その他（設定・メモなど）

かつては普通の人里に生まれた。
母は雪女で、父親は人間で、母は能力を隠して上手く人里に溶け込めていたらしい。
しかしナユタはそうではなかった。
能力を制御できず、生まれ故郷を常冬の地へと変えてしまった。
親子で人里離れた場所に引越したが、幼いナユタは両親を想って1人で暮らすことを選んだ。
もともと体感温度を初めとする身体能力は一般的な人間と同じなため、極端な寒さへの耐性がない。
母から譲り受けた市女笠の帔は特殊な材質でできており、寒さを遮断することができるため
それを使って寒さを凌いで生きてきた。

人付き合いに強い憧れはあるが、雪男としての体質？のせいで忌避感がある。
大停止後は周囲の温度が-10℃ほどされる程度に落ち着いたらしい。
それでも長年抱えてきた忌避感は簡単には拭えず、人混みの免疫が著しく低いので山奥で静かに暮らしている。

東京は生きているだけで金がかかるので、山でものひろいをし、素材や加工品を売っている。
また、東京は暑いようで、夏場は市女笠を脱いで自分の体質に感謝することも増えてきた。

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