その他（設定・メモなど）

書物に記述される生きた情報。

ソレは〈大停止〉と同時に、東京の図書館で発生した。ソレは自我を持たず、しかし空腹を満たすために図書館内の蔵書に含まれる情報を食べ漁った。やがてソレは、多くの情報を取り込んだことで自我に目覚めた。そして、ソレはそれまで得てきた情報の中で最も多く記述されていた存在である、ヒトのカタチを真似た。
ソレの食欲はとどまるところを知らなかった。ソレは図書館に収められた書物をすべて平らげると、やがて外の世界に歩み出した。
外の世界は全く未知の情報の海だった。ソレは初めて、自分以外のマモノと出会った。名前を尋ねられたソレはしばらく考えたあと、コトハと名乗った。そうしてコトハはその存在をこの世に記した。

書物を操る力を持っている。その力で無数の紙を操りヒトのカタチを真似ている。ただし紙なので水に弱いし脆い。

好きなものは、本、特に旅行記。
嫌いなものは雨。