リョウジ
プレイヤー:赤執事
- 分類名
- 呪い
- 出身地
- ?
- 根源
- 自罰/遺恨
- 経緯
- 復讐
- クランへの感情
- 居場所
- 住所
- 都下北ブロック
- 強度
- 0
- 耐久値
- 20
- 能力値
-
- 身体
- 4
- 異質
- 6
- 社会
- 2
- 特性
-
- 《不定形の肌》
- 《おそろしき》
- 《魔道の祖》
- 《犯罪者》
マギ
名称 | タイミング | 対象 | 条件 |
---|---|---|---|
《心血の刃》 | ダメージ増加 | 単体 | 2〜7 |
お前の【耐久力】を任意の点数減らす(最大でお前の【身体】点まで)。対象が与えるダメージを[減らした【耐久値】]点増やす。ラウンドに2回使える。 | |||
その他(設定・メモなど)
人の形を取っている黒い影のマモノ。正確にいえばその影は人間の「呪い」が集まったものであり、彼自身が強力な呪いそのものである。
存在としては無限に質量のある影であり、およそ人間の形をしている。やろうと思えばおそろしい姿にも変貌でき、武器も生成できる。
もっとも、基本的には人型で固定されており、印象としては真っ黒い人影。それでもおそろしく感じるのは彼自身の性質であろう。
マモノとして生まれ落ちた時から彼は自分自身を生み出したすべてを呪っていた。呪って、殺して、ひたすらに恨み続けた。
彼自身が強力な呪いであるから"それ"は数多の人間を殺し、彼自身も殺戮を繰り返し、彼は「呪いという災厄」になった。
そして彼はいつしか「■■■」として畏れられ、崇拝されるようになった。それすら、彼にとっては恨めしかった。
だがある時、彼の呪いを受けてなお彼に笑いかける女性が現れた。
人間のおぞましいところばかりを見てきた彼はその時生まれて初めて、人間の優しさというものを知ったに違いない。
今まで誰かを呪うことしかしてこなかった災厄のようなマモノは恋を知って、人間を愛することを覚えた。愛の味を知ってしまった。
そして彼女に名を与えられたその瞬間、彼のおもな姿は人間に固定されてしまったのだ。
自分がそうありたいと己が望んでしまったから、彼女を愛してしまったから、彼女に、あるいは彼自身に"呪われて"しまった。
もしかすると彼女もまた何かしらのマモノだったのかもしれない。だがそれを確認する術はもうない。
ある時彼女は彼を庇い、あるマモノに殺された。
その時彼は誰より彼自身が唯一愛するものを奪った世界を、そのマモノを呪った。今までで一番おそろしく、強く呪った。
その事実が根本的に呪いそのものである彼をより歪に、強力に、そしておぞましくさせている。
だが彼女に与えられた彼は、どうしようもない己の悍ましさも知ってしまった。
なぜならもとは自分が彼女を愛さなければ、いいや、"呪わなければ"こうはならなかったはずなのだ。
彼の愛という呪いこそが彼女を殺してしまった。
世界を許さない彼と、自分を許さない彼。別種の呪いによって構成される限りなく別人で、限りなく同一の彼がひとつの影として存在している。
呪われるから、彼の本当の名を呼んではいけない。だから今は「■■■」ではなく、「リョウジ」と彼女に与えられた名を名乗っている。