時期は名無しを名乗っていた。

そのため、東京名の『削除済』は〈東京〉の局員が名付けたあだ名だ。
彼女の事象である「ケシガール」は、そのあだ名を払拭すべく自称している名前であるが…払拭できるのはいつになることやら。

▶〈東京〉到着後
〈東京〉に色々なめぐりあわせでやってきた彼女は、そこで出会った少女に過去の自分を重ねる。その少女は大切な人に裏切られた過去があった。彼女は少女の復讐を手伝い…そして、彼女は今、それを生業としている。

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