マモノ概要

プロフィール

身長

160cm（少女形態時）

体重

ぼちぼちでんな

クランでの立場

店員（看板娘）

味

おいしくはない

基本情報

『猫カフェ ねこみやこ』で看板娘を務めている、招き猫のマモノ。いつも店の入口付近に座り込んでは満面の笑みで客を呼び込み、愛想を振り撒いている。仕事に熱意を持つ優秀な店員ではあるが、店に招き入れるまでが自分の仕事だと思っている節があるため、接客以外の業務、洗い物や裏方の事務といったものはあまり積極的に行おうとはしないのが珠に瑕。猫のお世話はする。
　招き猫としての力は本物で、客と一緒に福を呼び込むこともある。店に訪れた客には何かしら吉事が起こりやすいため、猫カフェのリピーターを産む一助となっている。
　性格は快活でノリがいい。行動力が高く、クランの中では切り込み隊長兼ムードメーカーの役割を担う。様々な物事に軽く首を突っ込みがちだが、その後結果的に上手くいくケースが過半数であり、「とりあえずやってみればなんとかなる」という根拠のない自信も持ち合わせている。好きなものはお金、赤く四角い座布団、白蛇、将来性のあるもの、人だかり、空っぽの鍋。嫌いなものは湿気、対魔の護符。別に嫌いではないが対立的な立場にあるとしているものは犬。

行動

　彼女に何か用があるなら、大抵の場合『猫カフェ ねこみやこ』の店頭に向かえば会うことができる。冷やかしでも追い出されはせず、話くらいは聞いてくれる。他の来客で忙しい場合は別。
　そうではない、オフの日の場合は（編集中）。

身体

　身体変化の心得があり、一般的な置き物としての招き猫の他、普通の白猫、または「招く」ことに適した身体に変身できる。置き物としての招き猫が元々の身体ではあるものの、普段は少女の身体で過ごしている。魔術師や忍、札使いの間では“術”と呼ばれることが多い変化だが、これはマモノとして会得している特性に属する。

「“相手が求めているもの”に変身することもできるぞ」

「猫の前で変身すると……大抵は猫じゃらしかツナ缶になるにゃ」

経歴

　元々はただの置き物の招き猫であり、何十年もの間様々な店の門に置かれては、客を招き込んできた。最近になって（“大停止”がきっかけで）自由に動ける変化の身体を手に入れたことにより、これからは誰かに置かれるだけでなく、今度は自分から福招きを行う店を選んでみようと思い立ったのだ。

入力項目

根源：招福

　基本的には店に客を呼び込むことを幸福とする。しかし、マモノとしての根本には「招き入れる」ことそのものを是としている面もあり、客であろうがなかろうが、相手が何であれ、来る者拒まずのウェルカムスタイルである。「排他」とは対称的な存在である。

経緯：ずっといる

　経歴の通り、招き猫としてずっと日本で過ごしてきた。その場所が常に東京だったかどうかは定かではないが、何かきっかけがあって自らの意思で東京入りしたわけではない。変化により受肉を果たしたのは東京内部での出来事である。

クラン『猫カフェ ねこみやこ』への感情：ねこかわいい

　猫がかわいい。

特性

異質：《開運招福》

　招き猫の本懐。
「自分が渡る横断歩道の信号が全部青になる」「落としたポッキーの袋の中身が奇跡的に一本も折れていない」などのことを実現できる。
　本質的に「良いことを起こす」ことに長けた加護であり、「悪いことを防ぐ」ことには向いていない。

「試験でいい点を取りたくて私のところにやってきた？」

「それじゃあ、本番のマークシートをここに持って来るんだにゃ。それか、開運のお守りを500円で買うにゃ？」

社会：《看板猫娘》

　看板娘としての愛嬌を武器に立ち振る舞い、場を乗り越える。時には変化の力も使う。
　これは招き猫として福を招く異能ではなく、自身の容姿と積極性で相手 を篭絡する と友好的に接する 力業 対人戦略である。
「少女の姿で擦り寄り対象との会話を試みる」「猫の姿で会話の脇に丸まり盗み聞きをする」などのことができる。

「お兄さん。大切な情報は『然るべき相手に』『然るべき値段で』渡すべきにゃ」

「今なら“色”も付けといてあげるからにゃ。私の言っていることが分かるかにゃ？」

社会：《過去の追憶》

　猫カフェに勤務し始める前の、様々な店の店頭に置かれていた時代の頃を追憶し、知識を引き出す。
「とある職業に関するにわか程度の知識を語る」「引き込みたい客層にウケるための秘訣を思い出す」などのことができる。

「そうそう。昔は小学校教員の机に飾られていたことがあって」

「……待った。今思えば、そこは商売繁盛関係なくないかにゃ」

身体：《猫耳》

マギ

《福招き》

　福を招く。そのまんま。普段は意識せずとも周囲で何かしらいい事が起こるのに対し、こちらは意図的に狙った幸運を実現させようと力を発揮するマギ。より強引かつ瞬間的に、因果の書き換えとも取れる事象を起こす。世界や現実を“自在に”操るのはいわゆる神の所業であり、一介の猫程度がうかつに踏み込んではいけない領域のため、発動後はキツい反動が待っている。

「これはできるできないの話じゃないにゃ。あんまりやっちゃダメなんだにゃ」

「一度成功させると、叶えた幸運の三倍の不運に見舞われるのにゃ」