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ケルト神話における某英雄。その《うつくしき》輝く貌を、本来は妖精の祝福であるほくろを、《不幸の象徴》として後悔している側面が形を生したもの。強い後悔ゆえにほくろの妖精力(のろい)は減じている。

かつての自分を後悔しているが、今ここにいる以上、とりあえず今を生きなければならない。東京には来たが生活をどうするか……という時に、クランのリーダーに拾われた。その後はクランとしての所属先を含めてあちこちのバイトを《かけもち》しながら、生きる理由を探している。

《武の化身》と言うべき戦闘力は健在ながら、東京では殺生は許されないため、かつての二剣ニ槍はニ棒ニ棍とでも称すべき変則的なものとなっている。例えばバイト掃除中にT字箒で悪漢を制圧する。

今のマモノとしての彼はアイルランドにて出現したが、早々に東京に行くことになったため、現代社会におけるアイルランドのことはよく知らない。また東京に来る時に、かつての名前を名乗ることを止めた。“輝黒”は東京に行くのだから東京で馴染む言葉を使ってみようと、自分を象徴する言葉の日本語訳である“輝く貌”と“黒子(ほくろ)”から一文字ずつ取ってみたもの。

精神と肉体は成人済だが、“出現”してからそう日は経っていない。

いくつかのシナリオを経て自身の呪いと向き合ったり、体を一層鍛えたりした。

台詞

・根源について
「多くは語りません。ただ、後悔しているとだけ。二度と繰り返さないように。それが今の私の誓いです」

・経緯について
「後悔はしています。でも恨みはありません。そうするエネルギーは尽きてしまったのか、今の私には最初から無いのか……それでも、前に進むしかなくて。けれど、理由や決意なく進むのは難しい。……だから、東京(ここ)に来てみました。何か、進めるきっかけがあるかもしれないと」

・クランリーダー(絢魚)について
「恩人です。あ、その、絢魚さんは人間でなくマモノですが……言葉として、そう表現する方です。私が東京に来たばかりの頃、生活をどうすればいいのか途方に暮れていた時に声をかけて頂いて。今も色々と世話になっています。……ええ、そうですね、足を向けて寝られない、という相手です」

・クランメンバーについて
(トライフルについて)
「とても働き者の方です。種族特性もあるでしょうが、その中でも特に仕事が丁寧だと思います。それと、これは私の勝手なのですが……どこか家族のような親しみを感じています。かつての私の養父が妖精神だからでしょう」

(マリスについて)
「気まぐれなところはありますが、そこは私の故郷にいた妖精とも通じるので特に不快とは思いません。それに、芯は情が深い方だと思うのです。呪うという行為はかなりエネルギーを使いますから、ね」

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